娘と母親

　女の子が幼い時期は、朝起きると母親が髪を
解かしたり、三つ編みにしたりと、なにかと手
を掛けます。その間は母と娘の二人だけの時間
なのです。
　やがて、ファッションや化粧方法なども母親

が指導し、成長すると友達や雑誌などを参考に

して、少しづつ自分のスタイルを確立していく

のでしょうね。

　一方、父親は、そのような子供と二人だけの
関係を持つ時間はありませんので、母親が娘の
様子を見て、寂しく感じるのではないでしょう
か。
　父親は、せいぜい男の子とキャッチボールや
サッカーの真似事を一緒にするくらいでしょう
ね。あ、サッカーなら女の子でもするか。趣味
で料理するお父さんならば、子供と料理して、
お母さんにごちそうするもの良いね。子供には
ちゃんと記憶として残ると思いますよ。

　やがて子供らは成長して家を出ていきます。
でも、娘に子供ができると、頻繁にその子らを
連れで家に来るようになります。
　男の子も偶には来ますが、どちらかと言うと
嫁さんの実家に行くことが多くなるものです。
　家庭内での所作などは、嫁さんの実家のそれ
を自然と習って引き継ぐことになります。

　そう考えると、日本の家庭は女系家族なんだ
なあ、と思う次第です。

　　　　　　　　　prairie@mbh.nifty.com