1961年
かねて広島カープ入りが内定していた日炭高松の稲尾義文三塁手(22)は、十九日午後、広島市民球場内のカープ事務局で正式契約を行なった稲尾三塁手は身長1㍍77、体重70㌔の大型内野手で、鎮西学院高校卒後、日炭高松に入社、三塁手・四番打者として三十四年と三十六年の都市対抗に出場した。ノンプロ時代を通じての打率は三割、本塁打も十二、三本放っており、白石重役が手首の強いところを見込んで勧誘に成功したもの、なお背番号は48と決まった。
稲尾選手の話 西鉄からも話はあったが広島には古葉さんや宮川さんなどノンプロ時代に試合した人たちがおり、チームカラーも好きなので広島に決めた。守備より打撃のほうに自信がある。とにかく一生懸命やるだけです。
門前監督の話 とりあえず二軍で練習させる。今シーズンは間に合わないが、体もいいので大型内野手として活躍してくれるだろう。
かねて広島カープ入りが内定していた日炭高松の稲尾義文三塁手(22)は、十九日午後、広島市民球場内のカープ事務局で正式契約を行なった稲尾三塁手は身長1㍍77、体重70㌔の大型内野手で、鎮西学院高校卒後、日炭高松に入社、三塁手・四番打者として三十四年と三十六年の都市対抗に出場した。ノンプロ時代を通じての打率は三割、本塁打も十二、三本放っており、白石重役が手首の強いところを見込んで勧誘に成功したもの、なお背番号は48と決まった。
稲尾選手の話 西鉄からも話はあったが広島には古葉さんや宮川さんなどノンプロ時代に試合した人たちがおり、チームカラーも好きなので広島に決めた。守備より打撃のほうに自信がある。とにかく一生懸命やるだけです。
門前監督の話 とりあえず二軍で練習させる。今シーズンは間に合わないが、体もいいので大型内野手として活躍してくれるだろう。