2004年
チーム最大の課題は抑え投手の確立。その新ストッパー候補として獲得した新外国人のメルカドが、ブルペンで初めて投球を披露。王監督ら首脳陣が見守る中、捕手を座らせて10分間(43球)投げた。190センチの長身左腕から繰り出すボールは、ほとんどが低めに制球された。本人は「状態はいいが、仕上がり具合はまだまだ」といい、球速は130キロ台の前半程度。直球のほかカーブ、スライダー、カットファストボールなど持ち球を一通り見せた。受けた森ブルペン捕手は「球持ちはいいし、ボールは切れている。外国人にしてはボールは軽かったと思う…」と感想。それでも、鋭く落ちる球にどよめきが起きるシーンもあり、王監督は「カットボールは良かった。まだ最初の段階だけど、期待感は持てる」と話していた。