水素社会

　水素は一番小さな元素ではありますが、宇宙
で最も多い元素です。よって、エネルギー利用
に関しては、水素の活用は、言わば”最終兵器”
という感があります。
　ただ、軽いために、地球上では単独では存在
していません。その上、取り出しや保管などが
少々面倒ではあります。
　一時期、健康グッズで、”水素水”なるものが
ありましたが、飲料水の中にどうやって水素を
封じ込めるのかが、不明なままですね。もし、
そういう事が簡単にできるのならば、一大発明
なのです。サイズが水素ガスより48倍も大きい
炭酸ガスを溶け込ますよりも、大変なはずです
からね。
　それでは、ここでビールでも飲んで炭酸ガス
がちゃんと水に溶けていることを確かめること
にします。(^_^)v

　現在では、水素の取り出しに電気分解などで
分離する方法がメインなので、水素を取り出す
ためには、電気エネルギーを使わなければなら
ないなど、これでは”元も子もない”ような状況
ですよね。^^; 離島などの風車で得られた余剰
の電気は蓄電池に入れて運ぶか、その地で電気
分解して得た水素を運ばねばなりません。保存
するにも高圧タンクに押し込めるか、冷凍して
液化するしか無いのが現状です。未だに水素を
効率的に活用する方法が無いのです。

　したがって水素をエネルギーとして利用する
ためには、水素製造（取り出し）と保管／輸送
の二点に関しては、更なる技術革新が必要なの
です。
　電気分解を利用せずに水素を製造にする技術
にしては、廃棄アルミニウムの活用が、貯蔵に
関しては、マグネシウムとの結合／分離などの
技術が有望とされているようです。
　これらの関しての技術進展についての情報を
収集している段階ですが、いつかは報告できる
ものと思います。しばしお待ちを。

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