活性酸素と固体マイナス水素イオン

生活習慣病の原因は活性酸素です。活性酸素と固体マイナス水素イオンと生活習慣病の関わりについて記載します。

ストレスは現代人の大敵 インスリン分泌を抑え血糖を上昇させる

2008年04月16日 | Weblog

 現代の40~50代の人に糖尿病が増えている背景の一つに、ストレス社会が考えられます。最近では、慢性疲労症候群という病気が増えていますが、慢性疲労症候群とは、原因不明の激しい全身倦怠感と共に微熱、筋肉痛、関節痛、思考力・集中力の低下、抑うつ症状、睡眠異常などの症状が続くため、健全な社会生活が送れなくなる病気です。

 昔は、疲労といっても、一晩眠ったり休日にゆっくりすれば疲れは取れるという人が多かったようですが、現在では半年以上続く慢性疲労の人が増えています。しかも、原因が明らかな人は約4割に過ぎず、残りの6割は一般的な臨床検査を受けても異常はみられず、過労や原因不明の慢性疲労と診断されているということも明らかになっています。

 これは、職場や家庭においてかかるストレスが増大している現代の社会環境にも問題があるといえます。家庭では良い夫を演じ、職場では、仕事先や上司などの社内の人間関係に神経をすり減らし、常に評価される立場に追いやられているサラリーマンにかかるストレスは多大なものがあるといえます。

 精神的なストレスを受けたときには、コルチゾールやカテコールアミンというホルモンが血液中に増えてきます。コルチゾールはストレスホルモンともいわれますが、インスリンの働きを悪くし、インスリン抵抗性を高めることから血糖値が上昇します。カテコールアミンは抗インスリンホルモンの1つで、インスリンの働きを抑えるように作用し、血糖値を上げます。

 一方、大けがや手術など、肉体的なストレスを受けたときは、脳の視床下部からの指令を受けて、副腎皮質ホルモンが分泌されます。このホルモンは血液中のブドウ糖(血糖)を増やす(上昇させる)働きをします。風邪などの感染症にかかつたときも、副腎皮質ホルモンが増えるため、血糖が上昇しやすくなります。

 ストレスと血糖の関係で、もう1つ見逃せないのが、ストレス解消のための暴飲暴食で、血糖コントロールが乱れることです。精神的なストレスでインスリン抵抗性が高まっているところへ、さらにまとめ食いなどでブドウ糖の供給が過剰になれば高血糖の危険が高まります。

 ストレスを解消するためについついお酒の量も増え、高カロリーの食事を口にすることも増えて、結果的に必要以上の食事をとってしまい、より糖尿病になりやすい環境をつくつてしまうという状況に陥ってしまうわけです。

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