スマートフォンブログ 『2012年に10%』

スマートフォンの未来を探るべくGALAXY Tabを使ってみる。
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パソコンとスマートフォン

2010-06-05 12:59:10 | 業界
アップルとマイクロソフトが、WSJ主催のイベントD8で
これからの「パソコン」の行方について語った。(※1・2)

まずはジョブズの攻撃。

■米アップル社のスティーブ・ジョブズCEO(6/1)
「パソコン需要はいずれ減少する」
「パソコンはトラックのようだ。
(様々な荷物を運べるが)すべての人には必要ない」
「車が様々な形に発展したように、パソコンも残る」が、
「スマートフォンやiPadのような製品が主流となる」
「PCを必要とする人は何人かに1人だけになる」

そしてバルマーの反撃。

■米マイクロソフト社のスティーブ・バルマーCEO(6/3)
「パソコンの形や技術が進歩し、定義が変わっても、
 汎用性の高いパソコンが人々の生活の中核を担い続ける」
「iPadはパソコンの一種だ」
「Windowsを軸にさまざまな機器を連携させる戦略で反撃する」

当然、言っていることは両者間違いではない。
問題は、時間軸と形なのだ。

21世紀に入る前から携帯電話文化が進んだ日本では、
「インターネット接続は携帯電話」という中学生・高校生が多い。
このブログをどんな年代の方が閲覧されているかはわからないが、
自分の娘や息子を見ても思い当たる方も多いのではないか。
PC98やDOS/Vの時代からコマンドを打つパソコンに慣れ親しんだ方からすると、
まさに隔世の感があるだろう。

そして、日本以外でも、インターネット・動画・音楽・MMSが楽しめる
iPhoneやAndroid端末が急速に普及しつつある。
早晩、日本と同じような状況になるのだろう。

そう思うと5年ほどは従来の「パソコン」が担う役割は変わらなさそうだ。
ただ、5~10年ほど経つとどうか。

また、キーボードとディスプレイのある「パソコン」だけが、
「パソコン」であり続けることもないのだろう。
ジョブズ氏が言うように、車はトラックだけではないのだ。
SUVもロードスターもワゴンも軽も、
それこそセグウェイも車椅子も「車」であるように、
「人やものを運ぶ」という機能さえあれば「車」だ。

「パソコン」も「情報や演算結果を提供する」という機能さえあれば、
ありとあらゆるものが、目に見える形で見えない形で、
たとえば医療で使うカルテも「パソコン」になるのだろう。

この劇的な技術と生活の変化の時代の先を、
少しでも長くともに歩みたいと思う今日このごろ。

(※1)日本経済新聞 2010/6/4(3版)
(※2)ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 D8

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