亢進症な生活

甲状腺機能亢進症(バセドウ病あらため甲状腺ホルモン不応症)と膠原病(SLE&シェーグレン)を併発した働き者。のんびりと♪

頻脈と喘息

2021-06-21 | 心臓(循環器)?
甲状腺ホルモン不応症のために、心臓だけは甲状腺ホルモンの影響を強く受けて、ドキドキが止まらない状態がずっと続いています。じっとしていても、座れば120というのが当たり前。

抑えるには、甲状腺ホルモンとの相性がいいインデラルを使うのがよくあることのようですが、このβ阻害薬というタイプの薬は、気管を細くさせがちで、気管支炎の人は避けることが多いのです。

そこで、甲状腺ホルモン不応症を見つけたレフェトフ先生から、ワソランを勧められました。カルシウムチャンネル阻害薬といって、冠動脈を拡げて脈を減らすお薬です。
これはよく効く人も多いそうですが、私はうまく効かずにしんどくなりました。

それでたどり着いたのが、テノーミンでした。β阻害薬の中でもβ1というものに効いて、心臓には効くものの、気管への影響が少ないタイプです。持続時間も長め。
なんといっても、甲状腺ホルモンの手が振るえる症状もあるので、β阻害薬は安心です。
ただ、喘息が落ち着かないし、ずいぶん長期服用でもあるので、喘息の具合によっては違う薬を試す?と内分泌の先生が聞いてくださいました。
急にやめると、血圧が上がってしまったり、ひどい不整脈になったりするので、代わりを見つけつつ。

手などが振るえるのを気にしなければ、脈拍を下げるお薬はいろいろあります。

ところで、暑くなってテノーミンを2錠飲んでもドキドキが止まらないのは、久しぶりです。90を越えっぱなしです。深呼吸しながら、様子を見ようと思います。

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血圧、高くない?

2018-08-01 | 心臓(循環器)?
とにかく暑さで身体に熱がこもった感じが続いています。上手にクールダウンしないと、寝ているうちにでも熱中症になってしまいそうですね。

実は去年、転院した先の歯医者さんでは、治療の前に血圧と脈拍をとられているのですが、春の終わり頃から血圧が急にぐぐっと上がってきて、歯医者さんと「なんだろうね」と話していました。
何となくむくみが取れない感じが続いています。血液検査の結果を見ると、腎臓や肝臓は問題なさそうに見えました 。ではなぜ?

急な肥満でもないし、お仕事のストレスでは?と言われながら、原因を考えてみました。
でも高血圧って、ほとんどは原因がわからないそうですね。

ひとつ思いあたったのは、漢方。
年中、鼻がじゅるじゅるするので、しょっちゅう飲んでしまう小青竜湯には、甘草や麻黄などが入っています。
特に、甘草は漢方にはどこにでも入っているようなお馴染みの生薬で、重なると偽アルドステロン症といって血圧があがったり、むくみが出たりすることもあるようです。延々と飲んでいるのはまずかったか!?

念のため、漢方を飲むのをやめてみて、一応、朝晩に血圧の記録をとるようにしてみました。
一瞬、落ち着いたかと思いきや何となく高い状態がつづきます。
βブロッカーのテノーミンを飲むと落ち着いていますが、薬が切れている朝はひどい状態。あんまり自覚してませんでしたので、びっくりです。

ちょうど循環器の先生にお会いするタイミングだったので相談すると、テノーミンにもう一剤、足した方がいいかもね、とのことでした。

高血圧のお薬はいろいろあります。

まず「カルシウム拮抗剤」。飲んだことのあるワソランもこれ。血管を広げぎみにして、血圧や頻脈を抑えます。

それから「ARB」。アジルバなど。血管を収縮して血圧を上げる働きをブロックするお薬です。アンジオテンシンIIという物質が受容体にくっつくのを邪魔して、働きを鈍くします。

「ACE阻害薬」は、アンジオテンシンII自体を作るのを邪魔するのがACE阻害薬です。

「利尿薬」。これは、尿がよく出るようにして血液の水分量を減らし、流れる血液の量を圧縮するお薬。

そして「βブロッカー(遮断薬)」。インデラルやテノーミンなどは甲状腺疾患の人にはお馴染みかもしれません。心臓のテンションを上げるノルアドレナリンを抑えます。

しばらく使ってみる?と、ARBのアジルバを処方されました。
アジルバは、古いARB の特許が切れる時期に開発された新薬です。
ちょっと高いけれど、とりあえずスッキリと血圧が下がって朝も快適です。

心電図の結果はよかったので、血圧のことの続きは内分泌の先生に相談してね、と循環器の診察は終了になりました。
内分泌で処方はしてくれるけど、薬をやめてみようとはならないかもなぁ。どうなるかなぁ。


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心臓のホルターの結果を聞いてきました

2017-01-17 | 心臓(循環器)?
24時間心電図をつけて、日常生活を送るホルター検査の結果を聞いてきました。昨年のことですが、書けずにいました。

ともかく、頻脈は確認できました!
実は、病院ではいつも脈拍も血圧もとっても穏やかで、「横になったら脈拍は60くらいなのに、起き上がったら80-100、動けば120-150まで上がる」と言っても、またまたぁ、と笑い飛ばされてしました。
でも、言いつづけていたら、たまたま先生の気持ちにヒットしたのか、ホルターをつけて24時間見てみることになったわけです。

言っていた通り、日中は平均して100くらいの脈拍だと確認されました。あ、ほんとだ…と言われても困るけど(笑)

甲状腺ホルモンが多いと、興奮ホルモンであるアドレナリン(エピネフリンとか、カテコラミンとか、いろいろ呼ばれてますが)への感度が上がりやすくなるから、甲状腺機能亢進症や甲状腺ホルモン不応症では、頻脈は起きやすいようです。
それでも甲状腺の治療が進めば、落ち着くもの。
でも、甲状腺ホルモン不応症の場合、それが何十年もつづくこともあるので、心臓も疲れてくるわけです。やがて心不全になったり、心臓が弱った隙に固まってしまった血の塊(血栓)が脳で詰まって脳梗塞を起こしたりすることもあるようです。
私も10代からだから、かれこれ…(笑)

そんなわけで、脈拍を下げるβブロッカーのテノーミンはこれまで頓服でしたが、つづけて飲むことになりました。
ふつうはこういう時には、インデラルを飲むことが多いようですが、喘息らしい…という呼吸の問題があるから、気管支への影響が小さいテノーミンが選ばれました。
25mg ですが、大きい人だからもうちょっと飲んでもいいかなぁと様子見をしているところです。
ただ、そのための甲状腺と循環器の外来の頻度が上がるのはちょっとしんどいところです。

あとは、期外収縮がいくつかあったようです。脈がトトトと急になったり、飛んだりするのも体験してきたので、やっぱりという感じです。
ただもともと1日に年齢と同じくらいの回数は起きるものとも言われます。心室性期外収縮(PVC)も上室性期外収縮(PAC)もありましたが、連続していたわけではなさそうで、今のところ、心配しすぎないでいいよと言われました。

そういえば、前回の心エコーでは、また右心房(RA) から右心室(RV)を閉じる三尖弁(TR)がかすかに、左心房(LA)から左心室(LV)を閉じる僧帽弁(MR)がわりと逆流していたようでした。

三尖弁は、たとえば肺高血圧症の方が右心室からぎゅーっと肺動脈に血液を押し出すのが 大変で、逆流したりすることもあるようですが、私の場合は肺高血圧症の傾向は 見つかりませんでした。動脈硬化のようなことで、弁が厚く硬くなっているのか…、原因はナゾですが、こちらは、よほどでなければ見守るもののようです。

僧帽弁の逆流は、 全身へ血液を送る左心室から逆流してしまい、効率が悪くなるので、あまりいいことではありません。ただでさえ、頻脈でお疲れの心臓に負担をかけてしまいます。ずっと、かすかに、と言われてきたのですが、このところ、量が増えてきたようで、よく見ておかなくてはなりません。

そうそう、あとから思い出して受付で、甲状腺の先生がこの循環器は甲状腺のフォローだから難病指定の範囲内だとおっしゃっていました…、と確認してもらったら、甲状腺の症状じゃないと先生がおっしゃっていたそうなので、甲状腺ホルモン不応症と頻脈や心不全についてご理解されているのか、ちょっと不安に思いつつ。
心電図と診察なら費用はなんてことないんだけど、甲状腺への目配せをしててくださるとうれしいのですが。伝言では誤解があるのか、別の理由があるのか、わからないですね。

このあとの健康診断でも心電図でP-Rが狭いと指摘されたし、年齢的にもこれからいろいろ出てくるのかな。。今後のために心臓のこともよく勉強しておこうかしら。
心臓だけにドキドキです(笑)


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ホルター心電図、24時間やってきました

2016-11-01 | 心臓(循環器)?
9月末の循環器の外来で指摘されて、先月末にホルター心電図の検査を受けました!

いつもよりずっと長い時間をかけて、病院の検査では見えにくい、普段の行動で心臓がどう動いているか検査するもので、今回は24時間つけました。
いつもの心電図みたいに電極を5つ胸元に貼り、昔のポケベル(笑)くらいの大きさの小さな機械で記録をしてくれるようです。手首、足首のクリップみたいなものはありません。
不織布の小さなバッグのようなものに機械をいれて、首から提げます。男の人なら腰につけるのもありかもしれませんが、胸の谷間に忍ばせて、ゆったりした服を着たら、目立たないような感じです。女性ならワイヤーなしの下着がお薦め。

以前、2008年4月に、血圧計を付けたホルター心電図をやったのですが、30分ごとにブオーーンと勝手に血圧を測ってくれるもので、音がするたびにオフィスでクスクス笑われたものでした。今回は血圧計はないので、静かで、まったく目立ちません。

あとは、ずっとテープを貼るっぱなしで、かぶれた記憶があります。今回も、夜になると汗をかくところが痒くなってきましたが、前回よりも涼しい時期だったからか、ガマンできる範囲でした。薄着の季節よりも機械が目立たないのもうれしいところです。

機械とは別に、実際の行動をメモして、ご飯を食べました、とか、トイレに行きました、とか、階段を上りましたとか、記録を提出しました。
機械を濡らさないようにお風呂やシャワーは禁止で、ノイズの原因になる電気毛布も禁止ですが、他はできるだけいつもどおりに、どちらかというとアクティブに動くようにと言われていたのですが、それほど動けないものですね。
10分以上歩いたら書くことになっていたけれど、短い距離をちょこちょこしか動いていなくて、記録には運動がほとんど出てきません。じーっと暮らしている人が、ひどい頻脈になってそうで、気になるところです。

結果は、来週だったかしら。

そういえば、会計で、この検査は、甲状腺ホルモン不応症の適用外ですと言われました。しょっちゅうする検査ではないからお金は別にいいんだけれど、先生が甲状腺ホルモン不応症の頻脈のリスクを忘れているのでは!? ちょっと前に先生が交代した時に、新しい先生に伝わってなかったんでは!?という疑惑が。

そもそも、甲状腺ホルモン不応症のために、何年も頻脈が続いていて、これからもよくなるめどがないから、血管を拡げるワソランか脈を減らすβブロッカーのテノーミンの管理をお願いしていたはずなんだけれど、そのことが忘れられている気がしてきました…。
次の外来で、よく聞いてみなくちゃ。

難病センターの解説では、こんな風に書いてあります。
TRβの機能異常が原因であるため、TRβの発現が強い肝臓や下垂体では甲状腺ホルモンに対する応答性の低下が認められる。一方、TRαの発現が多い心臓では、甲状腺ホルモン作用の障害の程度が少ないため、逆に血液の中の甲状腺ホルモンが増えた状態(甲状腺中毒症)の影響を受けやすくなる。したがって、甲状腺腫と軽度の頻脈以外の症状を示さない症例が多いが、甲状腺中毒症症状が強く注意欠陥多動障害や著しい頻脈を示す患者も稀ではない。」
心臓は、甲状腺ホルモンの不応が出にくいから、亢進症の症状が出ることもよくあるから、気をつけてね、ということですね。
甲状腺ホルモン不応症で頻脈がある患者さんは、心房細動で脳梗塞になる場合もあるから、一応、気にしておくのがいいようです。

甲状腺機能亢進症のなどで頻脈がある人は、生まれる前に胎児として使っていた心臓の電気を出すところがまた動きはじめて、心臓の信号が混乱し、いいリズムで打てなくなることがあるようなのです。
それで、心臓が心房細動でけいれんを起こしてモジモジしていると、血が停滞してしまって、ちょっと固まることにもなるわけです。固まった血が、流れていった先の細い血管で引っ掛かると、血栓になるし、それが脳だったりすると、たいへんなことになることもあります。

バセドウ病だったら、病気そのものをきちんとコントロールすればおさまるので、治療に集中することになるのですが、甲状腺ホルモン不応症は、頻脈は症状を抑える以外になかなか方法がないと、発見者のレフェトフ先生が数年前に話されていました。

頻脈が10年続いているので、心臓も疲れて心不全が起きるリスクも出てきますし、心房細動が起きているなら、それで血栓を作るのを避けるために、血液をさらさらにする薬を飲むことになったりすることも考えることになるかもしれないですね。ドキドキ。

結果が出てないことを前もって心配しすぎるのも、ムダな話ですが、どんなことが起きそうか、ちょっとだけ予習してみたり、自分がボンヤリ感じている不安や困っていることって何だっけってことをわかっておけば、結果を聞いて、さあ、どうしますか?というときに落ち着いて質問したり、決めたりできるかな、と思っています。

ドキドキのリハーサルをしておけば、本番が安心なんです。


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心臓の先生にも会いました

2016-10-27 | 心臓(循環器)?
すっかり日が経ちましたが、先月末は、検査や診察がてんこ盛りな病院デーをがんばってきました。
心エコー→採血→心電図→胃カメラ→膠原病外来→循環器の外来で、遅刻したら迷惑をかける検査だったので、ドキドキ。朝イチだから並んだりはしたものの、時間どおりに進んで、うまく回れました!

8時に受付。採血の番号札だけ受け取って、8時半から心エコー。
20分ほど横を向いていましたが、今回は「息を吸って、止めて。はい、楽にしてください。」という回数は多くなくて、強くグリグリされるのもありませんでした。

そのあと、心電図は長めの3分間。終わらないなぁと思いながら、じーっと寝ているうちに終わりました。

お昼に先生に会うと、心電図は問題なし、心エコーでも大きな問題はないのですが、僧帽弁閉鎖不全で血液が逆流しているね、というお話がありました。三尖弁閉鎖不全は微かに。
どちらも以前から言われていたことではあるのですが、僧帽弁はちょっと逆流の量が増えているようでした。

関節リウマチや全身性エリテマトーデス(SLE)の人の場合、弁が固くなってうまくいかないこともあると聞いたような。
ちょっと様子を見守りましょう、ということになりました。

診察室で測っても、脈は70-80くらいで穏やかなのですが、ちょっと立ったり座ったりが続くだけで、脈が120とか150に上がるのです。
そんな話をしたら、前にも「やってみる?」と聞かれていたホルター心電図の検査を「やってみない?」と聞かれて、やることに。

確かに、頻脈が続いて、胸の気持ち悪さがあることもあって、ちゃんと診てもらえると安心です。
問題は、ホルターをつけてもらいにいくということは、仕事をお休みしてゆっくりできる、ということで、そんな時にいつものドキドキが起きるのかが、ナゾということ。だから、休みの日のできるだけ遅い時間から始めて、ギリギリまで仕事をし、自分で外して検査室に届けることになりました。
変なところが拾えるといいなぁ。

さて、どんな結果になるかしら?


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新しい循環器の先生

2015-10-29 | 心臓(循環器)?
循環器の先生が新しい方になり、はじめまして、の外来に行ってきました。循環器科の他の先生はあんまり知らないし、なんとなく内分泌や膠原病の先生たちより声が大きくて迫力がある印象(偏見です(笑))があったのでドキドキ。
でも、楽しい先生でした。

前の先生は、問診をしながら、頭の中のチェック項目に印をつけている緻密な感じでしたが、今度の先生は、受診のはじまりは? 他の病気は? これまでの検査は? と会話しながら、あっちこっちの過去のデータを覗いておおらかに診てくださる感じで、体育会系(笑)という印象。

今回の心電図、聴診、脈や血圧も大丈夫そうで、ひと安心。
レムナント様リポ蛋白コレステロールが高くて、血管が固いと言われた話をしたら、「固いじゃなくて、固め。やや、ね♪」と言ってくれました。まあ、循環器に受診する患者さんのなかでは、まだまだかわいい固さらしい。
心エコーでちらっと言われる逆流も、どれどれ…と検査のデータをみて、「ああ、気にしない、気にしない。」と豪快に笑い飛ばしてくれました。

これまでは頻脈や不整脈でお世話になってきたものの、半年ごとの検査でも「よさそうですね!」という確認で終わる感じがつづいていました。
次はどうする?と先生に聞かれたので、少し先にしてもらい、念のためエコーの予約にしてもらいました。エコーは遅刻できないから、忘れないように気をつけなくちゃ…。

とりあえずこわい先生でなくてよかったです♪
つらいときに相談できる…って安心感は大きいです。


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心臓の外来♪

2014-11-01 | 心臓(循環器)?
もう11月!医療券の更新の書類も整ったから、提出に行こうと思ったら、世の中は三連休ではないですか…。間に合うのか、わたし?

さてさて、先月には、循環器の外来もありした。心電図のあとは、久しぶりの心エコーをして、先生にお会いしました。
とりあえず心臓は元気、という評価だったみたいです。でも大丈夫かなぁとよくわからないところがいくつか。次回こそ、ちゃんと予習していかなくちゃ…!

今回も、先生の注目は三尖弁圧較差(TR PG)。
TRPGは少し上がっていましたが20mmHgくらい。40mmHg以上で肺高血圧症と診断されるので、大丈夫みたいです。
心臓の働きという点では、左心室から大動脈に押し出す力を見る「左室駆出率(EF)」が73%というから、なかなか頑張ってるんでしょうね。

とりあえず、「すぐ治療を!」なんて話でないのはよかったです。ただ…いろいろ気になることもあって。
やっぱり膠原病や甲状腺ホルモンのことみたいに、どの値がどうなったら、どういうことが起きていて何を心配するかがよくわかんなくて。患者として、わたしが詳しくわかんなくてもいいのかもしれないけれど、気持ち悪いのです。

実は、診察室に入るまでは、内分泌で「レムナント様リポ蛋白」という動脈硬化を進めるものの値が高いと言われてるってことを、循環器の先生にも話さなきゃと思っていたのだけれど、結局、ぼぉっとしているうちにまた診察が終わってしまいました。何回目だろう。ダメですねぇ。

それから、先生は気にしていなかったけれど、心エコーで「僧帽弁(MV)は両尖先端肥厚」と聞いて、あれ?弁肥厚は動脈硬化の1つ?って。でもこういうことって診察室を出た後に気づくんですよね、なぜか…。
急がないだろうし関係ないかも知れないけど、やっぱり「レムナント様リポ蛋白」が高値だったって伝えておかないといけなかったような気がします。ちなみに分厚くなった僧帽弁ではかすかに逆流も起きているようでした。

心臓には4つの弁があります。そして、その弁が硬くなって動きが悪くなってしまうのが狭窄症、うまく閉まらなくなって逆流なんかも起きる状態が閉鎖不全。

三尖弁(TV):右心房(RA)から右心室(RV)の間にある…三尖弁閉鎖不全症(TR)
肺動脈弁(PVa):右心室(RV)から肺動脈の間にある…肺動脈弁閉鎖不全症(PR)
僧帽弁(MV):左心房(LA)から左心室(LV)の間にある…僧帽弁狭窄症(MS), 僧帽弁閉鎖不全症(MR)
大動脈弁(AV):左心室(LV)から大動脈の間にある…大動脈弁閉鎖不全症(AR), 大動脈弁狭窄症(AS)

今回の検査では、大動脈弁閉鎖不全(AR)、肺動脈弁閉鎖不全(PR)や大動脈弁狭窄症(AS)はなかったみたい。
僧帽弁閉鎖不全症(MR)と三尖弁閉鎖不全症(TR)はトリビアル(trivial)って書いてました。つまりちょぴっとだけだから気にしないってことらしいので、今のところ、深刻にどうこうということではないと思うけれど。

あとは、頻脈やら発熱やらで、わたしの心臓は頑張っちゃって筋肉質になっているんじゃないかと思うのですが、直径も壁(心筋)の厚さも基準値の一番下あたりみたいで、意外と脱力しているのか、単なる運動不足か!?
心室中隔壁厚(IVSTd)は7mm、左室後壁厚(PWTd)は7mm、左心室径(LVDd)44mm、(LVDs)25mm (d: 拡張末期、s: 収縮末期)。

そうそう、心臓の先っぽの画像はあいかわらず「心尖部描出不良」(poor apical visualization)。毎回、心エコーではみずおちとか肋骨の間からグリグリされて、尖部を見ようとしてるんだろうなぁと思うんだけれど、けっこう痛いんです。心エコーでは心尖部が描出不良になることは多いとは聞いたけど、あれだけ痛いのに見えないのは残念…。

そんなわけで、次回こそ質問をしなくては!

【次の外来で聞くこと】
・レムナント様リポ蛋白が高いということの影響って、何を気にしないとダメ?弁が厚いのは関係するの?頸動脈のエコーしてもらう?

・壁が薄くて、径も小さめというのは、つまりどういうこと?脱力?非力?毛は生えてないけど、心臓は小さいってこと?気にしなくてもいいと思いながら、毎回、ちょっとずつ薄くなってるので、念のため。ちょっと負荷をかけて運動すべき?

・膠原病の方から「肺高血圧症」に注目するのはわかったけれど、甲状腺の関係で頻脈が起きる(診察では穏やかだけど)のは気にしなくていいの?左室駆出率(EF)が高いから問題なさそうだけれど、病院では脈拍は落ち着いてるけど、動いたり緊張すると尋常でなく上がるし、気になる。

メモ、メモ…してても、忘れそうで心配です(笑)


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心臓の外来ではうまくしゃべれず

2014-04-21 | 心臓(循環器)?
皮膚科のあと心電図をとって、病院の周りをちょっとお散歩した後に循環器の先生にお会いしました。
診察室のスピーカーにiPhoneがついていて静かに音楽がかかってましたが、先生は以前の疲労困憊という感じを脱した様子で、ほっ。すてきな先生が元気に活躍くださるとうれしくなります。

わたしの心臓は、ちょっとドキドキして気持ち悪いのが1日に何度も起きて消えて…というのがつづきます。動いても、横になっても、座っても、わりと頻繁に起こるんです。

先月、熱がつづいた直後の、動くと生あくびが出たり、足がしっかりむくむということはなくなりました。でも、ときどき鎖骨の下で動悸でポコポコいっている感じがしたり、胸にぎゅうぅっと重い板を押し付けられている感じがしたりします。脈もよく飛びます。夜、寝ようと横になって気持ち悪くて、座ってそのまま寝ることや、夜、目が覚めてふぅってため息みたいな息をついてしばらく座っていることも、まだ出ているのです。
バセドウと言われていたときも動悸が起きていたのですが、そのときよりも気持ち悪い感じが強くあります。

…でも、調子がよくないときこそ状況をきちんと整理して言葉にするのって難しいんですよね。先生にどう言えばいいか、わからないまま、外来の時間になりました。まあ、検査の結果は問題ないといわれるんだろうなぁと思いながら、先生にお会いしました。

心電図は、予想通りキレイ。前回と比べて変化している様子もありません。聴診器で聞いてもらっても音はキレイだそうです。脈拍はいつも早めなのですが、今回はいつもよりずっと少なくて落ち着いています。普通の人みたい♪
そういえば、白衣高血圧と言って病院では緊張して高くなる人が多いそうですが、わたしの場合は小さな頃から病気が多くてお世話になった小児科の先生方がとってもやさしかったせいか、昔から病院でリラックスしている子だったんです(笑)

先生は、「体調が悪かったら、気持ち悪い感じは出るのかもしれないですね」と言いながら、「心配はないからね」と何度かくりかえして話してくれました。とにかく頭がぼーっとしていて、あんまりしゃべらなかったから心配されたのかしら。
最近でも、レントゲンで心臓が大きくなっているとか水が溜まっているとか、そういう大きな問題があるわけではないと言われたところだし、心配ない…のでしょうね。

…でも気持ち悪い。
心臓がどうこうというよりも、全身の状態があんまりよくないということなんでしょうか。集中力がないとか、すぐくたびれるとか、帯状疱疹が出たり熱が下がらなくなったり、そんな状況を考えると、やっぱりちょっと調子がよくないのかな。
何とか改善していく方向になればいいのだけれど。

次の外来は、またしばらく先のことになります。また定例の心エコーを撮るようです。
あ、レムナント様リポ蛋白(RLP)が高かったって言うのをまた忘れてしまった…!次回こそ。


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心電図の新しいやり方?

2014-04-17 | 心臓(循環器)?
皮膚科のあとは循環器の診察。その前に、心電図を取ってもらいました。

いつもは、お部屋に入る前に靴下やら下着の類いはとってしまうのですが、「そのまま入ってください」と言われ、そのまま入室。
心電図の電極をつけるために、服も下着も全部たくしあげて、さすがにストッキングは取りかけたら、「足首まででいいですから」と途中で止められました。
当然、クリップはふくらはぎにパチッ。なぜか腕も手首でなくて、腕にパチッ。
検査上は問題ないようだけど、気持ち悪い~!

あっさり検査が終わったら更衣スペースにどうぞと促されました。へ?ペンギン歩きで移動するんですか?何の罰ゲーム?
結局、服はくしゅくしゅになっていて、脱がないとうまく着られないです~。

「はーい♪」と言いながらも、ストッキングでうまく歩けないし、結局、そこで着ることになりました。時間を短縮しようとして、余計かかっているの巻でした(笑) 
ちゃんと言った方がよかったのかもなぁ、「そのまま」と何度も念を押した人は、こんなに困っているって気がつかないはずだから。いや、ペンギン歩きでピョコピョコした方がインパクトがあったかな(笑)
心電図は、受ける人の平均年齢も高めだったり男性が多かったりすることが多いから、大抵は問題なんでしょうね。

ちなみに心電図を取り終わったあたりで、ピコピコって脈が飛んだ感じがあったのが、着替え方より残念な話でした。
昔は「あなたのは長めに取りますねー」とよく言われていましたが、なにせ着替える時間もコンパクトにするくらいの担当者が長く取るってことはありませんよね。
24時間ホルターでもないと、こういう不整脈はキャッチできないのは仕方がないということで。



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心エコーの結果で注目するのは…

2013-04-30 | 心臓(循環器)?
ゴールデンウィークが始まって、世界がちょっとだけゆったり見えます。いやぁ、今月はほんとに忙しかったので。

今回も、循環器の外来の前に心電図を測ってもらいました。
検査が終わったところで結果を見ながら「今日は診察があるんですよね?」と声をかけられたので、何か気になる結果があったのかしら、とドキッとしたけれど、診察に行くとなんてこともなかったようでした。ほっ。

膠原病や甲状腺の関係のことは付き合いが長くなって(笑)、何が起きているのか、何のことを言われているのか、わからなくて困るってことはあんまり感じなくなってます。
でも、心臓関係って、いつもしてもらう検査の結果も、まだまだ何のことだか、さっぱりわかりません。心電図心エコー(心臓超音波検査)(pdf)も、今のところ、大きな問題はないので、結果を見てもどこに注目して何を見ていくのかさっぱり。だから、あんまり質問もできない感じです。
先生が大丈夫っていうんだから、大丈夫なんでしょうね…ということしかわかんないです(笑)

さすがに、もうちょっとわかるといいなぁと思って、前回の心エコーの結果をもらいました。先生が、結果を印刷して、「TR PG」と書かれたところに丸をつけてくれました。
「全身性エリテマトーデス(SLE)の患者さんの場合、肺高血圧症がないかということを気にすることが多いです。そのために、この値を見るんですが、だいたいここに10を足した数字が肺動脈の血圧と言われます。25 mmHgくらいから、「肺高血圧症と言われますから、今は問題なさそうですね。」と説明してくださいました。

全身を回った血液は心臓に帰ってきて、全身→右心房→(三尖弁)→右心室→(肺動脈弁)→肺→左心房→(僧帽弁)→左心室→(大動脈弁)→全身と循環します。
肺動脈が流れにくくなると、肺動脈は高血圧になるし、右心室は送り込んだ血液がうまく流れなくて、肺動脈でなくて右心房に血液を逆流させてしまうことになったりするようです。
そんなことから、右心房から右心室をつなぐ三尖弁で逆流がある場合、その血液が戻っている最大血流速度から三尖弁逆流の圧較差(Tricuspid Regurgitation Pressure Gradient;TR-PG)が推定できて、さらに右心房圧は平均で10mmHgなのでそれを足すと、おおよその「肺動脈収縮期圧(PAS P)」が出てくるということだそうです。へー。

とりあえず心エコーで注目する「TR PG」は今回は10.3mmHg。それに10mmHgを足して、肺動脈の血圧が20.3mmHgらしいと想像できるってことのようです。25mmHgくらいから肺高血圧症ではないかということになるので、今は大丈夫ってことのようです。
sPAPと書かれた横に、20.3と書いてくださいましたが、このsPAPが推定収縮期肺動脈圧値(systoric pulmonary artery pressure)みたいですね。

あとは、全身性エリテマトーデス(SLE)で心膜炎とか心筋炎は意外と少ないとどっかで聞いたけれど、もし心膜とか心筋に炎症があった時には心電図であれって気づく特徴があるみたいです。

とりあえず、何かが起きていて、治療や生活のことを考えるためにあわてて勉強をしなくちゃってことじゃないのは、いいことかもしれませんね♪
検査するたびにナゾの結果が出てくるというパターンをそろそろ脱却したかもしれません!


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循環器の外来に行ってきました♪

2013-04-26 | 心臓(循環器)?
暑さ寒さが極端に入れ替わる今年の春。今日はすっかり暖かく、さわやかな風が吹いています。

今月、半年振りに循環器の外来に行ってきました!

循環器の先生は、ひとりひとり丁寧に診察されるのと、入院の病棟に呼ばれることもあって、診察は時間がかかりがち。でも、今回は予約の時間から何時間も遅れるってことでもなくて、呼ばれました。
診察室に入ったら、先生がさっぱりと髪の毛を切って、お元気そうでした♪

先生 「こんにちは、お元気ですか?」
わたし「元気です♪ …って病院で元気ですかっておもしろいですね(笑)」
先生 「病院でも、予防的段階と治療的な段階がありますから。あなたは循環器は観察段階だからいいんですよ。」

血圧を測ってくださったら、すごく落ち着いていました。一般に病院で測ると緊張して自宅より血圧が高い値が出る「白衣高血圧症」というのがあるのですが、わたしの場合、逆に病院でリラックスしているという説もあり…(笑)ともかくいい感じで、今はけっこう落ち着いています。

先生は、「毎回、お話しているようではありますが」と笑いながら、病気があるのでいろんな症状が起きるリスクが高くなるし、年齢があがっていくといろいろ起きてくるのは自然なことなので、ゆっくり様子を診ていきましょうね、と話してくれました。

そうそう、診察室で小さいボリュームでビートの利いた音楽がかかっていたので、「これは今日のテーマソングですか?」って聞いたら、iPhoneを手にされながら、「そうなんです、だんだんやりたいこと、やらないといけないこと、いろいろあるんですが、年齢があがってくると、これがなかなか思うように進まないものでね」とおっしゃってました。
前回、ちょっと尋常でなくお疲れの様子だったので、少しお元気になられていて安心です♪

こんなに落ち着いていても、次回の外来はまた半年後。とってもお忙しい先生だけにちょっと申し訳ない感じもします。
特に症状がない状況での経過観察としては意外と期間が短いんだなと思うけれど、どういう症状が出たら先生に連絡しなくちゃいけないかとか、どういうことを観察したらいいのか、心臓のことはまだまだよくわからないから、患者としてはとっても安心です♪

検査の結果は改めて~。


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循環器の外来に

2012-11-06 | 心臓(循環器)?
急に寒くなってきましたね!

さて、この間の外来、基礎代謝の検査のあとは、循環器の外来の前に、いくつか心臓の検査でした♪

まずは心電図。新人さんだったのかしら、電極を貼る場所を鎖骨から順番に骨を数えて貼って、指差し確認したうえで、先輩に確認してもらってました。なんだか一生懸命でかわいかったです。あっさり終了♪

つづいて心エコーです。心臓を超音波で確認する検査。
横向きに寝て、右腕は体のうえに乗せておくのですが、基礎代謝の検査で痛くなっている手首の上に、検査をしてくれたきりっとした方の肘があたり、そこに体重がかけられるので、ほんとにつらかったです。息を吐いて、吸って…と言われているから、声もかけられなくて、ごそっと動くと、「手は上に置いてください」と言われるし。左手の関節はそのあと腫れてました…。
あとは、鎖骨のすぐ下の2つ目と3つ目の肋骨の間あたりをぐりぐり。これもそうとう痛くて、あとで見たら、赤くなって大きなじんましんみたいなのができていました。前回の検査でも「心尖部描出不良」ということだったので、心臓の上の部分が見えにくかったのでしょうけど、痛いです…(泣)

追記:心尖部って第五肋骨のあたりなんだそうです。そういえば心臓は下の方が尖ってますものね。

検査のあとに、「痛い関節に乗られると痛いんですが、次回にはどうするのがいいですか?」と相談しようかなと思ったのですが、終わったあとにお顔を見たら、なんだか余裕がなさそうに見えたので、黙って帰ってきてしまいました。

エコーって負担がほとんどない検査というのに、こんなこともあるんですね~。次回は検査が始まる前に、関節が痛いんですと声をかけてみようかなと思います♪

ちなみに、結果は、問題なし♪
「心臓にはほぼ問題なさそうですよ。」と先生。
前回同様、血流の逆流はあるけど少しだけで、左心室が大きくなってポンプ機能に問題があるってレベルでないから、気にしなくていいよということでした。

忙しい先生だから、これで「何かあったらまた来てください」と無罪放免かと思ったら、また半年後に予約をすることになりました。丁寧な先生です。
1年後でも…と言ってみようかと思いましたが、先生が半年とおっしゃるので、とりあえずお会いする予定です。

数年前には、検査をすればするほどナゾの病気がどんどん発覚する…というのがつづいていたこともあって、「大丈夫そう」という結果がでると、ちょっとうれしいです♪


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Comments (2)
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ナトリウムと心臓のお話

2012-04-20 | 心臓(循環器)?
この間の外来のとき、循環器の先生にもうひとつ相談したのは、ナトリウムのお話。

よく心臓病のお話で、「減塩しなさい」って聞きます。それはお塩のナトリウムをたくさん摂ると、血液のナトリウム量が増えて、脳が「薄めなくちゃ!」と判断し、水をたくさん吸収するような命令をするからだそうです。水が血液中にたくさん吸収されると、血の量が増えることになり、たくさんの血液をカラダにまわすためのポンプ(心臓)はいっぱい働かないといけなくなるわけです。
逆に、この理屈を利用して、脱水しているときに早くたくさん水を吸収できるように、スポーツ飲料にはよくナトリウムが入っています。

わたしの場合、心臓に負担をかけたくないけれど、そもそも多血症という状態で血が濃いので、ナトリウムの入ってない飲み物を選んだほうがいいのか、入っているもので血中の水分量を増やした方がいいのか、どうなんだろう?というのが、気になってました。
循環器の先生には「何か具体的に気をつけていることがあるんですか?」と聞かれたけれど、「いや、特に何をしているということはないけれど、気をつけた方がいいものなら、やった方がいいのかなと思って」って質問。

「僕の個人的な感覚だけれど」ということで、先生がおっしゃったのは、「最近の日本の食事は以前と比べたらずっと減塩になっているし、多少のナトリウムは腎臓がきちんと調整しているから、気にしすぎなくていいんじゃないかと思ってます」ということ。「ナトリウムの専門家には反論されると思うけど(笑)」ですって。

少し心不全ぎみのうちの家族は、検査値を見る限り、腎臓はとってもゲンキだけれど、ナトリウムの入ったドリンクを飲むと、しばらく足がずいぶん浮腫んだりするから、関係ないとも断言できなさそうな気もします…。だけど、わたしの年齢で気にしすぎて、おいしいものも食べないのも残念。ほどほどでいいのかも。

それにしても、ずっとつづく多血の(赤血球・白血球などが正常値をはるかに越えて異常に多い)状態は何とかならないのかしら。

この話は、なぜか膠原病の先生と話すことが多かったけれど、内分泌の先生に相談してみようかな。
甲状腺ホルモン不応症の関係で、亢進と低下がアンバランスになって、骨髄の造血細胞が活発になっていたり、造血を命令する腎臓から出てくるホルモン「エリスロポエチン」が増えていたりということもあるようだし。
前の検査で抗利尿ホルモン(ADH)が正常だったか、なんてことも聞いてみようかなぁ。体内の水分調節をしているホルモンも視床下部や下垂体から出ているものがあって、前葉と後葉の違いはあるけれど甲状腺を調整しているホルモンが出ているご近所。ゲンキな人よりも、問題が起きている可能性があがるから。

あとは、この間書いた、睡眠時無呼吸症候群があるかもって可能性も本気で考えるかどうか…。

ともかく、敢えて過剰に塩分を摂ることはしないけれど、先生がよいというので、しばらくは多少のむくみなどは気にせず、ナトリウムを摂っていようと思います♪ 家族と工夫した減塩食レシピはけっこうおいしいから、その程度で十分なのかも。


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死なない症状とハイリスクのお薬

2012-04-17 | 心臓(循環器)?
なんだかどんどん春めいて。陽射しが熱くなってきました。

この間、膠原病の先生とお話して、喘息の発作は起きていないし、そもそも診断自体がはっきりしないから、何年もつらかったドキドキについては喘息を気にして避けていたインデラルやテオーミンのようなβブロッカーを使ってみてもいいんじゃないかと言われていたので、楽しみに循環器の先生にお会いしたわけですが…

心臓の状態もいいし、今、症状が安定しているなら、リスクを犯してまでβブロッカーは処方できない、と言われました。またこれ…。
喘息はステロイドの吸入でコントロールしやすくなったとはいえ、今でも毎年、たくさんの方が亡くなるもの。なめちゃいけないのは、わかるけれど、心臓ドキドキもつらいのよ、と思います。でも、死ぬような症状じゃないなら、死ぬリスクのある治療はできないというのも、もっともなお話で。

何年も、手が振るえるから、お客さんへお茶を出すのができなくて、代わりに上司がお茶を出してくれるってどうなのよ!というのは考慮されず。心臓の先生には、「手が振るえる」というのは責任範囲じゃないから、この話はもう一度、内分泌の先生に相談してみようかしら。上司にお茶だしをさせても死にませんから…と考えたら、処方してもらえそうな期待は薄いけれど。
訴えませんから、なんて書面にサインするから処方してほしいとお願いしてみないとダメなのかしら。

ともかく、何年来の希望だったβブロッカーへの希望が再び打ち砕かれて、ちょっと気分は下がりぎみ。前回、検討できると聞いていたので、あんまり考えてなかったけれど、もうちょっと、どうつらいかを切々と伝える準備をしておけばよかったです。

リスクと生活の質(QOL)とのバランスって、案外むずかしい。


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循環器の検査結果は良好~

2012-04-06 | 心臓(循環器)?
あらら?書きかけの記事を出してたみたいですね、ごめんなさい~!
循環器の外来のつづきです。

検査結果としては、前回の外来で採血していたBNPも今回の心電図も問題なし。おとなしく待っていたから血圧もたいへん結構。脈拍がちょっと高いくらいでした。「器質的には問題ないと思います」ということでした。

器質的にって…ということで、火事に譬えたお話をしてくださいました。
防火ということを考えたときに、燃えやすい建物より燃えにくい建物がいいわけです。それから、火事のきっかけになる、タバコを吸う人がいるとか、油物をよく料理するとか、そういう要素も少ないに越したことがありません。ただ、燃えにくい建物なら、きっかけのタバコの不始末があっても、大きな火事にならないし、燃えやすい建物だと、ちょっとしたきっかけで大きな火事になることもあります。

心臓の問題でいうと、建物の燃えやすさというのが日ごろの心臓の状態(器質)、きっかけ(トリガー)はストレスや生活習慣だったり、持病だったり。

わたしの場合は、年齢的にもこれまでの心エコーや心電図の状態からも、心臓の状態は悪くないですよ、と先生がにっこり。そういうわけで「器質的には問題ありません」でした。頻脈がつづいていたり、弁がうまく閉まってないという話があったりして、何となく心臓自体もよくない状態にはまっているかと思っていたので、なんだかほっとしました。
だから、ちょっとしたきっかけでどうこうなる可能性は少ないんじゃないかということでした。

ただ、きっかけという面では、心臓の問題を起しやすい全身性エリテマトーデス(SLE)やシェーグレン症候群の膠原病、甲状腺ホルモン不応症がありますから油断は禁物です。寝不足やストレスもトリガーになりますね。

年齢的には、女性は55歳くらいから心疾患の問題が起きる率が急にあがるようです。もうちょっと大丈夫そう♪
「ちなみに、うちの家族には循環器の問題が多くて…高血圧、動脈瘤、狭心症と…」という話をしたら、先生も「そういう要素があると、40代後半くらいから様子を見ておくのがいいですね」とコメントされてました。

「あとは体重を増やさないことですよ」と先生。やーん、そうですね。このところ、ストレスだか甲状腺が亢進しているんだか、春だからだか、食欲増進が半端ないので、気をつけます~!

結果もOK、直近で心配なところもないということなので、卒業で、膠原病と内分泌の先生の観察にまかされるかと思いきや、半年くらいでもう一度、お会いすることになりました。
もう少し「建物の燃えやすさ」を見極めるためですよってことだそうです。
2回目が3ヵ月後、3回目が6ヵ月後ということは…そのあとは1年後なんかになるのかしら。
それは安心♪という気持ちと、すごく忙しそうな先生を「元気です」の確認につきあわせるのは恐縮だなという気持ちと、ちょっとだけ「確率はともかく心配な要素が残ってるのかな?」という気持ちで、聞いてました。


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