1968年
サッポロビールの二年間の成績が、二十八勝七敗で、昨年の東京大会では春秋二季にわたって優秀投手に選ばれ「貴重な左の本格派。とくに右打者の内角へ食い込む速球の威力は抜群。一軍で活躍するのは時間の問題だ」と入団当時、首脳陣にべたぼめされた巨人のルーキー大隅が、一軍入りどころか、投手失格第一号で、いまは一塁手で再出発をバットにかけている。ノンプロの優秀投手がさっぱり通用しないのはこの大隅だけに限ったことではないが、大隅は今春のスタート当時からすでに「将来性なし」の烙印。三月中旬に行われた広島との若手のオープン戦(日南)で僅か二回で大量10点をとられたのが失格へのすべり出し。イースタン開幕後も同じルーキー山内(三菱重工)、板東、宇佐美らに先を越され、とうとう六月五日の東映四回戦(東映多摩川)で打者二人に四球二というリリーフを最後に投手を断念、以後は左打ちを生かして一塁手で出たり引っ込んだり。終盤に入って八番を打ったり六番を打ったりしているが、最近五試合の成績は十二打数三安打の一打点。過去、巨人からは投手から転向して成功した選手に王、柴田、国松らがいるが、この大隅がうまく転身できるかどうか。
サッポロビールの二年間の成績が、二十八勝七敗で、昨年の東京大会では春秋二季にわたって優秀投手に選ばれ「貴重な左の本格派。とくに右打者の内角へ食い込む速球の威力は抜群。一軍で活躍するのは時間の問題だ」と入団当時、首脳陣にべたぼめされた巨人のルーキー大隅が、一軍入りどころか、投手失格第一号で、いまは一塁手で再出発をバットにかけている。ノンプロの優秀投手がさっぱり通用しないのはこの大隅だけに限ったことではないが、大隅は今春のスタート当時からすでに「将来性なし」の烙印。三月中旬に行われた広島との若手のオープン戦(日南)で僅か二回で大量10点をとられたのが失格へのすべり出し。イースタン開幕後も同じルーキー山内(三菱重工)、板東、宇佐美らに先を越され、とうとう六月五日の東映四回戦(東映多摩川)で打者二人に四球二というリリーフを最後に投手を断念、以後は左打ちを生かして一塁手で出たり引っ込んだり。終盤に入って八番を打ったり六番を打ったりしているが、最近五試合の成績は十二打数三安打の一打点。過去、巨人からは投手から転向して成功した選手に王、柴田、国松らがいるが、この大隅がうまく転身できるかどうか。
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