1979年
硬式のボールを握りたい一念から、巨人のテストを受け合格したのが伊藤元喜投手(20)である。昨年十月、加藤スカウトから電話で「テスト合格」を知らされて、彼の野球人生は大きく変わった。冷暖房設備のメーカーの日本電装で軟式野球をやっていたがもともと愛媛伊予農高では硬式の投手だった。夢がかなって巨人の一員となった彼は「体のふしぶしが痛い。今が最高につらい時です。でも、なんとかみんなについてやっています」と、緊張したキャンプ生活を送っている。プロとアマの力の差が開く一方の現在、果たしてテスト生がプロでやっているのか。岩本二軍監督は「いい球を投げていますよ。今年の新人投手と球の威力という点では、少しも見劣りしない」と、伊藤の将来性を買っている。巨人には、テストで入団して大成した大友投手の例がある。1㍍81と体格にめぐまれた右の本格派。「時間がかかるかもしれないが、必ず一軍で投げてみせます」。雑草の強さを持つ投手だ。
硬式のボールを握りたい一念から、巨人のテストを受け合格したのが伊藤元喜投手(20)である。昨年十月、加藤スカウトから電話で「テスト合格」を知らされて、彼の野球人生は大きく変わった。冷暖房設備のメーカーの日本電装で軟式野球をやっていたがもともと愛媛伊予農高では硬式の投手だった。夢がかなって巨人の一員となった彼は「体のふしぶしが痛い。今が最高につらい時です。でも、なんとかみんなについてやっています」と、緊張したキャンプ生活を送っている。プロとアマの力の差が開く一方の現在、果たしてテスト生がプロでやっているのか。岩本二軍監督は「いい球を投げていますよ。今年の新人投手と球の威力という点では、少しも見劣りしない」と、伊藤の将来性を買っている。巨人には、テストで入団して大成した大友投手の例がある。1㍍81と体格にめぐまれた右の本格派。「時間がかかるかもしれないが、必ず一軍で投げてみせます」。雑草の強さを持つ投手だ。
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