亢進症な生活

甲状腺機能亢進症(バセドウ病あらため甲状腺ホルモン不応症)と膠原病(SLE&シェーグレン)を併発した働き者。のんびりと♪

お薬手帳は患者として自立する1歩、そして2歩目は…

2009-12-11 | お薬のこと一般
久しぶりに、熱がすっきりしないまま、出つづけちゃってます。風邪かな。
カロナールをぽりぽりしながら、今日はお休みして寝てました~。

さて、この前も「ロキソニンが、薬局で買える薬(OTC薬)になる」という記事で、少し書いたけど、薬局で買える薬(OTC薬)が増えるなら、自分できちんと理解して、まとめておくのが必要なのかな、と最近思います。

お薬って、違う科や違う病院でもらったものの飲みあわせをきちんと管理するという意味では、とってもいいものだと思うのです。やっぱりいろんなところに行って診察してもらうと、全体の情報を網羅しているのは自分だけ。だから、自分が正しい情報を提供できるのは大事だなぁと。
年配の方の通院のお手伝いをしたりすると、「こんな病気をされたなら、○○は飲んでますか?」と聞かれたら、「うーん、白い錠剤を2個ずつ飲んでますけど。」というようなお返事をされる場合も。白い錠剤って世の中に山ほどあるんだって…(涙)
薬剤師さんはお薬の形状も詳しい方が多いけれど、お医者さんは、けっこうそのあたりのことは苦手で、成分と有効成分がどのくらい含まれているかというようなことで判断されているから、白いと言われても通じなかったりします。
2錠というのも、同じ薬で、5mg、10mg、20mgといくつか成分の量が違うものがあったりするから、なかなか情報としては微妙なんですね。
そういうわけで、お薬手帳を出して、「こんなのを飲んでいます」というのは、自分を危険から守るためにも、大事だなぁと思うことがよくあります。

急な事故で病院に行くなんてときも、保険証と一緒に、お薬手帳があると、やっぱり便利です。血をさらさらにする薬を飲んでいるなら、止血がしにくいから、こういう方法にしましょう、なんて大事な判断もできるから。

でも、お薬手帳は万能じゃない…とも思ってます。

まず、処方薬以外でも、薬局で買ったお薬やサプリメントも、きちんと記録を書き加えておくのがいいと思います。
「今日は、解熱剤を何をどれだけとった?」なんて聞かれたりします。実は、風邪薬にも、解熱剤が含まれていたりするから、それとは別に解熱剤を使えば、一日に使用する上限を超えてしまって、カラダに負担をかけちゃうことも。わりと強いロキソニンみたいな薬が薬局で買えるようになるなら、なおさら、きちんと管理できるといいんじゃないかなぁと思ったりします。
サプリやキノコだからいいかなぁと思ったら、飲み始めてから、免疫抑制剤の効き方が変わってしまっていた、なんて悲しい話もあります。

あとは院内で点滴で使ったものが、書かれなかったり。
わたしは、これは何?どれだけ入れるの?何に効くの?っていうことは、使うと決めたお医者さんに聞いたり、処置に来てくれる看護師さんに、まったりした瞬間に聞いたりしますが、みんなどうしてるんでしょう? 同じ系統のお薬でも、注射だったり、点滴だったり、錠剤だったり…いろんな形で使います。だから、口から飲む経口薬や外用薬だけのお薬手帳じゃ、困るわけで、点滴や注射の情報もあるといいのかなぁと。

ちなみに、お薬手帳って、手帳は無料ですが、シールを貼ってもらったり、手書きで書き込んでもらうと有料なんです。150点だから、3割負担なら40円くらいですが、「すぐおつくりできますよー」と言って、毎回の40円のことはあまり説明されないので、意外と知られていないかも。40円の価値があるとも言えますが、わたしの場合は、毎回、同じものに毎回40円払わなくても…と思ったりしています。

それに、お薬手帳には、すべてのお薬が同じ感じで、時間の順番にぺたぺた記録されていくのも、いいところと困ったところがあって。
何ヶ月おきに、メインの病気の外来があって、その間に、風邪を引いたときの短期的なお薬やものもらいの目薬や、できものの軟膏や…と細かいお薬がぺたぺた並んでいたら、「結局、今、何を飲んでいますか?」と毎回、聞かれてしまいます。
過去に飲んでいても、副作用で飲めなくなったお薬を見て、「これは大丈夫ですねー」と言われたり。
負荷検査のために処方された、治療とは逆の効果のある薬を見て、混乱させたり。
…こんなややこしい患者は、そう多くもないかもしれないけど(笑)

そんなわけで、わたし自身は、今飲んでいるお薬、ときどき頓服で使う薬の一覧のメモをつくって、持ち歩いています。
お薬手帳も便利だけれど、行っている各科も市販薬も把握しているのは患者。患者がちゃんと説明できるように理解して、まとめておくのがいいかなぁと思ったりします。お薬手帳は飲みあわせを避ける助けになるけれど、守ってくれるとは限らないですから~。
これは、お薬手帳の次の2歩目なのかなぁ。自分はよく知らないけどお薬手帳にある、というところから、薬の名前は言えるぞ!っていう前進♪

自分のカラダのことを、まじめに責任を持つ、って、当たり前だけど、けっこう大事だよなぁと思う、今日この頃なのでした。具合が悪いと、めんどくさくなったり、よくわからない説明をされると、もういいやーと思ったりするけど、そういう自立をめざしていこーと、自分に言い聞かせてます♪

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