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2024-04-14 | フィリピン

タガイタイ

ルソン島中央部、マニラ首都圏の南約70kmにあるタール火山とタール湖で知られる代表的な景勝地。

現在、タガイタイ市は観光省の観光開発優先地域のひとつに指定されている。同様に、カラバルソン(CALABARZON)州でも観光の中心地として認定されている。

現在、2020年1月12日の大噴火以降、火山のある島への出入りは禁止されている。

マニラ南部にあるカヴィテ州の正式にはタガイタイ市と呼ばれ、カビテ州の一地方行政都市である。、タール火山とタール湖で知られる代表的な景勝地。タガイタイから見下ろすタール湖は絶景である。標高約700mにあるため、爽やかな気候で快適に過ごせる。

首都圏からスカイウエイー南ルソン高速道路(SLEx)からタガイタイを経由する新たな高速道「カビテ—タガイタイ—バタンガス高速道路(CTBEX)のAguilnaldoインター迄利用できるようになり、首都圏や空港(NAIA)から混雑に巻き込まれることなく移動できるようになった。

青線の部分が開通部分。赤線部分は計画路線で工事中。

移動途中の田園風景、ラス・ピーニャス教会の竹製パイプオルガンも見もの。

幾度かの火山の噴火によりできた湖(タール湖)と、世界一小さな火山として有名なタール火山がある。平均気温も22℃前後と過ごしやすく、リゾートや別荘が立ち並び避暑地として、フィリピン各地はもとより、世界各国から旅行者が訪れる。

タガイタイ市は観光業が主要産業のひとつである。

行政上、タガイタイの統治は34のバランガイに分かれている。

タール湖を見下ろしながら周遊する道路が整備されており、広大な景色が楽しめる。

 

果物の栽培も盛んでパイナップルやバナナをはじめとした様々な果物が栽培されている。

途中、広大なパイナップル畑が見られる。

パイナップルの産地としても有名なタガイタイでは、道沿いにフルーツスタンドが立ち並び各種豊富なフルーツが安い値段で売られている。

特に、タガイタイは「セニョリータ」と呼ばれるモンキーバナナ、ハチミツ、ココナツ酢、ココナッツパイが有名である。

道路沿いにある果物店は、観光客慣れしていて価格が高い。道端で売っている小さな露店が安く買える穴場である。

また、マホガニー牛肉市場もあり、首都圏はじめ、各地から買い求めにくる客が多い。

ここの市場は、朝屠殺した生肉を販売している。

牛肉売り場に屯する物売りはかなり執拗に売り込みにくる。相手にしなければ良い。

 

 

現地でのパイナップルの食べ方。

表の皮がオレンジに変わっている小ぶりのパイナップルを購入、その場で皮を剥いてもらい食べる。タガイタイでのみ食べられる完熟パイナップルが食べれる。かなりジューシーなので果樹が洋服につかないように注意。

 

地名の謂れ

タガイタイという名前には伝説がある。

タガイタイの名前の由来

ある日、少年とその父親がイノシシ狩りに出かけた。二人はイノシシを追いかけたが、そのイノシシが二人を襲おうとした。息子は「タガー、イターイ!」と叫んだ。少年は繰り返し、尾根の路地に響くほどの大声で叫んだ。

猟師、薪拾い、焼畑耕作者、農民、住民たちの耳にも届いた。彼らは数日間、何が起こったかを語り合った。やがて、その話しは単にタガイタイと呼ばれるようになった。

タガイタイとはタガログ語で尾根を意味する言葉である。尾根とは、丘や山が連なり、遠くからでも見えるような高い頂上を形成していることを指す。

 

歴史

1896年、フィリピン革命の最中、革命家たちはカビテ州、特にマシラオ(現在のアマデオ)、マラボン・グランデ(現在のジェネラル・トリアス)、メンデス、シラン、インダン、ダスマリニャス、そしてラグナ州やバタンガス州の尾根や森に身を隠していた。目的地を行き来するとき、彼らはその道のりを「マナガイタイ」と呼んだ。

タール火山の噴火後に発見されるまでは、この地はかつて茅萱の地帯であった。広大な茅萱の土地は、カテプナン(Katipunan)にとって必要なときにすぐに駆け込める隠れ場所だった。

タガイタイ市は1938年1月21日、連邦法第338号の制定により公認都市となった。この法律はジャスティニアーノ・モンタノ下院議員が作成し、マヌエル・L・ケソン大統領が署名した。タガイタイは、メンデス、アマデオ、シランの地域をカバーする計画都市である。

Katipunan:19世紀のフィリピンでスペインからの独立を目指してアンドレス・ボニファシオらによって結成された秘密組織。

第二次世界大戦勃発時、ウィリアム・クルーガー第8軍中将の第11アリボーン師団は、1945年2月3日の日本軍からのマニラ解放に先立ち、タガイタイの尾根に軍事物資と人員を空輸した。

この出来事を記念して、市当局はフィリピン歴史研究所と協力して、シラン-カンルーバン-ナスグブ道路の分岐点に標柱を設置した。

 

地理

総面積66km2のタガイタイは、カビテ州の総面積の4.37%を占める。市の北にはマニラ湾、東にはラグナ・デ・ベイ、南にはタール火山とタール湖が見渡せる。

タガイタイ市は、特に東部と南部が丘陵地帯と山岳地帯に分かれている。森林、草原、パインツリーで覆われている。

タガイタイ市はまた、タール・カルデラの端にあるタガイタイ尾根に沿って位置しており、西はバトゥラオ山、東はスンガイ山からそれぞれ32キロメートルまで伸びている。後者はカビテで最も高い地点で、海抜709メートル(2,326フィート)である。

タガイタイ尾根からはタール湖も見渡せる。市街地はカルデラの崖の上にある。深い渓谷が湖に向かって急に落ちており、湖の端を越えたところにある。

傾斜面はメンデス、アマデオ、シラン、インダン、アルフォンソの地域を含んでいる。

このようなユニークな地形が、山岳リゾートの開発などを可能にしている。例を挙げると タガイタイ・ハイランドはタガイタイ市の最も高い場所に位置している。

タガイタイ・ハイランドは、ザ・ハイランド、ザ・ミッドランド、ザ・グリーンランドなど、テーマ別の高級住宅地の集合体である。

気候

タガイタイ市はケッペンの気候分類に基づき、亜熱帯または熱帯モンスーン気候に分類されている。これは、マニラ首都圏やフィリピンの他の都市に比べて、気温が穏やかで湿度が低いことを意味する。

平均気温は22℃だが、12月から2月にかけては寒くなる傾向がある。湿度は78%で、マニラ首都圏の湿度が81%であるのに比べて低い。

標高が高いため、タガイタイ市は霧に覆われることもある。

気温が低いことも、ハネムーンやピクニック、保養、ちょっとした旅行で人々がこの場所を訪れる理由のひとつだ。

また、凧揚げ大会のような庶民的なスポーツを楽しむにも理想的な場所である。

 

タガイタイへ向かう道路脇で「Japanese sweet corn」と書かれた看板があります。

20ペソ程度で茹でたての甘いとうもろこしが食べれます。絶品です。

 

 

 

 

 

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