パナソニックは2012年3月15日(木)、
スマートフォンで炊飯器にタッチして炊飯設定ができる炊飯器「SR-SX2シリーズ」を、
2012年6月1日(金)に発売すると発表した。
専用アプリケーションをおサイフケータイ対応スマートフォンにダウンロードし、
パナソニックのクラウドサーバーに接続して、
レシピ検索、炊飯設定、レシピ登録等を行い、
スマートフォンを炊飯器にタッチして当該設定情報を炊飯器に反映させる、という仕組みだ。
10万円弱の高級炊飯器ということで様々な「付加価値」が必要、
その中でも旬、かつ、自社製品も存在するスマートフォンとの連携ということになったのか。
ターゲットを想定すると、
結婚を機に電化製品をそろえに来た20~30歳代の若い夫婦が対象で、
ガジェット好きそうな男性側へ最後の一押しをするためにこの機能も説明する、
といった例が想定される。
ほかに先にやることがあるような気もするし、
やるならやるでもっと洗練された使い方ができるようにも感じる。
旬なスマートフォンを使いたい気持ちもわかるが、
数百程度のレシピ情報を炊飯器にあらかじめ記憶させる方が、
よほど利便性が高まりそうな気がするがどうだろうか。
ただ、日本を代表する企業が、
日本を象徴する家電製品にスマートフォンとの連携を模索する今回の事例は、
スマートフォンが「普通のユーザ」にも普及した証左の一つになるだろう。
(※)パナソニック 報道発表 2012/3/15
Panasonic スチームIHジャー炊飯器 ルージュブラック SR-SX101-RK | |
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