2005.1.27 +++ 死ぬのかな

病院を出て駐車場に向かう。とてもいい天気だ。
車の中はホカホカ暖かい。

夫に電話して話す。なんて話したかは覚えてない。
夫と付き合っていたころ、待ち合わせ場所にこの駐車場をよく利用してたな。なんて思ったことだけは覚えている。
景色は変わってないのに、私だけが変わってる。

家に帰るとすぐに、親戚の葬儀に向かう母を送っていく。
これから出掛けるという母には話せない。

家でひとりパソコンに向かう。もちろんネットで検索するため・・・。
どこにもいいことなんて書いてなかった。

母を迎えに行った帰り道、母に話す。
「私さぁ、もう死んじゃうかもしれないから、子供とかよろしくね。」
って、こんなこと言ったら母が傷つくってわかっていて言う。
出だした言葉はとまらない。いっぱいいっぱい意地悪を言う私。
イヤな娘だと思う。

夜、兄から電話があった。母が連絡したらしい。
「おまえさあ、死んじゃうとか言うなよ。おふくろ困らせるなよ。」
って言いながら、兄まで涙声になる。
友達が４０歳で膵臓ガンで亡くなったこと、難しい病気らしいこと。
兄もショックを受けたようだ。
肉親が癌かもしれないっていうのは、本人よりも堪えるものなのかもしれない。

そうなんだ。大変なことになったんだ。
時間が経つにつれて胸の中に大きな大きな渦が巻く。