勇気あるオネーチャン！！

「警官が暴行」と女性訴え

　自称大学生の女性(19)が、首都圏警察マニラ市本部所属の警官に暴行されたと告訴した。この女性は７月下旬、韓国人男性とマニラホテル近くの路上にいた際、警官に売春容疑で逮捕すると脅され、警官は現金約2,000ドルと引き換えに男性を解放後、女性を同市内のホテルへ連れて行き、拳銃で脅しながら暴行したという。ホテル代やタクシー代も女性に払わせたらしい。

勇気のあるこの女性の訴え。なるほどと実感できる。このようなやり方は警察官の執行ではなく強盗傷害とも受け取れる犯罪だ。
ＰＮＰフィリピン国家警察の態度は、今はじまったことではない。
レストランなどで対応が悪ければ嫌がらせのようにその店へ。当然、カラオケなども同じ。この国での風俗営業には警察の機嫌を損ねたら何が起こるか想像しただけで国の信用失墜とも燃えるような事が平気で起こる。

摘発を受けたさいに賄賂を贈れば釈放、無罪放免。昔の時代劇に出てくる悪徳十手持ちのようでもある。

事件が起これば警察へ。これが普通の国。

今回のこの事件を見ていると売春容疑で脅かされ2000ドルもの大金で男性を解放？これはまるっきり「誘拐して身代金要求」とも受け取れる事件。

日本人のジャパユキ斡旋業者がハリソンプラザなどで金銭を要求されたように、自己裁判科料警察官が本当に多いようだ。

確かに観光査証で資格外活動していた日本人招聘者が殆どだったことは確かな事実。いわばこれも容認のようなこと。募集中に警察に急襲され金銭要求。大金を支払って放免。その科料がフィリピン共和国へ収入されるのであれば納得が出来るが、全く違う。個人の懐もしくはそのグループの懐へ消えていく。

この国では、警察官がその場で罰金を科し受諾することは絶対に無いのだろうが、公然と行われる。
一般国民も、こと警察官の職権乱用に従い過ぎる。何故従うか「報復」が怖いのだそうです。

右に転んでも左に転んでも警察官の都合は大。文句言えば「警察官侮辱罪」便宜を図れば「ミリエンダ代」私的な友人から相談を受ければ個人捜査で自己裁判科料。

確かに職務に誠実な警察官が多いことは周知の事実。一部の心無い警察官がこの近代でも、拳銃突きつけて暴行、身代金ともいえる金を取る国家警察。腐敗国家とはこのような要素が多いのかもしれない。

国民を犯罪から守る使命が国家警察。様々な警察がらみの事件を見ていると「国民から巻上げるのがＰＮＰ」にも思える。

安全を提供できる国。これが確立されない限り、退職者構想も単なる政策の発表だけにおわり、益々東南アジア諸国から置いて行かれる様にも思える。

国家警察曰く「任務の割には給料が安い。」警察官だけではなく国民全員が安いと思うのです。でも、安いといえど子供を大学へ活かせ立派に育てている国民も大勢います。

「綺麗なフィリピン共和国」なる日は何時なのか？と余計なお世話三昧のこの頃です。