QAZのつれづれ日記

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日本のコンクールに上位入賞する世界のマンドリニスト

2014年02月01日 | 音楽

日本のマンドリン独奏コンクールに海外のマンドリニストが上位入賞するケースが増えています。
1968(昭和43)年に始まったJMU主催の日本マンドリン独奏コンクール、2005(平成17)年に始まったARTE主催の大阪国際マンドリンフェスティバル&コンクール、この国内二大コンクールについて外国人マンドリニストの上位入賞記録をまとめてみました。

日本マンドリン独奏コンクール

第15回(1996.10.13)
・1位 Ariane.Zernecke(アリアーネ・ツェルネッケ)(1974年-、ドイツ)

(写真:JMU本部会報No.145)

第23回(2012.10.07)
・1位 Ekaterina Mochalova(エカテリーナ・モチャロワ)(1988年-、ロシア)
演奏例はここ

・2位 Alexandra Kotkova (アレクサンドラ・コトコワ)(1985年-、ロシア)
演奏例はここ

大阪国際マンドリンフェスティバル&コンクール

第1回(2005.10.08)
・1位 Natallia Korsak(ナターリァ・コールサク)(ベラルーシ共和国)


第3回(2007.10.06)
・1位 Sabine Marze-Valet(サビーヌ・マルセ ヴァレ)(フランス)
演奏例はここ

・2位 Anne Wolf(アンネ・ヴォルフ)(1987年-、ドイツ)


第6回(2010.10.10)
・2位 Kseniya Vechar-Kavalevskaya(セーニャ・カバレフスカヤ)(1981年-、ベラ
ルーシ共和国)

・同点2位 Uladzimir Karalchuk(ウラジミル・カラルチャク)(1958年-、ベラルーシ共和国)

第7回(2011.10.08)
・1位 Alexandra Skroznikova(上記コトコワさんと同じ人、写真前出)
・3位 Rada Krivenko(ラダ・クリベンコ)(1982年-、ロシア)
演奏例はここ

第9回(2013.10.05)
・1位 Ekaterina Mochalova(写真前出)

大阪国際の第2、4、8回は独奏コンクールは無く、また第5回は外国人の上位入賞は該当無しでした。
大阪国際第1回1位のナターリァ・コールサクさんの楽器は鈴木製、副賞として野口マンドリンを贈られとても喜こばれたそうです。
ベラルーシ共和国は日本にとってあまり馴染みのない国ですが1991年旧ソ連から独立、首都はミンスク、ロシアの西隣に位置しチェルノブイリ原発事故で特にひどい汚染を受けました。
なお次回第24回日本マンドリン独奏コンクールは2014年10月19日開催予定、第10回大阪国際についてはまだアナウンスされていないようです。

因みに海外の主要なマンドリン独奏コンクールには
・ドイツシュヴァインフルト国際マンドリン独奏コンクール
・ロシア北方杯国際民族楽器独奏コンクールマンドリン部門
・ラファエレ・カラーチェ国際マンドリン独奏コンクール(イタリア)
・ドイツザールランド州ヨーロッパ国際マンドリン独奏コンクール
・ヨーロッパギターマンドリン協会(EGMA)主催ヨーロッパマンドリンコンクール
・ルクセンブルク国際マンドリンコンクール
などがあるようです。

世界の若いマンドリニストの活躍に大いなるエールを送りたいと思います。

関連ブログ:
ロシアの若手マンドリン、ドムラ奏者 (2012.12.20)


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