1999年
ヤクルトは29日、米大リーグ、ダイヤモンドバックス傘下の3Aツーソンに所属するリッチ・バチェラー投手(32)=185㌢、88㌔、右投げ右打ち=の獲得を発表した。大リーグ通算5勝1敗。今季はツーソンで4敗12セーブの成績を残している。7月中旬に来日予定。
低迷するチームの最後の切り札が、ようやくそのベールを脱いだ。若松ヤクルトの新外国人選手、リッチ・バチェラー投手(32歳)が7月11日に来日。翌12日には早速、神宮屋内練習場のブルペンで約30球のピッチングを披露した。ストレートにスライダー、シュート、フォーク、チェンジアップ。変化球を自在に操る技巧派タイプで、若松監督は「右のハッカミ―という感じかな」と評価。山本、高津につなぐセットアッパーとしての起用を即決だ。その新助っ人には実は意外な実績があった。「97年のパドレス在籍時、インターリーグでマグワイアと2度対戦、2回とも三振に取ったしグリフィーとも3度対戦、無安打1三振だった」メジャー通算5勝ながら、勝負どころで強さを発揮できるバチェラーは今から楽しみだ。