アイメークの眼鏡雑記

【眼鏡屋のつぶやき】スタッフの眼鏡情報や、日々の何気ない雑記です。

クラマーさん

2007-06-07 11:43:33 | インポート

Mx 昨晩NHK「その時歴史が動いた」

メキシコ五輪サッカーがテーマでした。

メキシコ五輪の四年前、東京五輪の地元開催でサッカーが1勝も

できないのは恥ずかしいと、当時のサッカー協会が本場ドイツから

一人のコーチを招いたところから始まります…。

今と違い、マイナースポーツサッカーでしたが、東京五輪でアルゼンチン

勝つ大金星をあげました。

招かれたコーチは、当時予算の少ない協会がなんとか用意したホテル住まいを断

り、選手と同じ旅館に泊まり、選手の特性を把握する為、寝食をともにしたと伝

えられています。

(ご飯と海苔の朝食・透かせば向こうの見えそうなカツの食事を共にした)。

4年後のメキシコ五輪で、そのコーチの指導を受けた選手、スタッフによって、

五輪銅メダルを獲得するわけですが、三位決定戦のメキシコ戦に勝った後、

選手は意識がもうろうとして、宿舎で起き上がれないほど消耗してい

たそうです…

ドイツ人コーチは、その光景を見て涙します…「60年以上サッカーをしています

が、後にも先にも、これほど全力を尽くしたチームを見たことがない」と

回想していました。

メキシコ五輪から25年後、Jリーグが誕生し、平成10年にW杯初出場!

注目度が低い時代の先人達の努力によって、今の人気スポーツの地位を

築けたのだと思います。

知り合いの選手達からよく聞く言葉があります、「最後は気持ち(ハート)」

だと、プロとかアマとか、大人のチームとか少年だとか、関係なしに

実力拮抗の勝負では、最後は気持ちの強く、結束したほうが勝つと。

(最近では前回Wカップ予選の「アブダビの夜」が有名ですが)

私は精神論者ではありませんが、なんとなくわかる気がします。

他の業界を自分の業界に置き換えて考えてしまう癖がありますが、

企業や組織も、もしかしたら10年後、20年後の組織や企業に携わるであろう後輩

達ためにも存在しているんじゃないかなと番組を見ながら思いました。

今出来る事を全力でやり遂げる、その積み重ねが、やがて実を結ぶ。

そう言えば、柏の竹本さんと食事した時にサッカー業界と直接関係ない

書物や話から学ぶ事が多い…と聞いたことがあります。

メガネ業界を知る事は大前提ですが、様々な業界から学ぶ事も大切だと思います。

先程書いた、コーチですが、日本サッカーの父と呼ばれる、

デットマール・クラマー氏のお話です、ドイツの有名なコーチです。

「サッカーは少年を大人に育て、大人を紳士にするスポーツ」

の言葉はクラマーさんの言葉です。


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