ホイQ、ケーナ、フルート、鼻笛、ニンジンチクワ笛、ギター、チャランゴ、各種パーカッション、ラッパ、などなどいろいろな楽器を演奏するのですが、一つとして極めたものがないのです。フルートでバッハが吹ける訳でも無し、ギターでアルハンブラが弾ける訳でも無し、バンドでドラムセットがたたけるわけでも無し。もし一つに集中してきたのだったら今頃名手になっているかも、と妄想もするのですが、それはありえない話です。ちょっとずつかじるのが私の脳の構造なのでしょうから仕方がないのです。うちのカミさんもたくさんの楽器をやるのです。ハープ、オートハープ、ホイQ、ケーナ、シンセサイザー。でも一つとして極めたものはありません。その能力をまとめて「ケーキ大食い競争選手権」につぎ込んでいたのなら、今頃アスリート級になっていたに違いありません。でも一つだけ褒められるものがあるのです。楽譜が読めない代わりに曲をすぐ覚えてしまえますし、旋律を覚えればコード進行もすぐわかってしまう、と言う私には全くない能力をもっているのです。この能力に楽譜が読める能力も備わっていたらなあ、と思っても、それはどだい無理な話なのです。才能がある、とかない、とか言いますが、一人の人間のもっている全ての能力の指数の総計はどの人間も一定なのではないか、と思うのです。つまり飛びぬけて優れた能力の持ち主でもその能力を他の部分に埋め合わせをすれば、平均的な人間になる、と言うこと。そんな事はない、才能のある人間は他の部分も優れているのだ、というお叱りの声が聞こえてきそうですが。笛師九兵衛・・・サルバンドを作る才能-社交性の無さ=0
