NTTドコモ副社長の辻村氏は、2012年3月14日、「Mobile IT Asia」の基調講演で、
真の4Gサービス「LTE-Advanced」の開始時期に言及した。(※)
「真の4G」とはなんだろうか?
調べてみるとなかなか面白い。
「G」は「Generation=世代」。
1Gは、アナログ携帯電話で主に使われた通信規格。(FDD-FDMA-FM等)
2Gは、デジタル携帯電話で主に使われた通信規格。(FDD-TDMA(PDC、GSM)、FDD-CDMA(cdmaOne))
3Gは、デジタルのIMT-2000規格。(W-CDMA(ドコモのFOMA等)、CDMA2000(KDDIのWIN等))
ここまでは順番通り。
「次」が「4G」かと言うと、どうもそうではない。
いわゆる「3.9G」というものがあり、LTEやモバイルWiMAXが該当する。
サービスとしては、ドコモのXiや、KDDIのWiMAXが含まれる。
この「3.9G」を世界的には「4G」と呼称しだしているようで、
ソフトバンクなどもLTE対応のサービスを「ULTRA WiFi 4G」としている。
で、今回の話題は「真の4G」ということで、
まさにこれから普及しようとしているLTEやモバイルWiMAXの「次」の話。
■仕様
通信速度は下り最大1Gbps
■スケジュール
2015年度末まで LTE-Advancedの開発完了
2016年度以降 サービス開始
■有望なサービス
モバイル分野の動画サービス
映像コンテンツ配信、観光・教育・医療分野でのライブカメラ活用
低遅延特性を活かしたリアルタイム性の高いクラウドサービス(通訳電話等)
■背景
コンテンツの大容量化に伴うトラフィックの爆発。
2009年→2010年→2011年 倍々(約4倍)
2011年→2015年 12倍
この爆発を吸収するための方法の一つ。
LTE導入=3Gの3倍のキャパシティ。LTE-Advancedでさらにキャパシティを増大。
周波数帯域増加=2015年には2倍に増加。700MHz、800MHz、900MHz、1.5GHz、2.0GHz。
Wi-Fiへのオフロード=2倍に増加。docomo Wi-Fiを現在7000カ所から9月末までに3万カ所に増加。
■ドコモの目標
2015年度 Xi3000万契約(2012年2月177万)
2015年度 ドコモスマートフォン契約数4000万契約(2011年度1020万)
この記事だけ読むと、ユーザの利便性の向上というお題目よりも、
震災でクローズアップされた「社会インフラの安定性」をいかにして担保するか、
という通信会社の「切迫感」が「真の4G」導入の原動力のように感じる。
たった3年後。
どんな世の中になっているのだろう。
このブログはたった3年前、2009年4月に始めた。
当時は「2012年には携帯電話の販売のうちスマートフォンが10%を超える」なんて、
ましてや「2011年のうちに10%を超える」なんて、少なくとも筆者は考えていなかった。
この3年に匹敵する変化があるのだろうか。
今からワクワクする。
(※)ITmedia 2012/3/14
真の4Gサービス「LTE-Advanced」の開始時期に言及した。(※)
「真の4G」とはなんだろうか?
調べてみるとなかなか面白い。
「G」は「Generation=世代」。
1Gは、アナログ携帯電話で主に使われた通信規格。(FDD-FDMA-FM等)
2Gは、デジタル携帯電話で主に使われた通信規格。(FDD-TDMA(PDC、GSM)、FDD-CDMA(cdmaOne))
3Gは、デジタルのIMT-2000規格。(W-CDMA(ドコモのFOMA等)、CDMA2000(KDDIのWIN等))
ここまでは順番通り。
「次」が「4G」かと言うと、どうもそうではない。
いわゆる「3.9G」というものがあり、LTEやモバイルWiMAXが該当する。
サービスとしては、ドコモのXiや、KDDIのWiMAXが含まれる。
この「3.9G」を世界的には「4G」と呼称しだしているようで、
ソフトバンクなどもLTE対応のサービスを「ULTRA WiFi 4G」としている。
で、今回の話題は「真の4G」ということで、
まさにこれから普及しようとしているLTEやモバイルWiMAXの「次」の話。
■仕様
通信速度は下り最大1Gbps
■スケジュール
2015年度末まで LTE-Advancedの開発完了
2016年度以降 サービス開始
■有望なサービス
モバイル分野の動画サービス
映像コンテンツ配信、観光・教育・医療分野でのライブカメラ活用
低遅延特性を活かしたリアルタイム性の高いクラウドサービス(通訳電話等)
■背景
コンテンツの大容量化に伴うトラフィックの爆発。
2009年→2010年→2011年 倍々(約4倍)
2011年→2015年 12倍
この爆発を吸収するための方法の一つ。
LTE導入=3Gの3倍のキャパシティ。LTE-Advancedでさらにキャパシティを増大。
周波数帯域増加=2015年には2倍に増加。700MHz、800MHz、900MHz、1.5GHz、2.0GHz。
Wi-Fiへのオフロード=2倍に増加。docomo Wi-Fiを現在7000カ所から9月末までに3万カ所に増加。
■ドコモの目標
2015年度 Xi3000万契約(2012年2月177万)
2015年度 ドコモスマートフォン契約数4000万契約(2011年度1020万)
この記事だけ読むと、ユーザの利便性の向上というお題目よりも、
震災でクローズアップされた「社会インフラの安定性」をいかにして担保するか、
という通信会社の「切迫感」が「真の4G」導入の原動力のように感じる。
たった3年後。
どんな世の中になっているのだろう。
このブログはたった3年前、2009年4月に始めた。
当時は「2012年には携帯電話の販売のうちスマートフォンが10%を超える」なんて、
ましてや「2011年のうちに10%を超える」なんて、少なくとも筆者は考えていなかった。
この3年に匹敵する変化があるのだろうか。
今からワクワクする。
(※)ITmedia 2012/3/14
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