亢進症な生活

甲状腺機能亢進症(バセドウ病あらため甲状腺ホルモン不応症)と膠原病(SLE&シェーグレン)を併発した働き者。のんびりと♪

乳腺外科では桂枝茯苓丸に変更…

2011-04-19 | 乳腺・乳ガン
久しぶりの雨。東京では、桜が一気に咲いたと思ったら、あっという間に葉桜ですね。そして、そろそろ仙台でも満開みたい。

さて、3月に近所の乳腺外科で静脈炎を診てもらったときのこと。上半身の炎症に効くという葛根湯を処方されていたので、つづきの処方をしてもらいに病院に行ってきました。
どうだった?と聞かれて、「効いたような、効いてないような…」なんて言ったら、じゃあ、薬を変えましょう、ということで、今度は桂枝茯苓丸(ケイシブクリュウガン)を処方されました。

桂枝茯苓丸って、これまで飲んだことはないのですが、生理不順や更年期障害のときによく処方されるお薬のようですね。女性のホルモンのバランスを整える薬で、血行をよくする効果があると聞きました。
ホルモンってことは…と気になって、「わたしの場合、不応症でホルモンのバランスが微妙なんですけど、下垂体への影響はありますか?」と聞いたら、「ないよ、大丈夫」と言われ、「漢方はそんなに副作用ってないから」という説明。う~ん、効果があるってことは副作用もあるってことだと思うんだけど(笑) それでも、漢方の中でも比較的ソフトなお薬と聞いたので、大丈夫かなと思って飲んでみることにしました。

帰って、調べたけれど、このお薬の仕組みについては難しい資料しか見つからなかったです。
ツムラの桂枝茯苓丸の添付文書の薬効薬理やいろんな資料を読んでみましたが、こういうときに効果があったということはあるものの、効く仕組み(機序)については、細かいところはまだ研究中みたい。
よくわからないけど、ネズミさんのデータでは、血漿中の黄体形成ホルモン(LH)、卵胞刺激ホルモン(FSH)、エストラジオールの値が低くなったり、子宮の活性度が下がって、子宮腺筋症の発症が抑制されたり、カルシトニン遺伝子関連ペプチド (calcitonin gene-related peptide; CGRP)が落ち着いて、腸管膜の動脈のCGRP受容体が増えるのを押さえたり、ということが確認されているそうです。

黄体形成ホルモン(LH)も、卵胞刺激ホルモン(FSH)も、甲状腺刺激ホルモン(TSH)と同じ、下垂体前葉から分泌されるホルモンです。資料を読んでいると、下垂体への影響やホルモン受容体の活性化について書かれているものや、高プロラクチン血症という甲状腺ホルモンと同じ刺激ホルモンで分泌されるホルモンの病気に使った事例もあって、「下垂体への影響はありますか?」という質問に、「ないよ」と言い切るようには見えませんけど(笑)

ちなみに、桂枝茯苓丸にはエストロゲン作用がないと言われていて、エストロゲン(卵胞ホルモン)を使いたくないタイプの乳がんのサバイバーの人が更年期障害の治療に使うことがあるようです。へー! 逆に、大豆イソフラボンはもちろんのこと、漢方でおなじみの高麗人参や甘草や葛根も、エストロゲン作用があるので、大量に使わないようにするそうですね。

数週間、飲んでみて、何となく血行がよくて、肩がこりにくいかなという印象です。胸の痛みが出ることも少なくなっているような気もします。ただ、甲状腺機能亢進症の症状なのか、微妙に指が振るえたりしている感じも。これは暖かくなってきたせいなのか、お薬の影響なのかは、さっぱりわかりませんけれど。

飲み忘れが多くて、なんとも言えないけれど、様子を見ながら、つらかったら、相談に行ってこようかと思っています♪ホルモンのものだから、急に止めたりしない方がいいのかもしれないし。


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2 Comments

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春ですねぇ (fake)
2011-04-21 19:58:41
だいぶ暖かくなってきて、もうそろそろ日差しを気にしなくてはなりませんねぇ。
 
薬も私と同じような感じになっているのですねー。
 
薬が効いてるのか、自己治癒しているのか、はたまた季節のせいなのか・・・
 
よくわからないけど、大きな症状が出ない程度のぎりぎりが、難病では最適なのかもしれませんねぇ~。
 
そろそろ日よけの準備でもしようかなぁ~
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「大きな症状が出ない程度」 (ぷろぱ)
2011-04-23 21:19:52
fakeさん、こんばんは。
春ですねー。

>大きな症状が出ない程度のぎりぎりが、難病では最適

ほんとにそうですね。
すごく元気をめざすと、どこか別のところに問題が出てきたりすることもあるわけで、「ほどほど」と元気というくらいがよかったりもあったりして。

わたしの方は、細かく気になる症状はあるものの、大騒ぎになっていないし、かえって全身のチェックがされているので、安心なのかもしれません。

今年は節電で暑い夏になるとしたら、ちょっと怖いところですね。
fakeさんも昨年の夏はたいへんでしたから、お大事にしてください♪
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