差し迫る危機、そなえよ

”世の中の危ない行動、事象、主張を 「
わたくし素人」 が警告し自分自身の欲求不満のはけ口とする勝手な言い分”

中ロの北朝鮮擁護

2009年04月06日 | 朝鮮
北が発射したミサイル、 どうもアメリカに脅威(態度を激変させる)を与えるような性能では、なかった ようだ。
いろいろ情報を見てみると
弾道ミサイルとして飛距離が伸びたのは、間違いないが、失速して飛距離約3000~3500km程度で落下したのであろう。
ここ(http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20090406-567-OYT1T00142.html)にも解説があるが 

1.第1段が想定より手前の”1段目のブースターが秋田県西方沖約280キロの日本海に落下”
2.高度が想定より低い ”日本列島の上空300~400キロの大気圏外を、三陸沖の太平洋方向に通過していった。防衛省幹部は「射程6000キロから1万キロのミサイルであれば、高度は600キロ以上となるが、随分低いと感じた」”
3.第2段が想定より手前”房総半島の東方約1270キロ”としている。(但し、これは後に訂正して不明としている)

まあ軍事性能的な情報をわざわざ国民(又は北朝鮮)に通報する必要もなく、安全か否かだけの情報だけで良かったのだが、 つい義務感から公にしてしまったのであろう。(このあたりは、自衛隊の反省すべき点であるが。)

北の想定した危険区域を大きくはずれたことは間違いがない。
しかし 飛距離が前回の約2倍になったことを考えれば北にとっては成功といえるのかもしれない。
おそらく積載能力を増やした上で1500kmくらいの弾道ミサイルになったのではなかろうか。

これはどういう意味か。 1500kmというと 北朝鮮から日本のほぼ全土をノドンのような単なる爆弾ではなく核ミサイルで攻撃できるということかな?

いずれにしても日本にとっては、脅威が10倍以上に増えたのではなかろうか。
まあ中国にとっても北京、上海などの主要都市が その核ミサイルの射程範囲に入ったのも事実である。
中国など北京、上海を潰せば混乱して国家分裂、そこに北朝鮮の活路を求めるということであろうか。

昨日も書いたように中国、ロシアが、北の暴走を擁護する姿勢をはっきり示してきたのは、予想どうりである。
おそらく安保理では効果的な対策をうてないのは明らか。
これを変えるには、日本独自の高度な軍備増強(開発)政策をアピールし、中ロの力によって止めるしか ないと思う。
実際に開発着手したらもう北、中ロは、無視でいちいちその行動に反応する必要もない。
ま 射程2000km程度の弾道ミサイルの開発であれば 欧米は、 それほど脅威とは考えないのではなかろうか。

差し迫る 中ロの北朝鮮擁護、 そなえよ。

****************************************************************
北朝鮮への追加制裁、10日決定へ…非難の国会決議も
2009年4月6日(月)14:43 YomiuriOnline
 北朝鮮が「人工衛星」だと主張して弾道ミサイルを発射した問題で、河村官房長官は6日午前の記者会見で、日本独自の追加制裁につい

て、「安保理の動き、国際的な動きを総合的に勘案して検討している」と述べた。

 与党内からは北朝鮮への輸出全面禁止、北朝鮮に送金する際に報告が必要な額の引き下げなどを求める声が出ている。

 河村長官はまた、13日に期限切れとなる貨客船「万景峰号」など北朝鮮籍船の入港禁止と輸入全面禁止の措置について、「方針は10日の閣議ではないか」と述べ、10日の閣議で延長を決定する方針を明らかにした。現在6か月ごとに更新しているが、1年間延長する方針だ。これに関連し民主党の鳩山幹事長は6日午前、都内で記者団に「政府はしっかりした制裁を含めて検討すべきだ」と述べ、北朝鮮への制裁強化を求める考えを示した。

 また、衆院は6日昼の議院運営委員会理事会で、北朝鮮を非難する国会決議を7日の本会議で採択することで大筋一致した。参院も6日午後の議運委理事会で、同様の決議採択に向けて対応を協議する。与野党は全会一致での採択を目指しているが、対北朝鮮制裁強化に関する文言を盛り込むかどうかなどの点で、与党と共産、社民両党との間で意見が食い違っている。

 一方、政府は国連安全保障理事会が緊急協議を行ったことを受け、安保理に外務副大臣などの政府高官を派遣する方向で調整に入った。

日本は米国などとともに、北朝鮮に弾道ミサイル関連活動の停止を求めて制裁措置も盛り込んだ安保理決議1718の履行徹底を求める新決議案の提出を準備しており、副大臣などを派遣して安保理メンバー国に理解と支持を要請する。

 中曽根外相は6日午前、記者団に対し、ニューヨークでの安保理の緊急協議について、「多数の国から北朝鮮の行為に懸念が表明された。決議が出来るよう引き続き努力する」と説明した。そのうえで、「中国とロシアは慎重のようだ」と述べ、決議採択には北朝鮮に近い中露の対応が焦点になるとの見通しを示した。
*****************************************************************