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いろはに笛ッセイ22~ら~ランニング

2012-04-11 20:04:44 | いろはに笛ッセイ
ランニングなどとおよそ健康に悪いものは私はしないのです。いやこんな言い方では誤解を生みます。βエンドルフィン(脳内麻薬)が分泌されるかされないかのことなのです。私の場合走ってもどうも脳内麻薬はでてこないようで、どうも再度走ろうとは思わないのです。逆に自転車50キロくらい走ると、どうも脳内麻薬が出てくるようで、また乗ろう、となるわけです。脳内麻薬が出てくるような行為であれば健康に良い、と言うことなのでしょう。楽器もまったく同じだと思うのです。憧れの楽器を手に入れてガンガン練習してもβエンドルフィンが出てこないとどうも続かないしうまくはなれないのかもしれません。朝から晩まで吹いてみたい、早く明日の朝になって練習をしたい、と言うようになればβエンドルフィン洪水になっているに違いありません。ある世界的ピアニスト(女性)はこう言っています。「私は口紅1本持っていない。そんな時間さえもったいない」彼女の脳はβエンドルフィン洪水に違いありません。当の私はどうか?「今週末本番だから練習しなくちゃ、でも金曜日にやっておけばいいか?」だめだこりゃ。
ランニングは自分にとって健康に悪い、でも歳も歳だし、何かやって鍛えないと、と思っていたらよい方法を見つけました。ためしてガッテンでやっていたスロージョギング、そして後ろ向き歩き。これはふくらはぎから太ももまでがっちり鍛えられそうな感じです。
それから今年はマウンテンバイクの年。ここ信州伊那には日本一のMTBコースがあるのです。

いろはに笛ッセイ21~な~鳴らしてみせようホトトギス

2012-04-10 21:34:54 | いろはに笛ッセイ
ケーナはまあ適当に作っても結構鳴るのです。でもオカリナ型の笛はなかなか鳴ってくれないのです。たまたま良い音がするものが出来たとして、それとまったく同じように作っても、同じようには鳴ってくれないのです。鳴らぬなら鳴るまで待とうホトトギス、と言うわけにはいかず。鳴らぬならストーブに放り込んでしまえ、ではもったいない、鳴らぬならそれでいいじゃんホトトギス、で済ませてしまえばいいのですが、それでは商売になりませぬ。だから鳴らしてみせよう、となるわけなのですが。あっち削りこっち磨きしても音は段々悪くなってしまうのがおちなのです。結局大量の不良品が薪ストーブに放り込まれるのです。ある著名なオカリナ奏者は何十個オカリナを焼いても出来のよい数個をとっておいて残りは全部割ってしまうそうな。熱烈なファンがそのかけらを集めてジグソーパズルよろしく組み立てて接着剤で固めた、と言う涙ぐましいことをした、と聞いたことがあります。それはともかく、鳴らぬなら原因があるはず、と胴体の形状を変えたり、歌口をもう一工夫、塗料の塗り方を慎重に、など一つ一つ改良して研究していくのです。そこには理屈など微塵もなく、まったく手さぐりの世界なのです。職人技とはこうして磨かれていくのだろうけれど、なんだか鳴らぬならそれでいいじゃん、になってしまいそう。これじゃ特許も取れんワイ。

いろはに笛ッセイ⑳~ね~ネアンデルタール人

2012-04-09 07:54:22 | いろはに笛ッセイ
骨製フルート、世界最古の楽器と判明、ナショナルジオグラフィックニュースによると、ハゲワシの骨でできたフルートがヨーロッパの洞窟で発見されたがそれは世界最古の楽器らしい。ヨーロッパでは骨の笛からいろいろな楽器がコツコツと発達してきたのですね。私もペルーでコンドルの骨の笛を買ってきましたが、作りも大きさもよく似ていることに驚いたのです。さらに嬉しいことに『ヨーロッパに定住した初期の現生人類(ホモ・サピエンス)は文化レベルを向上させて生き残り、同じヨーロッパに分布していた近縁のネアンデルタール人(ホモ・ネアンデルターレンシス)は絶滅の道をたどった。その差を生んだ文化の1つが音楽だったのかもしれない』との事。うーん、そうか、音楽あるなしの違いで、そんな違いが出てくるのか。ロシアの作曲家カバレフスキー(だったと思うけれど)は「音楽なんて糞みたいなものさ」と知人に語っていたそうで、そうだな、オレの音楽活動も糞に毛の生えた(混じった?)様なものかいな??と思っていたのですが、そう、考えてみれば、うん、まんざらでもないかも知れん。糞もうまく発酵させてやれば立派なコヤシになりますからな。その発酵菌の如何によりますけれど。まあ、考えてみればこの世界には競争と言う概念を持ち込みづらい、と言うところがいいのかもしれません。あるのはせいぜい嫉妬くらいなもので、あいつ、オレよりもはるかに立派な音でケーナを吹きやがる、で終わってしまうところがいいのです。抹殺してやれ、と言うところまでは行きようが無い。じゃあオレは横笛で花を咲かそう、横笛がだめなら斜め笛だ、(結局ハナ笛になったのですが)といろいろな方向に発展していく、多様性が広がって行く、のでしょうか。争いのない“競奏”が平和につながって行くのです。(ちょっとカッコつけました、あはは)ネアンデルタール人も笛の一つくらい作ればよかったのに。
それにしてもホモサピエンスは骨で作った笛でどんな曲を吹いていたのだろう?

いろはに笛ッセイ⑲~つ~つるっぱげ

2012-04-08 21:20:01 | いろはに笛ッセイ
30歳前後から頭頂部が薄くなり、これはやばい、と言うことで洗髪方法を変えたり頭マッサージをしたり、ア○ランすの無料相談を受けたりと、でもどれも効果がなく、20年くらい経てばツルッパゲか、と覚悟を決めたのですが、50の現在かろうじてバーコードの一歩手前で粘っている状態。頭頂部が少し薄いだけでも舞台で照明があたると見事に光ってしまう、その写真を見たときの衝撃の大きさと言ったら・・・。ツルッパゲが楽器と何の関係があるのかというと、何も関係は無いのです。が強いて共通項を挙げるとすると「諦めが肝心」と言うことでしょうか。禿げてくるのはもはやまったく仕方がないことと諦めたほうがむしろ気分がいいのです。楽器もしばらくやって相性が悪いと思えば、諦めが肝心。諦めと言うとネガティブな感じですが、「あきらめ」の本来の意味合いは「明らめ」つまり明らかにすること、なのだそうです。楽器を始めたいのですが、と言う人には「やれば出来ると思います。でも諦めも肝心です」と答えるのです。が「明らめ」の視点からいうと、その楽器よりもっと相性の良い楽器(あるいは他のもの)があるはずだから、うまくいかない楽器はさっさとやめる、という方法もあるということです。楽器に限らず何でもそうだと思いますが、「好きでたまらない+100×100練習をすると確実に効果が上がる」のセットがあれば相性は抜群と言うことでしょう。「明らめが肝心」

いろはに笛ッセイ⑱~そ~そろそろソロもできるようにしないと

2012-03-30 19:07:41 | いろはに笛ッセイ
私はもともとソロで、つまり一人で演奏をするという形を続けてきましたが、相棒のハープ弾きはなかなかそういうわけにはいきません。いつ何時、一人で舞台を務めなくちゃならん時が来ないとも限らないから、対応できるようにしておかなくちゃ、と前から口をすっぱくして言っているのです。ただ単一の楽器で長時間観客をつなぎとめておくのは至難の業。そこで提案したのです。足でハープを弾きながら笛を吹いたらどうだい?足で自由自在にピアノを弾ける人もいるのだから、ハープもできるだろう、と。これやったらテレビ局からの引き合いもあるだろうし・・・
古今東西、一人で同時にいくつもの楽器を奏でたいと言う人は多かったようで、ピアノに打楽器をくっつけたり、ギターにパンフルートをくっつけたり、2本の楽器を同時に吹いたりと、世の中にはいろいろなものがあるようです。二つの楽器を同時に奏でる、難しいように感じますが、意外と簡単なのですよ、練習さえすれば。2本のリコーダーを同時に吹くとすごいですねえ、と言われますが、リストの超絶技巧練習曲を弾くピアニストに比べればヘのカッパなのです。さあ、足でハープを弾く練習をさせなくちゃ。