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全自動洗濯機の不便

2005-04-16 09:42:04 | 派遣プログラマの脳天気な日々
 2年半前、派遣業務が決定し石川に引っ越してくるときは、随分と急でバタバタしたのですが、今度は時間的に余裕をもって引っ越し作業ができます。

 今回は業者に頼まず、使わない物から順番に車に詰め込み、何回かに分けて荷物を実家まで運ぶことにしました。片道200km以上の距離があるのですが、時間的に余裕もあるので、まぁ、のんびりやっています。

 今回の大物は、洗濯機です。
 韓国製の全自動型なのですが、石川に来て間も無い頃、近くの家電量販店で1万円ポッキリで売っていたので思わず買ってしまった物です。
 別に洗濯機などにこだわりなどありませんから、ずっと前に洗濯機を買った時は、2槽式の安物で、全自動式を買うのは初めてでした。購入後初めて洗濯するときは物珍しく、最初から最後まで洗濯機の側に立ち、2槽式には無い複雑な動きに感心していました。(まぁ、最初の1回だけでしたが・・・)

 その全自動洗濯機を車に載せるため準備をします。埃を払い汚れを落とし、給水ホースを外したり・・・。ちょっと洗濯機をずらした時、洗濯槽でピチャピチャ音がします。
 どうやら、排水しきれず洗濯槽に水が残っているようです。洗濯機を揺らしてみると、コップ2~3杯分もあるような水の音がします。

 車に載せる前に水を出しておくのが賢いというものです。洗濯機を持ち上げ無理な態勢で傾けたり、揺らしたりしますが、依然としてチャプチャプピチャピチャ音がします。
 そんな事を何度か繰り返し、ようやく、はたっ! と気付きました。

 排水用の電磁弁が閉じているのだ!

 全自動式ですから当然です。排水弁が開かなくては、いくら傾けようが、揺らそうが、洗濯槽の水は出ていきません。
 2槽式の洗濯機では「排水」の操作ができるので問題ないのですが、この全自動洗濯機のパネルには「排水」の文字が見当たりません。
 強制的に排水弁を開くようなスイッチでもないかと、洗濯機の側面や背面をのぞき込みますが、それらしい物はありません。

 う~んっ。どうしたものか・・・

 こういう時は、そう、「取り扱い説明書」を読むべきです!
 ゴソゴソと洗濯機の説明書を探し出し読んでみますが、備え付け方とか、洗濯の仕方などはしっかりと解説されているものの、「引っ越しの際の水抜き」という項目などあるはずもなく・・・

 唯一、多少関係があるかな!? というのが「凍結防止」の方法ぐらいです。「脱水モード」で1分ぐらい運転することにより、余計な水が排水できるようです。

 他に手もなく、脱水モードを試してみることにしました。
 取説の手順に従って脱水モードで1分。
 しかし、ちょっと考えればわかるのですが、そのままでは、これまでの洗濯となんら変わることがなく、洗濯槽に残った水が排水されるはずなどありません。
 洗濯機を傾けるなり、揺らすなりして底の方に溜まった水が出るようにしなければならないでしょう。

 もう一度、脱水モードで洗濯槽を回し、洗濯機を傾け揺らしてやると・・・

「ガチャン」と音を立てて洗濯機が止まってしまいます。きっとセンサーが働いて洗濯機が不安定だとマイコンが判定し、運転停止したのでしょう。
 相変わらず、洗濯槽の底ではチャプチャプ音がしています。

 は~ぁ・・・。結局、諦めました。
 全自動で洗濯は楽なのですが、そのためにちょっとしたことができません。なにか、シンプルな2槽式が恋しくなってきます。

 お宅の洗濯機、「排水」できます?