通信事業会社各社は、
2011年年頭所感を発表している。
コメントする内容に今後のスマートフォン動向を占う要素もある。
ちなみに昨年2010年の年頭所感はこんな内容だった。(※)
「→」以下は筆者による簡単な2010年の動きまとめ。
■ドコモ
変革(エリア・LTE・アフター・スマホ・コンテンツ)と、
チャレンジ(動画・パーソナル化・融合・グローバル)
→エリアへの信頼感獲得、12月Xi導入、4月Xperia以降スマホ拡大、
顧客満足度(個人・法人)No.1獲得、と変革部分は成功か。
チャレンジ部分は2012年9000億利益へ向けて種まき中?
■KDDI
多様性の時代に向けた、
通信量に依存しないビジネスモデルの開発(コンテンツ・メディア事業等)。
周囲の変化をキャッチし、営業の最前線から問題解決の糸口を得る。
→じぶん銀行口座数が100万を突破、LISMOを窓口とした電子書籍サービス展開など、
通信量に依存しないビジネスモデルの展開が図られた。
しかし全体としては、顧客満足度No.1からNo.2への転落、スマホの出遅れ、
ドコモへのMNP転出超過と苦戦した一年となった。
■ソフトバンク
新しいライフスタイル、ワークスタイルの提供と、
『デジタル情報革命』の次の30年ビジョンの提示。
→iPhoneに引き続き、iPad、電子書籍、Twitterなど旬な素材を活用。
自前主義の「電話屋」では難しかった、
オープンに技術を取り込む「ネット屋(情報産業屋?)」ならではの動きの速さで業界を席巻。
6月には「情報革命で人々を幸せに」を理念にした新30年ビジョンを発表した。
ただ、「光の道」問題では、利を義で包む難しさを感じさせられた。
■イー・モバイル
イー・アクセスとの経営統合、
事業の単月黒字達成と40Mbps伝送技術の商用化。
→7月にイー・アクセスの完全子会社化、
上期はイー・モバイルの黒字化達成、
12月にはEMOBILE G4(DC-HSDPA規格)開始と、言葉通りの一年になった。
後半は他社のキャッチアップもあったとはいえ、
2009年から引き続き、パソコン・PSP・iPod・DSiセット販売と
モバイルWi-Fiルータ旋風で、データ通信市場を盛り上げ続けた。
■UQコミュニケーションズ
エリア拡充と2段階制料金「UQ Step」で飛躍する。
先行する事業者の背中も見えてきた。
→基地局は2009年末4752局から2010年13000局へ、
契約数は6万から50万超へ、
カード型通信機器以外にWi-Fiルータもラインナップと飛躍を遂げた。
「先行する事業者=イー・モバイル」の2010年契約増加数が80万程度であるため、
まさに「背中も見えてきた」と言える。
ちなみに2010年1月時点では、田中現KDDI社長がUQコム社長だった。
この一事でUQコムの好調ぶりがうかがえる。
ソフトバンクに身売りとなったWillcomと、
目の付け所が面白い日本通信については年頭所感なし。
洗濯終了音がなっているため、更新作業はいったん終了。
次のエントリーで2011年の年頭所感をみる。
(※)参考記事:「通信事業者5社の年頭所感」(ITmedia,2010/1/5)
2011年年頭所感を発表している。
コメントする内容に今後のスマートフォン動向を占う要素もある。
ちなみに昨年2010年の年頭所感はこんな内容だった。(※)
「→」以下は筆者による簡単な2010年の動きまとめ。
■ドコモ
変革(エリア・LTE・アフター・スマホ・コンテンツ)と、
チャレンジ(動画・パーソナル化・融合・グローバル)
→エリアへの信頼感獲得、12月Xi導入、4月Xperia以降スマホ拡大、
顧客満足度(個人・法人)No.1獲得、と変革部分は成功か。
チャレンジ部分は2012年9000億利益へ向けて種まき中?
■KDDI
多様性の時代に向けた、
通信量に依存しないビジネスモデルの開発(コンテンツ・メディア事業等)。
周囲の変化をキャッチし、営業の最前線から問題解決の糸口を得る。
→じぶん銀行口座数が100万を突破、LISMOを窓口とした電子書籍サービス展開など、
通信量に依存しないビジネスモデルの展開が図られた。
しかし全体としては、顧客満足度No.1からNo.2への転落、スマホの出遅れ、
ドコモへのMNP転出超過と苦戦した一年となった。
■ソフトバンク
新しいライフスタイル、ワークスタイルの提供と、
『デジタル情報革命』の次の30年ビジョンの提示。
→iPhoneに引き続き、iPad、電子書籍、Twitterなど旬な素材を活用。
自前主義の「電話屋」では難しかった、
オープンに技術を取り込む「ネット屋(情報産業屋?)」ならではの動きの速さで業界を席巻。
6月には「情報革命で人々を幸せに」を理念にした新30年ビジョンを発表した。
ただ、「光の道」問題では、利を義で包む難しさを感じさせられた。
■イー・モバイル
イー・アクセスとの経営統合、
事業の単月黒字達成と40Mbps伝送技術の商用化。
→7月にイー・アクセスの完全子会社化、
上期はイー・モバイルの黒字化達成、
12月にはEMOBILE G4(DC-HSDPA規格)開始と、言葉通りの一年になった。
後半は他社のキャッチアップもあったとはいえ、
2009年から引き続き、パソコン・PSP・iPod・DSiセット販売と
モバイルWi-Fiルータ旋風で、データ通信市場を盛り上げ続けた。
■UQコミュニケーションズ
エリア拡充と2段階制料金「UQ Step」で飛躍する。
先行する事業者の背中も見えてきた。
→基地局は2009年末4752局から2010年13000局へ、
契約数は6万から50万超へ、
カード型通信機器以外にWi-Fiルータもラインナップと飛躍を遂げた。
「先行する事業者=イー・モバイル」の2010年契約増加数が80万程度であるため、
まさに「背中も見えてきた」と言える。
ちなみに2010年1月時点では、田中現KDDI社長がUQコム社長だった。
この一事でUQコムの好調ぶりがうかがえる。
ソフトバンクに身売りとなったWillcomと、
目の付け所が面白い日本通信については年頭所感なし。
洗濯終了音がなっているため、更新作業はいったん終了。
次のエントリーで2011年の年頭所感をみる。
(※)参考記事:「通信事業者5社の年頭所感」(ITmedia,2010/1/5)
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