（１）では動画、音楽の取り込みと編集に関するソフトを取り上げましたが、続きとしてここではドキュメント、図形関係のソフトを見てみたいと思います。
■ PDFファイルの編集 pdf_as
PCにはPDFファイルの閲覧ソフトとしてAdobe Readerがインストールされていますが、有料版のAdobe Acrobatに比べて機能が制限されていてPDFファイルの結合、分割、追加、抽出、回転などができません。
これらを可能にするフリーソフトの一つにpdf_asがあります。
これは一つ持っていれば大変重宝します。
■ 画像連結 Jtrim
最近はA3対応のプリンタも出てきましたが、大抵はA4までです。
A4より大きい、例えばA3やB4大の画像のコピーやレコードのジャケットのスキャンをしようとする場合プリンタからはみ出してしまいますから、画像を分割して取り込み、あとでつなぎ合わせたのちA4に縮小するという面倒な作業が必要になります。
Jtrimはこんなとき使用する画像連結ソフトです。
レコードジャケットの例(左の4枚を右1枚に合成)
ワードなどでも切り貼りできなくはないですが専用のソフトのほうが使い勝手が勝ります。
■ 台形画像の矩形化 JIMP
長方形や正方形のものを斜めからデジカメで撮影しますと台形に歪んでしまいます。
光の反射の加減や自分自身が写り込んでしまうのを避けるなどのためやむを得ず斜めから撮らなければならない場合、あとであたかも真正面から撮ったかのように台形画像を元の長方形あるいは正方形に修正するソフトです。
JIMPは高価な有償グラフィックソフトにも引けをとらない多機能、高機能な画像処理ソフトでとても使いこなし切れません。
矩形修正はこのソフトのごくごく一部の機能です。
画展で人ごみなどのため絵を真正面から撮れなかった場合でもあとで修正できますので大変便利です。
ツールボックスの中の遠近法を使います。
■ 画像背景の透明化 PictBear
これも持っておくと大変重宝するソフトです。
(背景透明化前)
(背景透明化後)
画像をgifファイルにしてPictBearに取り込みイメージ→パレット→透明色の設定で透明にする背景の色を選択します。
jpg画像のgifへの変換はペイント(スタート→すべてのプログラム→アクセサリ→ペイント)で可能です。
元々の背景に中間色の色がついている場合などうまくゆかないこともあります。
関連ブログ：
・役に立つアプリケーションソフト（１） (2015.04.17)