亢進症な生活

甲状腺機能亢進症(バセドウ病あらため甲状腺ホルモン不応症)と膠原病(SLE&シェーグレン)を併発した働き者。のんびりと♪

リブレで血糖計測を始めました

2024-07-10 | 糖尿
いろいろと書くことはいっぱいあったのですが、バタバタにかまけて更新できていませんでした。

いろいろはおいおい更新しますが、3月からFreeStyleリブレというデバイスで血糖の計測をするようになりました。

オセロの白いコマみたいなデバイスを二の腕にカチャンと貼り付けて、スマホと連携したら2週間は15分毎のデータをとっています。(急な低血糖!と思ってすぐにブドウ糖の飴を食べたりすると、15分の平均値としてはそんなに低くない記録になる様子です。)

センサーを装着する時は、カチャンと書類の穴あけみたいな音がするけれど、痛みは血糖計測の針やインスリンよりずっと小さくて、嫌ではないです。
朝ご飯を食べる前にチクッと針を刺して計測するのもなくなってみると意外とストレスだったことがわかるくらい、ないのが快適です。時々、あれ?低血糖?と思ったときにすぐに確認できるのも便利で、安心です。寝ている間の低血糖も記録されるし、設定すればアラームも設定できるのは、人によっては助かる機能かもしれません。

昔は保険適用の範囲が厳しかったようですが、2022年4月からはインスリン療法を使う人には保険適用となりました。あとは低血糖の人も対象だったでしょうか?

14日使えるセンサーが12500円の3割負担でも、3750円ですから、月に7500円はお安くはないですが、もはや止められないです。

そんなお高いセンサーですが、昨日、着替えようとしたら、袖に引っかかって、ポロリと取れてしまいました(涙)
まだまだ期間が残っていたのに。
あまりの暑さで汗をかいた場合は、とめているテープが緩んでしまうこともあるそうです。
センサーは二の腕のぷよぷよしているところ(笑)に着けます。内側は神経も多いから止めてね、と言われました。半袖になる季節はなんとなく上の方に着けてしまいますが、それも引っかかって剥がれた原因のひとつだったかもしれません。

そういえば、空港のセキュリティチェックで止められることもあるそうです。国内線はまあ大丈夫らしいですが、国際線では剥がしなさいと言われることもあるそうで、そうなると毎日針刺し生活に逆戻りですね。
保険適用外でひとつ買って、予備にするべきか…とまで考えてしまいます。

あとは、普段はBluetooth で連携しているけれど、スマホをセンサーにかざして起動とかデータが取れてない時に8時間分のデータをとるときは、NFC(モバイルSuica など、ピッとする通信方法)を使うようです。スマホのバッテリーを気にするときは、Bluetooth をオフにして8時間以内にNFC でデータを取るのがいいのか?まだわかりません。

高いガジェットだと言う人もいますが、わたしとしては快適です。みかんは血糖の上昇が早いなあとか、習慣を見直すサポートにもなります。

付き合いが長くなる病気だからこそ、上手に付き合えたらと思います。

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糖尿病はちょっと改善しました

2022-11-25 | 糖尿
10月後半に、内分泌の外来に行ってきました。
8月に下がっていなかった糖尿病のヘモグロビンA1c(HbA1c)は無事に6.8まで下がっていました!
外来でお部屋に入って、椅子に座るより前に、「値はよくなっていますよ!大腸内視鏡もして大丈夫です」と先生がお話くださいました。やっぱりお昼にもインスリンの効きをよくするメタホルミンを追加したのがよかった様子です。午後に異様に眠くなるのも止まりました。
このところ、朝に88とか90まで下がっていることもあって、いい感じなので、インスリン(グラルギン)も12単位から10単位に減量し、太りやすさが押さえられるといいねということになりました。

白血球9500、赤血球5020と多少高いのはご愛敬。
いつも低めのアルブミンも4.2g/dL。
前回、甲状腺ホルモン不応症のわりに低かった甲状腺ホルモンの遊離サイロキシン(FT4)は2.52ng/dL、遊離トリヨードサイロキシン(FT3)も4.4pg/mLまで戻っていました。
コレステロールもLDLが116mg/dL、HDLが52mg/dLまで落ち着きました。
中性脂肪(TG)だけが197mg/dLで、昨日は焼肉でしたか?という感じでしたが、ナゾでした。

とりあえずもろもろ改善していて、何よりです。
糖尿病の状態がよくないまま大腸内視鏡の準備で脱水するのも心配ということで延期になっていましたが、元気に大腸内視鏡の予約を入れて、帰りました。
まだ、何がどうなったらいい結果が出るか、うまく読みきれないけれど、ひとまず落ち着いてひと安心です。
このまま少しずつインスリンを減らして、飲み薬だけで行けるようにするのが目標ですが、焦らず少しずつ。

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糖尿病網膜症や白内障、糖尿病性神経障害も気にしなくては

2022-11-15 | 糖尿
8月の内分泌の外来で、1年ぶりに看護師さんが足裏の感触に変化がないかを調べてくれました。感覚が鈍麻して小さな傷から壊死などにならないためです。
その時に、眼科の診察記録を書いてもらうカードを見せて、と言われて、持ってないし、眼科にも行ってないと答えると、えー!という話に。

糖尿病では、網膜症や白内障のリスクが格段に上がるそうです。見えなくなることにもつながるので、気をつけなくてはなりません。

網膜は、目の奥の画像を映して、視神経にデータとして渡す部分。新聞紙くらいの薄いものらしい。
その網膜の細かい血管が詰まってしまい、出血したり、白斑ができたり、さらに進むと浮き上がって、網膜剥離になり、その部分が見えなくなって、なかなか戻すのが難しくなるようです。
ひどくなるまで自覚できる症状も限られるので、糖尿病がわかれば、定期的に検査することが大切と言われます。

さっそく眼科に行ってきました。
視力は眼鏡があれば、1.2と1.2。眼圧も16と15mmHgでした。
眼圧は10-21mmHgが標準。眼圧は網膜症が進んで、普通でない血管が増えると、目が硬くなり、緑内障が起きるので、注意します。
眼圧が高くなくても、視神経が悲鳴を上げると、緑内障になるのですが、ひとまず眼圧が高くないのはいいことです。
網膜の変化もないようでした。

もうひとつ、糖尿病白内障というのがあるそうです。知らなかった。
白内障は、目のレンズにあたる水晶体が濁る病気です。

糖尿病白内障は、原因がはっきりしていないようで諸説あるようですが、血糖値が高い状態が続くと、糖から糖アルコールが作られて、それが水晶体に溜まり、濁るんじゃないかと言われていると説明されました。
並行して、年齢を重ねると、水晶体が紫外線に晒されて、水晶体の中のタンパク質が変化し、濁りの原因になるということもあるようです。

糖尿病白内障は、高齢者の白内障よりも早く進行するようなので、要注意。
今回、白内障はあるね…ということでしたが、年齢によるものか、糖尿病のものかは、何とも言えません。

あまり症状を意識していなかったので、どんなことがあるか聞いてみました。
水晶体が濁ると、中で乱反射するので、眩しさを強く感じることもあるそうです。瞳孔が大きくなるような暗いところではレンズの水晶体に縁まで使うので、周りから濁ってくると、夜に霞むことも多いようですが、糖尿病の時はそうでもないかも、とのこと。

糖尿病の白内障は、水晶体の後ろの方にある後嚢の真ん中から濁っていくことが多いようなので、次回、どんな様子が聞いてみたいと思います。
ステロイドは、白内障になるほど使ってないと思っています。
必要に応じて、進行を抑える目薬などは早く始める相談などもしてみようと思います。

まずは、HbA1cを下げるべし、ということで、3-4ヵ月でまた外来となりました。
糖尿病になってしばらくは目の病気は出にくいから年に一度の検診と聞いていたのですが、「なにしろHbA1cが8.0だからね」と言われて、多少ショックを受けつつ、ちゃんとしなくちゃと自覚中です。

網膜の真ん中の黄斑部の調子が悪くなって、加齢黄斑変性が起きた場合は、血管内皮を増やしてしまうVEGFという物質に対抗する抗 VEGF療法というのがあるそうです。硝子体にお薬を注射するような治療を数回(まずは1ヶ月おきに3回など)するようなことも適用になって、眼底出血を抑えられるようにもなっているのだとか。
個人的には、麻酔をしていても、目を開けたまま注射をされるのはなかなか怖いのですが、失明しないための治療の選択肢が増えるのは歓迎です。そんな必要がないにこしたことはないのですが。


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HbA1cは、また8.0

2022-10-23 | 糖尿
暑すぎる夏、すっかり更新をしそこねていました。いつの間にもう秋!です。

書けていない間に、8月の外来では、糖尿病の指標になるHbA1cは、また8.0を叩き出してしまいました。
予定では、6.5くらいに下がって、胃と大腸の内視鏡検査の予約をするつもりだったのですが、まったくダメでした。「検査で脱水ぎみになることもあるし、敢えて検査を急ぐのはやめましょう」ということで、見送りです。

振り返ると、7月は、いろいろ悩ましいことを考えたり、肉体的にも酷暑の中で動き回らないといけないことが続いていました。
ふらふらして、熱中症対策のブドウ糖たっぷりの飲料のお世話になることも多くて、体重では痩せたけど、血糖値は下がっている時間が持続することが少なかったんじゃないかと思います。

8月になると、近くで売っている冷凍フルーツを蒸し蒸しする時につまむのをやめられなくて。ヨーグルトに凍ったブルーベリーをゴロゴロ入れて食べていたせいか…
朝は、100を切る日も多かったので、油断していましたが、日中は200後半になったり、食後には370なんて日もあったので、当然なのでしょうか。その辺りの感覚がまだまだつかめていません。

そんなわけで、内視鏡の予約はまた延期へ。
インスリンを増やすと体重が増えがちだから、メタホルミンをお昼の時にも飲むことになりました。
あとは、ご飯を食べているところに長い電話がかかったり話し込んだりして、食後の薬が遅くなってしまうような残念なこともあるので相談して、ご飯を食べ始める時にお薬を飲んでもいいよとなりました。飲んで30分以上食べられなかったというのはやめてね、とのこと。

糖尿病も、かれこれ1年、あんまり改善しないままきました。
急に始まって、早くからインスリンを導入したから、あっという間に収まる気満々でしたが、そうもいかないものですね。
大丈夫かな…

糖尿病があると、炎症系の問題があってもステロイドをつかいにくくなるし、続くと全身の血管や神経を壊すので、ちょっとマジメに向き合わなくてはなりません…。

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内分泌の外来でした

2022-05-30 | 糖尿
4月はずっと血糖の上がりっぷりが止まらなくて、どうしたものかと思っていましたが、はっと気がつくと、肩や股関節が痛くて、何度かステロイド注射を打ってもらっていたことに気がつきました。

HbA1cは、8.4まで上昇。内分泌の先生に、ステロイドの話をしたら、それだ!と納得してくださいました。それだけでもなさそうだけれど。
ちょうど始めたメトホルミンはステロイドで上昇した血糖にも有効だから、これを増やすと落ち着くんじゃないかということでした。

整形外科の先生にHbA1cの値を言っておくのだよと言われました。関節の炎症がひどくて、痛みが強いと、それはそれで血糖も上がるので、ステロイドの量などうまいこと考えてもらうのがよいようです。

血液検査の結果を見ると、いつもは悪玉のLDLコレステロールが高いのだけれど、今回はかなり低め。逆に善玉のHDLコレステロールが低くて、頻脈もあるから軽い運動かなぁといつものご指摘。スクワットとかウォーキングとか。

腎臓、肝臓は問題なさそうですが、そういえば健康診断でビリルビンが高かった話をしたら、次から血液検査に加えてくれることになりました。

甲状腺ホルモンは相変わらずの高値。甲状腺ホルモン不応症のためにうまく反応できないので、多めでちょうどいいのです。下垂体でもうまくホルモン量に反応できないので、甲状腺ホルモンが多くても、分泌しなさいという刺激ホルモンのTSHはたっぷり出ていることが多いのですが、久しぶりに1を切っていました。

今回はメトホルミンを1日2錠から4錠に増やしました。この薬は急に増やせないし、夏場の脱水は要注意ですが、よく効いてくれました。朝の血糖が100-150くらいには収まってきて、ひと安心です。

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血糖がうなぎ登り、新しいお薬を追加しました

2022-04-11 | 糖尿
内分泌の外来に行ってきました。
前回の外来で血糖値が上がっていると指摘されたあとも、このところ、輪をかけて忙しく考えることも多くて、夜遅くにようやく夕食にありついたり、睡眠時間がごっそり削られることもつづいたりして、連日、朝の血糖が200を軽やかに越えていました。

そうしたわけで、予測通り、HbA1cはあっさり8.0を越えてしまっていました。それでもフリダシよりはいいのがおそろしいところです。

メトホルミンというクラシックなお薬が追加となりました。
今までのエクアがインスリンの分泌を促す系なら、これはインスリンの効きをよくする系だそうです。
インスリンの量が増えると、体重を落としにくいのですが、このお薬はインスリンの量を増やすタイプではないので、体重を増加させにくいんじゃないかと云われました。。ついでに、脂肪肝が改善するといいなとこっそり思います。

気をつけないといけないのが、乳酸アシドーシスというものだそうです。筋肉痛のもとになる乳酸。これが体内に残ってしまう副作用です。
しょっちゅう起きるものではないそうですが、最悪の場合は命に関わる副作用なので、あなどってはなりません。

お腹のムカムカや下痢が続いたりしたら、薬をやめて、お医者さんにすぐ連絡してくださいねと念を押されました。特に飲み始めて、2-3日は要注意だそうです。というのは、脱水していると、特に乳酸アシドーシスが起きやすいのだとか。
アルコールは多少は大丈夫だそうですが、飲みすぎるとアルコールを代謝するのに水分が使われて脱水が起きやすいので、これまた乳酸アシドーシスの原因になるようです。

それから、造影剤を使った検査も要注意。普通は検査の前後2-3日ずつ休薬するようです。緊急は仕方ないものの、必ずメトホルミンを使っていますと、自分で念を押すようにと聞きました。緊急透析になることもあるようです。
このところ、肺のすりガラス状結節がありますし、お腹が痛くて、造影剤を使った検査が続いていますから、気をつけなくてはいけません。
これは、ヨード造影剤が腎臓に負担をかけると、乳酸の代謝も遅くなり、乳酸アシドーシスが起こりやすくなるようです。

それから、メトホルミン自体は低血糖を起こしにくいお薬だそうですが、お薬が増えれば低血糖を気にして、念のため甘いものは手元に持っておくように言われました。とはいえ、これだけ高いと大丈夫かな、と先生もおっしゃってました。

気をつけることはあるものの、これで血糖が下がるといいなぁ。

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血糖はやっぱり上昇しています

2022-02-14 | 糖尿
内分泌の外来に行ってきました。
Hba1cは7.6に戻ってました。やっぱり予測どおりです。
年末年始で食事も糖質が上がりがちですし、お土産のお菓子なんかも増えがち。お正月なのに、お餅も栗きんとんも食べなかったのに。
肩の手術があったり、仕事もいろいろ神経を使うことが続いていたりしたから、ストレスのレベルも高めが続いていました。

でもドクターは、たまにお昼前に103とかいう日があるのに注目して、低血糖を避けるためにインスリンは増やさないということになりました。
低血糖は起こしたことがないと思うのだけれど、低血糖は命に関わるから、焦って血糖を落として低血糖のリスクを上げるより、慎重にしたがいいんだよと教えてくれました。低すぎるところに何かを食べると急に上がってよくないからかと思ったら、もっと深刻なリスクを想定されていたようです。血糖が急に上がるのはむしろちゃんと体を守る大事な反応だからね、ということでした。
「健康法の記事」と「治療にあたっている先生」の温度の違いに、ちょっとしみじみします。

よく寝て、食べ物を気をつけて、運動してねということに。
とはいえ、テノーミンを飲むような頻脈がある時はガシガシ運動はしないで、ウォーキングや軽いスクワットくらいだそうです。泳ぎこむとかいうのはダメということでした。残念。

手術前は血糖の上昇が気になって何度か看護師さんにお話を聞いてもらい、「何ともないのにお邪魔して申し訳なかったなぁ」と思っていたのですが、朝200越えているのが何日も続くとか、低血糖になりそうということがあったら、迷わず電話してねと言っていただいて、気持ちも救われました。

あとは、今年は大腸内視鏡の年ですね、と言っていたのだけれど、糖尿が落ち着かないと、検査自体がストレスにもなるし、ポリープをとるのも躊躇するし、下剤での脱水も気になるから、次回の診察まで延期。血糖で粘りの上がった血が脱水で血栓になるのも困ります。
心エコーは骨髄炎の云々で撮ったから数年はいらなさそう。
甲状腺のエコーはそろそろ。すれすれの大きさの嚢胞があったような。

そういえば、胃カメラも、3年くらいしてないような気がするけれど、時々、胃痛を起こしているから、診てもらうか相談しなくては。

耳鼻科の手術も気になるけれど、それより大腸が気になるかなぁ。まずは血糖コントロールですね。検査をしなくちゃねというのはコントロールのモチベーションになって、案外いいかもしれません。

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手術に向けて上がる血糖をどうしたものか

2022-01-19 | 糖尿
12月の外来で、HbA1cが6.6で安心し、インスリン(グラルギン)も6単位から4単位になったのですが、朝の血糖が140を越える日が3日続いたら6単位と言われたら、6単位打っても140を軽く越える日が続いていました。
急に決まった肩の手術の前に大丈夫かしらと年末年始も挟むので内分泌科で相談したら、下がっても6単位を継続したらいいよ、ということになり、ひと安心。

でも、肩はじっとしてても痛くて、CRPが高そうな状況が続き、その負荷で血糖は上がりがちです。さらにクリスマスや年末年始はぜいたくサラダなどを駆使して自重していても多少、罪深いおいしいお料理に遭遇するわけで、朝の血糖は180とか200を軽やかに越えるわけです。
年明けに肩の手術の術前検査に行ったところ、糖尿のことも甲状腺のこともお話する機会がなくて、ちょっと不安で帰り道にまた内分泌の看護師さんに相談してしまいました。

看護師によると、高めだけど、HbA1cが6.6まで下がっていたし、どうしてもダメならドクターからドクターに問い合わせてくるから心配ないよ、ということで励まされました。
実際は手術する病院で、問診票に糖尿病の既応は書いたけど、値も聞かれなかったし、通院病院も聞かれなかったから、どうかな…と思いながらも、すごく心配しなくていい状況と言われて少し落ち着きました。
仕事も休んで入院して手術の直前に、血糖が高いけどちょっと待って、と言われたら困るな…と思いつつ、可能性が少なそうなら、きっと大丈夫。

膠原病で炎症のCRPがすごく上がっても何を観察してどれくらい急いでどんな治療が待っているか想像できるし、甲状腺の値でも多少上下しても動揺しないけれど、血糖は付き合いが浅くて、まだまだ読みきれず、しかも全身麻酔の手術となると、どうしたらいいのやら、動揺しきりです。

でも先生方に相談して、ひとまずよしとしてみようと思います。



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術後の血糖値はわりといい感じだった

2022-01-10 | 糖尿
卵巣の手術の後、昨年の11月の第1週に内分泌の外来に行ってきました。
なんとHbA1cが9月の7.0からさらに下がり6.5になっていました!


卵巣の腹腔鏡手術から10日ほどで、手術は一般的にカラダに負荷をかけるから血糖が上がりがちと言われるし、手術前には血糖値が高めの状態が続いていて、入院中の食事はいつものストイックな低糖質(ロカボ)食事と比べたらかなり糖質が高めだったので、どうなることやら…と思っていましたから、驚きです。

HbA1cは、検査法で少し違うものの、6.4までは基準値。治療では7.0を切ると合併症のリスクが減り、6.5を切るのをひとまず目標とすると言われていますから、ひとまずほっとしました。
食前の血糖値がそんなに変化していないのに、HbA1cが下がっているということは、食後の上昇やその持続が多少なりとも改善しているということでしょうか。とりあえずうれしいことです。

先生は、血糖値の上昇が早くわかって、病気のごく初期から生活改善とインスリンを含む強い治療をすぐに始めたのが、功を奏したかなとお話くださいました。

生活改善を進める前に早くお薬の治療を始めると血糖値が下がって油断し、食事や運動を頑張れないことが多いようですが、私の場合は早く卵巣嚢腫の手術をしたいし、血糖値が落ち着かないと術後の傷の治りにもよくないから、しっかり下げるゾという明確な目標があったので、うまくいったのかもしれません。

前に先生の反応がにぶくて、こっそり涙した(笑)、体重減少も「いいですね、がんばりましたね」と、しっかり褒めてくださいました!

インスリンはダラダラ続けると体重減少しにくいなどのデメリットもあるので、次の外来で様子をみて、2剤服薬に切り替えて、インスリンを停止しましょうかと言われて、うれしい反面、ドキドキ。
年末年始の食事が変わる時に大丈夫かしら、病院もなんとなく静かになる時期に、お薬を変えた後の気になる変化を相談できるかしらと思いながら、外来を終えたのでした。

そして1ヶ月あまり経って、12月に内分泌の外来でした。
手術を経て、比較的落ち着いていた血糖値ですが、いろいろあって、ジリジリと上がっていました。

復帰したら忙しくなったり、疲れて低糖質への反動が出て罪深い食事にはまる日があったり(笑)、夕方5時半くらいから食べていた夕ご飯も忙しさに押し流されて9時やら10時やらまで遅れがちです。思い当たることがいろいろ諸々あります。
この後だって甘酒の差し入れやら甘いものが届き、血糖値が上がらないわけはありません。

結局、朝の血糖値が140-180になってしまいました。

外来のお部屋に入って、最初から「今回はどうもいけません…」と白状していたのですが、驚くことに前回、HbA1cが6.5だったところから、6.6と大きく変化がありませんでした。

インスリンの卒業は見送りとなりました。ちょっとほっとしながら、改善しないのは気になるところ。
何かと間食が出てしまうところを気をつけて、血糖値が高い状態が続かないようにしなくては。

でも、6単位だったインスリンはいよいよ4単位に減量です。
最近の状態もよくないので心配で食い下がったら、朝の血糖値が140を超える日が3日続いたら、その日の夜は6単位まで増やしていいよということになりました。

ということで、その外来のあと、6単位のインスリンを打つ日が続いていますが、寒い日においしい料理にやられないように、湯豆腐などつつきながら乗り切りたいと思います。

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女性ホルモンと血糖

2021-09-30 | 糖尿
今日は女性のお話です。

血糖をおうちで測るようになって気がついたのですが、私の場合、生理が来ると、血糖がすとんと下がるようです。
ふだんは甘いものや穀類、いも類など、糖質をしっかり取ると、とたんに血糖が上がってしまっていました。血糖が下がるのにも時間がかかり、前の食事が遅くなると、食前の血糖がガツンと上がった状態になったりします。手術まではがまんしよう…と思っていました。
でも、生理が来ると、丼もののお弁当を食べようが平気で、次の食前にはすっきりと血糖が下がっていました。食前に90-100mg/dlです。

先生に聞いてみると、人によるけど、生理初日にすとんと下がる人は多いようです。私も20-30くらい下がりました。

エストロゲンが上昇する「卵胞期」は血糖値は低めになり、プロゲステロンが上昇する「黄体期」は血糖値が上昇しやすくなるそうです。
エストロゲンが多いときは、インスリンが働きやすくなるのだとか。
私の場合は、生理が始まる頃から排卵くらいまでの2週間は低めという印象です。

そんなことを知らずに、エストロゲンに似たイソフラボンたっぷりの低糖質の豆乳を愛飲していますが、それくらいでは血糖には効かないか…。
排卵の頃からは、かなり糖質を抑えないと、食前に140-150mg/dlという感じです。
お薬の量を調整の相談をできたら気が楽なのか、そこまで気にしないのがいいのか。どうなんでしょうね。

とりあえず少しずつ血糖の理屈がわかってきて、すっきりとしてきました。

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とりあえず血糖は下がりつつ

2021-09-20 | 糖尿
インスリンを始めて1ヶ月半。
外来に行ってきました。血液検査でHbA1cが7.0まで下がっていました!
HbA1cがゆくゆくは7.0%へ向けていくけれど、せめて8.0%を切る、7.5%くらいまでなればいいねということだったので、上等です。これで手術はgoとなりました!

8月の始めには食前の血糖でも200や300を越えていたものの、このところ、おうちで計測する血糖も90代がつづいていたので、これは行けるか!?と期待していましたが、期待以上でした。
食後10時間くらい経った空腹時に100ml/dlくらいで安定するとHbA1cも5.5%くらいまで落ち着くようです。
やっぱりインスリンを導入し、自己計測でしっかりコントロールできてよかったです。

この1-2ヶ月、よくがんばりましたとほめてもらいました。
ついでに体重は半年間で9キロ減らしたと自慢したら、まあ少しね、という評価で、残念でした。糖尿の症状と認識されたのかな。血糖が下がってからも1ヶ月で2kgくらい落とすのは頑張ったのだけれど。タニタの体重計によると筋肉は減っていないようだし。見た目の印象より背が高いと言われるので、BMIで言うべきだったか。

とりあえず、HbA1cが8月の始めにほとんど9%だったことを考えると、ちょっと下げるのが早すぎということで、インスリンを10単位から8単位まで減らすことになりました。減らすのもゆっくり。グラルギンの最小は4単位なので、術後に年内にたどり着くかは、きっと様子を見ながらですね。

糖尿だけ考えると、経口薬をもうひとつ追加したら、インスリンを止められそうということでしたが、その薬は手術の前にはやめないといけなかったり、インスリンの処方がなくなると血糖の自己計測器が使えなくて、さらに、術後には血糖の観察をしたいねということで、年内くらいはインスリンの単位数を減らして様子を見ることになりました。
使っているインスリンも速効性のものでなくて、24時間くらいゆっくり安定して効くタイプなので、血糖の値が落ち着いて、自分の血糖の反応のパターンがわかってくれば、もう少し計測の頻度も下げられそう。朝の空腹時と気になる時だけの計測になれば、ずいぶん楽になりそうです。
そのあと、経口薬だけになれば、さらにずいぶん楽で、お腹の炎症がなくなってさらに安定してくれるといいのですが、夢は見すぎず、一歩ずつ。

インスリンの処方がなくなっても、チップと針をいつもの処方薬局で自費で買えるか、忘れる前に薬局で聞いておくと安心かしら。

ちなみに、採血の結果は、他も腎臓、肝臓、鉄分は大丈夫そうでした。甲状腺も不応症のわりに若干低いけれど、安定。コレステロールもローカーボ、ハイファット(低糖質、高脂肪)の食事を続けているわりに良好。
あとは術後の傷が落ち着いて、喘息も落ち着けば、運動ですね。
リングフィットか何かを始めようかな。

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インスリンを増量、血糖はちょっと改善中!

2021-08-27 | 糖尿
インスリンを使い始めて1週間して、内分泌の先生にお会いしてきました。

一日3食を食べる前に自分で測った血糖の記録のノートを見てもらいましたが、食前なのに、朝も夕も血糖は200mg/dlを軽く越えて、マイペースで、どうもいけません。
意外と下がってない…ということで、先生から「インスリンのスタートは、6単位から始めるものですが、ここは10単位まで増やしましょう」と言い渡されました。インスリンの出もよくないし、出たインスリンの効きもよくなくなっているという感じです。

手術ができる目標を聞いてみたら、ご飯を食べて10時間以上経った空腹時(朝ごはん前)に130mg/dlを安定して維持できている状態で、それができたら、HbA1cも8.0%を切ってくるでしょうと聞いて、そこに近づいている感じがしません。

このままじゃいかん!と血糖を下げる工夫を真面目に始めました。(今ごろ?と言われそう…!)
1週間の自己血糖測定をしてみて、改めてホカホカの白米や厚切りトーストは血糖をぐいっと上げるとか、食事の時間が安定しなくて、前の食事の血糖が下がる前に次の食事をとることになるとか、血糖の低い時間をしっかり作るために改善できそうなところが見えてきました。そこで自分のルールを3つ決めました。

まずは、間食をしない!
食事の間を4時間あける!
そしてローカーボ(低糖質)の食事を心がける!

ご飯やパンのような糖質の多いものは少なめに。
そして、野菜とタンパク質をたっぷり。多少、油はカロリーが高くなっても気にせず、穀類でない油(サラダ油でなくごま油や肉の脂身)を中心につかうようにしました。
たとえば、刻んだキャベツのパックを一袋レンジにかけて、蒸し野菜にして、そこに豚バラをごま油で炒めた塩ダレのお肉をのせてメインにし、もずく酢、そしておにぎりひとつ。これで一食の糖質は50g以下に押さえられています。
朝ごはんもオートミールにミルクをかけて、ミカンひとつで50gちょっと。

糖質は、女性は一日に270g、男性は330gくらいをとるのがめやすと聞きますが、最初は150-200gにぐっと押さえて3日継続。食前の血糖が100mg/dlを切るようになり、それから200-250gくらいに戻してみました。
そうすると、食事が遅くなった次の食前が高いことはありますが、だいたい食前の血糖は90-130mg/dlにおさまってきました!

血糖が下がってきてもう一度、先生にお会いしたら、よし!この調子で手術に向けてがんばりましょう!と言っていただけました!

あんまりストイックだと続けられないと思うのだけれど、脂質を気にしなければ、わりと食事の満足度は高めです。ひとまず手術をしよう!と言われた時にできる状態にもっていくのが最優先かな、と思って、がんばってます。

調子にのって、低血糖にならないようにしないといけません。いつも高かった人の血糖が急に下がると、値としてそれほど低くなくても、具合が悪くなることがあるようです。特に暑い時期は血糖が不安定にもなるので、気をつけるに越したことはないですね。
使っているインスリンもゆっくり効くタイプなので、低血糖になりにくいそうですが、念のためブドウ糖は持ち歩くようにしています。

あとは、喘息の状態がよくなってきたら、もう少し運動したら、内臓脂肪が減って、インスリンの効きがよくなるでしょうか…。

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はじめての血糖測定(SMBG)とインスリン

2021-08-13 | 糖尿
あっという間に、糖尿病の診断となり、手術に向けて血糖値をコントロールするために、血糖値の自己測定(SMBG:self-measurement of blood glucose)とインスリン自己注射を始めることになりました。

看護師さんが実際に一緒に練習をやってみましょうと時間をとってくれました。

手を石鹸で洗い、指先を揉み揉み。
計測機にチップを差し込んで、準備。
血をとるための針をセット。
手の第一関節より先の指先をアルコールで拭いて、針をカチッと刺して血を出します。
計測機で掬って、血糖の値を表示させます。

実際にさほど痛いわけでないけど慣れなくて、シュタッと針が出るのにドキドキします。

初日は、血を出すために針を出すつもりが針交換のボタンを押してしまいダメにしたり、出てくる血が足りなくて計測機チップを再挿入することになったり、いきなりたくさん針やチップを使ってしまいました。
なぜか人差し指はたくさん血が出ますが、中指はイマイチだったり、血行にもばらつきがありますね。

インスリンは、グラルギンBSを1日に1回6単位から開始です。

針は32G。採血の21-23Gよりずっと細く、産毛のようです。
刺してもグラグラ動かさなければ痛みは感じませんでした。
細いから、ゆっくり注入されるので、刺したまま10秒数えて、ピストンを押したまま針を抜きます。どうも打ち終わって、ホッとして、ピストンを押す親指を離してしまいそうな予感がありますが、時として血液がお薬の方に逆流してしまい、お薬をダメにしてしまうことがあるようです。

空気を抜くために2単位を空中でから打ちして、実際に打つ単位数をセットして打つのですが、いろいろ慣れなくてゴソゴソしているうちに、打つ単位数をセットし忘れて、あわてて打ち直したりしています。

打つのは、お腹が最適だそうです。おへその周り、握りこぶし1個分くらいを避けて打つようです。
二の腕や腿、お尻も打つところと絵に描かれていたのに何でかと思ったら、二の腕や腿は筋肉が多くて、動くと、吸収がグッと増えてしまうことがあるから、お尻は場所によって神経に触ることがあるから、だそうです。なるほど。
急いで効いてほしいエピペンは太ももに打つべし!というのの逆ですね。

グラルギンBSは24時間くらいかけてゆっくり効くので、比較的低血糖は少ないそうです。
普段からずっと血糖値が高い人の場合、血糖が200でも低血糖になることがあるので、値でなくて、体調でよく見るように言われました。
あとはミカンを食べたあとの指なんかは果糖が残っていたりするから、ちゃんと洗うのよと念を押されました。

始めてみるとなんともないのですが、食前に計測するのが意外とバタバタしていると難しいですね。食事をする時間も量もばらつきがあるのを実感してるところです。
早くさがっていくといいな。

インスリンを打っても、血糖値は200や300を軽やかに越えることもあり、残念な気持ちになりますが、計測機の説明書に、600の時には…というような話があって、ちょっと気が楽になりました。
手術は、空腹時が130くらい、HbA1cが7.0%に向けて、せめて8.0%を切る、7.5%くらいまでなれば、進められるかな、ということだったので頑張ります。

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インスリンを使いますか?

2021-08-05 | 糖尿
糖尿?と言われて、エクアを飲みはじめて約20日。
いつも甲状腺でお世話になっている内分泌の先生に会ってきました。前回、血糖の相談をしたのは別の先生だったので、この先生に糖尿のことでお会いするのは、初めてです。

これまで、1-2ヶ月くらいの血糖の状況を反映するHbA1cは健康診断でも数年間だいたい5.5%くらいで来ていたものが、急に8.5%になったあと、今回、さらにあがって、ほとんど9.0%になってました。
6%未満なら血糖コントロールができている状態、7.0%未満なら合併症のリスクを押さえているライン、低血糖が起きやすいような事情がある場合も8.0%未満を目指すラインと、日本糖尿病学会の糖尿病診療ガイドラインで言われているらしいので、「これじゃいかん」という段階です。しかも薬を飲みはじめても悪化しています。

やっぱり急に血糖が跳ねあがった印象なので、内臓の炎症の影響と見えるという見立てでした。あとは喘息とステロイドの影響もあるかもしれないけれどと。
造影CT で膵臓の腫瘍などの可能性はクリア、インスリンの効きを悪くする自己抗体の抗GAD抗体も陰性で、まあ、そうですね。

今回も空腹時に血糖が200もあったので、DPP-4阻害薬のエクアだけでなく、もう1つお薬を追加して、2剤併用しましょうか、とお話してくれました。

私としては、甲状腺ホルモンなら、症状で手に取るように値の上下がイメージできるのと違って、糖尿病の基本的な知識もほとんどないし、自分の体質や今の体調として、どんな食事や行動、体調によって血糖がどんな風に推移するか、見えないのは、ちょっと残念に思っていました。
お薬を変えながら2-3週間で外来を重ねても、全体像が見えてくるまで時間がかかるのもじれったい話です。糖尿病がコントロールできるのを待っている卵巣の腹腔鏡手術がさらに遅れてしまっては、その炎症でまた血糖が不安定になるループに入りそうです。

そうしたわけで、自費でも血糖を測定するのは高いですか?と質問したら、それなら少しインスリンを導入したら保険適用になるよ、ということで、さっさとインスリンを試すことになりました。
昔は、膵臓が動いているのに血糖があがっていく二型の糖尿病の場合、食事療法、運動療法、投薬をやってダメな時の最後の手段としてインスリンを使うイメージがあって、とうとうインスリンになってしまいました…という話があったものでした。
でも、最近は初期からインスリンを導入して膵臓を守るという考え方もあるようです。といっても、初回からインスリン、というのはあまり聞いたことないけれど。
それだけ、値が充分高かったということもあるのでしょう。また、手術に向けて急いで血糖を落としたくて、血糖の原因もお腹の炎症が疑われているのでそこを早く解決するためにも早く手術にしたいという事情があるので、順当かと思います。

あとは、2008年の右下腹部痛をしらべはじめた頃から肝臓が光ってますね…と脂肪肝を指摘されてきましたが、これもインスリンの効きを悪くする要因と言われるので、これも何とかしないといけないでしょうか…と聞いてみました。
先生からは、それはそうだけど、順番があるかなと言われました。
・とにかく全力で血糖を押さえ込み、お腹の手術を終わらせること。
・体重は標準体重の範囲内ではあるけれど、あと一息落とすこと。
・術後でいいので、喘息をもう少しコントロールして運動ができる状態にして、運動療法で肝臓もスッキリと脂肪を落とすこと。

まず、卵巣の腫れで血糖がおかしくなり、それで卵巣の手術延期というループをバッサリ切りましょう、ということのようでした。

体質的にもともと食後血糖は高めで、健康診断などで10時間絶食のあとにも血糖がやや高めな印象を持っていたので、チェックできるテーブルに載せられて、少し安心しました。
全身性エリテマトーデス(SLE)との付き合いが長いわりに腎臓がしっかり動いてくれているのも救いです。

婦人科で報告したら、血糖のコントロールを考えると手術は耳鼻科のあとかな…と呟かれました。どうなるかな。
あとは、耳鼻科の先生に糖尿と手術予定のことをお伝えする外来のアポを取り、口腔外科には手術が延期でマウスピースの受け取りの変更をして、今日のミッション終了。

始めるインスリンは、グラルギンBSなので、比較的低血糖も少なそうです。1日1回6単位からというかわいいスタートです。

卵巣の手術が終われば血糖も落ち着くことに期待です。そんな簡単にいくのかよくわかんないけど。

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血糖、えええ!

2021-07-26 | 糖尿
救急から1ヶ月、婦人科の外来に行ってきました。
急に出現した卵巣嚢胞が急に小さくなっていることもあるかとエコーしましたが、大きさは変わらず、やっぱり手術をお願いします、という方向になりました。

手術に向けて、胸のレントゲンを撮ったり、感染症や基本の血液検査をしはじめました。
そして、麻酔科の先生にお会いして、車酔いをしやすいので麻酔から覚めるときに吐き気止めがほしいとか、歯の状態がどうかとか、手から麻酔薬を入れるのが痛そうだけれど麻酔パッチを貼ってもらえるかとか、そんな相談をしていました。

で、血液検査の結果に、え、と目を止めました。

血糖が370mg/dl越え、HbA1cは8.5%、尿糖も4+ (1000以上)という見慣れない数字が並んでいます。検体間違えではないかと思うくらい見覚えがありません。

お昼ご飯をしっかり食べた後の採血だったので、血糖が多少高いのは折り込み済みですが、多少でなく高いです。
夕飯から10時間以上経った空腹時に110mg/dl、食後200mg/dlを越えたり、HbA1cが6.5%を越えたりすると糖尿病ですね、となります。今回の値なら、一発ご当選です。
糖尿病の人でも血糖は食後2時間くらいでも140mg/dlくらいを目指すんではなかったでしょうか。
そしてHbA1cは赤血球の中のヘモグロビンのうちで糖がくっついたもののわりあい。1-2ヶ月くらいの血糖の状態を反映すると言われます。私は貧血でヘモグロビンが少ない時でもだいたい5.5%くらいでした。8.5%は高い…。

糖尿病があると、感染リスクも上がるので、手術は慎重になります。まして起きたきっかけも未知数です。
婦人科に寄って帰りなさいということになりました。

婦人科では、以前の検査と比べると急でもあるし、肥満ということでもないから、自己抗体でインスリンを出す機能が壊れる一型糖尿病か、インスリンを出す膵臓の腫瘍か、とザワザワして、もしかしたら1日に何度も血糖値を測りながら観察することになるかな…と。

翌々日、さっそく内分泌の先生に会ってきました。
HbA1cの値からすると、血糖が長期的に高かったはずなのに、救急に行くようなしんどさになっていないし、今回の血液検査でもケトン体が出てないから、一型糖尿病のように、インスリンが出なくなっているとは考えにくいんじゃないかーー。
6月の造影CTで膵臓に腫瘍の指摘はないから、悪性腫瘍でもなさそうというのが、ひとまずの見立てでした。
喘息の吸入ステロイドが長期化し、量も増えた時期を考えると、ステロイドに反応したのか、というのがとりあえずの仮説です。

循環器でも感じるのですが、専門の先生は、強者の患者さんをたくさん診ているせいか、少々の異常値を見ても、ああ、ありますよね…、という感じで動じない様子がおもしろいです。

あとは、インスリンが働きにくくなるインスリン抵抗性の要因があるか、採血して、結果を待つことに。おうちで血糖値を測るほどではないかなとのお話でした。

ひとまずエクアというお薬を処方されました。
DPP-4阻害薬といって、胃や腸で分泌され、インスリンを出るように指示したり肝臓で糖を出すのを抑えてくれるインクレチンを消えにくくするお薬のようです。インクレチンを分解する酵素DPP-4(ジペプチジルペプチダーゼ4)を狙い打ちにして阻害し、鈍っているインクレチンの働きを高めるそうです。
このインクレチンは、血糖が下がれば静かになるので、低血糖になりにくいのが強みです。お腹もすきにくいらしい。逆に、効き方が穏やかでパンチは乏しいということもあるようです。
糖尿初心者向けのお薬でしょうか。

ゆっくり始まる一型もあるものの、一型や腫瘍について否定的だったので、ひと安心です。
思えば、このところ食後に異様に眠くなるのはそのせいだったか。

ともかく、卵巣の手術をすれば、いつもの全身性エリテマトーデス(SLE)やシェーグレン症候群、甲状腺ホルモン不応症、喘息とまったりとおつきあいに戻るのかと思いきや、これまたSLEや喘息がある身としてはちょっとしんどい病気が加わりました。

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