始めるんじゃなかった、と必ず思うハメになるもの、それがレコーディングというやつなのです。たかだか3分の1曲さえも完璧に仕上げられない、何度も録り直ししているうちにどつぼにはまっていく自分に気が付きいやになり、そんな事を繰り返し、こんなものかと最後は諦めて一番マシなテイクで手を打つのです。基本のABもできていないうちにCD録音したってこうなるのは目に見えてるさ、こんなCD作っても資源の無駄使いか?とおもいながら。さて録音したばかりの演奏は、実は聴くに耐えないのです、がさがさな音で。そこにリバーブという残響効果のお化粧をかけるとあら不思議、とたんに名演奏に聞こえるのです。がさがさでも厚化粧を施せば美しくなる。とここまでで書いたら、カミさんが画面を覗きながら、「どうせ私もそうなんでしょ」と。いやあ美しくなるかはどうかなあ?、なんて言おうものなら恐ろしい目に遭うのでひたすら沈黙。始めたのを公開しつつも、絶大な“お化粧効果”で自らを自己満足させながら半年くらいかけて何とかレコーディングを終えるのです。出来上がったCDには2500円と言う法外(?)な値段をつけたものの、うーん、この間ディーリアス作品集18枚組4500円で買ったけれど、1枚あたり250円か。今触手が動いている「カラヤンEMIレコーディングス」は71枚組9600円、1枚当たりたったの135円じゃないか。そんなCD激安時代に2500円で売って良いのだろうか???ま、いいか。
今までCDを2枚作ったのですが、さらにもう1枚と言う構想もあります。やめておけばいいものを、とは思うものの、次は全部あるみかんの作品集、ある素敵な写真集を見ながらの作曲、今のところ5曲、編曲、味付け、録音、先は長~いのです。レコーディングと言うものはある意味「身の程を知る」良い機会なのですがまだ懲りていないのですな。
今までCDを2枚作ったのですが、さらにもう1枚と言う構想もあります。やめておけばいいものを、とは思うものの、次は全部あるみかんの作品集、ある素敵な写真集を見ながらの作曲、今のところ5曲、編曲、味付け、録音、先は長~いのです。レコーディングと言うものはある意味「身の程を知る」良い機会なのですがまだ懲りていないのですな。
