「六龍が飛ぶ」 第三の龍 李芳遠（イ・バンウォン）

■第3の龍　李芳遠（イ・バンウォン）



韓国史劇「六龍が飛ぶ」では李芳遠（イ・バンウォン）がドラマの中心人物
となっているが、「根の深い木」での李芳遠より若い時代のストーリーとなっている。
李芳遠といえば、末っ子の弟　李芳碩（イ・バンソク）、鄭道伝（チョンドジョン）、
鄭夢周（チョン・モンジュ）を殺害し、朝鮮第3代王となった人物。



　（Webより抜粋）
■1398年第一次王子の乱
　李成桂（イ・ソンゲ）は王位を一番末っ子の李芳碩（イ・バンソク）に
　王位を譲ろうとします。

　高麗時代からの右腕だった鄭道伝（チョンドジョン）も幼い王になれば
　臣下の力は強くなると考え、イ・ソンゲの考えに賛成した。

　これに怒った五男の李芳遠（イバンウォン）は、末っ子のイ・バンソクを
　殺してしまいます。
　そして父の右腕だったチョン・ドジョンまでも殺害。



■1400年第二次王子の乱
　イ・バンウォンは自分は王になる欲のためにしたことではないと証明するため、
　とりあえず次男の李芳果（イ・バングァ）を王にします。

　第二次王子の乱で四男の李芳幹（イ・バンガン）が反乱を起こすと、
　これを鎮圧したイ・バンウォンは王位を譲り受け第三代王となった。

　王位に就いた後も、外戚一族を警戒し、ことごとく殺害し徹底的に排除してしまった。
　これらのことから、周囲からは恐れられていく。


けれども、新しく建国した朝鮮初期の混乱した時代から王権を強化し政治的にも安定させ、
4代目の王世宗の時代には朝鮮社会の色んな分野で全盛期を迎えることができた。

「天下のすべての汚名は私が担いで去るからあなたは歴史に聖君として名前を残しなさい」
太宗　李芳遠はこのような遺言を世宗に残して死んだという。

■鄭英珪（チョン・ヨンギュ）


ドラマでは李成桂の家別抄（カビョルチョ：イ・ソンゲの私兵集団）武士
鄭英珪（チョン・ヨンギュ）とムヒュルを護衛武士とし、常に行動を共にしているのですが、
この護衛武士2人がとても面白い。

■無恤（ムヒュル）


「六龍が飛ぶ」ではプニとのラブストーリーも身分違いの恋として
この時代の身分制度について悲哀があった。



李芳遠に関するストーリはちょっとフィクションの部分が多かったが、新しい朝鮮の建国に
野心を抱き、4人の兄弟よりもずっと熱い心を持っているように描かれていました。