前日の夜に手術日が変更になり3月1日に早まった。
それを聞いたあと、またまたイケメン主治医がやってきた。
『前の病院で胃カメラやってるよね?』
(‥ )ン?
『やってないけど・・・・。』いや~な予感。
『じゃ、明日胃カメラね!』
『えぇ~?一杯検査したからカンベンしてよ~。カメラ大嫌いだよ~。』
『だめだめ。もし、胃にもガンがあったら一緒に取ってもらえるんだから。
今取らないと、又お腹 . . . 本文を読む
夕方5時から夫と二人で検査結果を聞いた。
今まで聞いていた通りで、膵臓ガンの疑いで手術が必要であるとのこと。
ただ、ここまでの答えを出すのは簡単なことではなかったようだ。
2種類のCT、エコー、超音波内視鏡、内視鏡逆行性胆膵管造影検査でも、『絶対に悪性だ!』と言い切れる決め手はないが、とてもとても『悪性』の可能性が高いものらしい。
最後にもう一度行った超音波内視鏡では、細胞を採取する予定だっ . . . 本文を読む
主治医からの精密検査の結果の説明が翌日に決まった。
でももう膵臓にある影の正体が『ガン』であることは聞き出してしまったし、手術をすることもわかっているから特に緊張はしない。
正式な告知を前に手術へと大きく動き出している。
入院時に受けた心電図検査に異常が見つかり、詳しく検査することになった。
まずは心エコー。
検査室行くまでイヤでイヤで仕方なかった。今までエコーは妊娠中と今回の病気とで何度もや . . . 本文を読む
手術すると決まってはじめての外泊。
会社には癌の疑いがあるから2週間ほど検査入院することは話してある。
会社と言っても、家族経営の小さな会社で他人は私一人という会社だったから、社長夫婦は私の病気のことも完全に把握したがった。
根掘り葉掘り聞き出そうとするのには困った。
普通の人は私の入院している病院の名前を聞いて、手術することになったといえば大体のことは察してあまり追求しないでいてくれた。
が . . . 本文を読む