米Apple社は自社製品を供給する際のポリシーを、
まずは1国1キャリアから1国マルチキャリアへの変更し、
さらにiPhoneをW-CDMA方式だけでなくCDMA2000方式へも対応させることで、
その販売数を飛躍的に伸ばしている。
日本ではソフトバンクが2009年7月からiPhoneを独占的に取り扱ってきたが、
2011年10月からはauもiPhoneを取扱いだした。
商品がほとんど同じであれば、
必然的に通信事業者としての「力」が問われることになる。
で、その力を示そうとしてどうなったのか?という結果が上の画像である。
両社とも「ウソ」は言っていないのであろう。
そして、両社のプロモーションから次のようなことが透けて見える。
・つながりやすさではauがソフトバンクを圧倒するが、
つながった場合はソフトバンクの方が高速なことがある。
(ソフトバンクはつながりにくいため、
つながりやすさで圧倒するauの方がYouTube動画を早く再生できる。)
・iPhoneを取り扱い始めて2年以上が経つソフトバンクは、
iPhoneストックユーザを抱えているため、auより多くのiPhoneを販売している。
auはiPhoneを初めて買うユーザだけで全体の3割を確保している。
・利用者の満足度は五十歩百歩の水準で、
両社のアンケートの設計(ユーザへの聞き方)次第で生じる誤差の範囲内か。
なんにせよ、土俵はAppleが作っている。
通信事業者が全てを規定してきたと言われる日本の携帯電話業界でも、
メーカーの主導権が強まりつつあることを示す一つの事例だろう。
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