スマートフォンブログ 『2012年に10%』

スマートフォンの未来を探るべくGALAXY Tabを使ってみる。
Twitter:@pyon2012

通信事業者の年頭所感2011(これから編)

2011-01-09 08:24:18 | 業界
通信事業会社各社は、
2011年年頭所感を発表している。

コメントする内容に今後のスマートフォン動向を占う要素もある。

先のエントリーでは2010年の年頭所感をもとに、
2010年の各社動向を簡単にふりかえった。

また、スマートフォン観点からみた筆者の各社印象は下記の通り。

○ドコモ   …悩める巨人はベルトコンベヤーに載せられて前へ進む。
○KDDI    …遅刻したかつてのヤンチャはお山の大将を目指す。
○ソフトバンク…iPhoneの親バカお父さんはAndroidの冷たいお義父さん。
○イー・モバイル…データ通信の雄はスマホルータ化で待望の通話も狙う。
○日本通信  …子供のおこづかいでオールフリーな暴れん坊。

次に2011年の年頭所感。

■ドコモ:これからの10年は『モバイルを核とする総合サービス企業』に進化
 ・お客様満足度向上の取り組みの継続
 ・1~2年後はスマートフォンがiモード機と販売数で同程度になる
   →仕事のやり方、端末・サービス開発をスマートフォンにかじ切り
   →トラフィック増へXiエリアの急拡大&XiのWi-Fiルータや端末提供
 ・新サービスの強化(電子書籍サービス、カーナビ、マルチメディア放送)
 ・グローバル展開(成熟国でのコンテンツ協業、成長国でのノウハウ提供)

■KDDI:「ジブンゴト化」でスピードアップ
 ・KDDIの復活には、各部門リーダーが自分の言葉で語る「ジブンゴト化」が必要。
 ・ジブンゴト化に必要な情報共有を進めるには縦と横の情報連携が非常に重要、
  情報を部下に、隣に伝える努力をすることでスピードアップを実現。

■ソフトバンク:30年ビジョン実現への中長期計画立案
 ・ツイッターによる直接対話で、大きな刺激を得た。
 ・30年ビジョン実現に向けた中長期計画を立てる。
  ※筆者注:30年ビジョン
    理念「情報革命でひとびとを幸せに」
    悲しみは「孤独」、喜びは「感動」
    30年後はあらゆるモノが無限大のクラウドと超高速通信でつながり体験が進化

■イー・モバイル:グループ統合で固定とモバイルの融合
 ・イー・アクセスグループの統合を促進
 ・ブロードバンドFMCサービスに積極的に取り組む。
 ・業界をリードする画期的なサービスや商品作りを目指す。
 ・ブロードバンドのナンバーワンとして再挑戦する。

■UQコミュニケーションズ:スピード・料金・エリア全てを磨き次世代インターネットの本命に
 ・2010年度末にエリアは人口カバー率69%、契約数は80万。
 ・2012年度の単年度黒字の達成に向け、質量両面から事業領域拡大(M2M含む)
 ・5月に下り最大330Mbpsの「WiMAX 2」フィールドテスト実施。

Simフリーをウリにする日本通信は、
Simフリー時代を迎えた場合どう動くか?
残念ながら年頭所感がないため不明。


(※)参考記事
   「通信事業者5社の年頭所感」(ITmedia,2011/1/5)
   「携帯3キャリアのスマートフォン戦略を読み解く()」(ITmedia,2011/1/2) 
   「NTTドコモ 辻村副社長に聞く()」(ITmedia,2011/1/1)
   「KDDI 田中社長に聞く」(ITmedia,2011/1/1)
   「【2011年頭所感】ソフトバンク 孫正義社長」(KIGYOKA.com,2011/1/3)
   「【2011年頭所感】イー・モバイル 千本倖生会長」(KIGYOKA.com,2011/1/4)

雑誌特集の2011年予測を4誌ほど読んでみたが、
東洋経済が一番面白かったように思う。

週刊 東洋経済 2011年 1/1号 [雑誌]
東洋経済新報社
東洋経済新報社




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。