とある友人から受けた相談
フィリピンに在住、同職場のスタッフと良い仲になった。
仕事柄、よく話をする機会が多く、当初は日常業務の話が多かった。
その部署には、彼女が一人だけの部門で、コミュニケーションが取れた頃、在留場所を訪ねられた際、迂闊にその場所を答えてしまった。
部門を訪れる度に、彼女から対フィリピン人指導が始まった。そして
フィリピン人の「友好的」とは何でしょうか。
フィリピン一般社会は非対立的なものと断言します。一般的に、この国のフィリピン人は口論や討論、敵対的な環境を避けます。
緊張を和らげるには、見知らぬ人に対してしかめっ面をするよりも笑顔のほうが効果的です。ここでは平和を保つことが生活の糧です。
とはいえ、この国では、逃げ場のない追い詰められたフィリピン人は猛烈に反撃します。
一般的に受動的な文化を弱さの表れと誤解することはないでしょう。フィリピン人にとって面子を保つことが最優先です。
この個人的な空間を侵害すると、命を失うこともあります。
と話され、この言葉に身震いしたそうです。
外国人であれば、ここに住んでいる際は寛容で常に謙虚でいてください。そして言い寄ってくる女性には特に注意してください。
この会社にもあなたに対して近づこうとするシングルマザーが沢山います。
なぜ近づこうとするのか?
フィリピン人の最低賃金は、首都圏で1600円程度。近在する工業団地であれば1400円程度の日給です。3食の食費、通勤費用、育児費用その他両親への援助。全くお金が足りません。
手っ取り早いのが日本人と接触することで得るお金です。
もしスタッフが言い寄ってきたら注意してください。
大感激したそうです。
そして物語
2ヶ月ほど経過した土曜日、その女性から食事の誘いがあり、用事もなく場所が近かったせいもあり出掛けた。
2時間ほど話をしながら食事を終え、清算しようとしたら、彼女が全額支払ってくれ、また会いましょうと言って帰宅した。
後にも先にもフィリピンでは経験のないことに素晴らしい女性がいる。大感激した。
月曜日お礼に出向いたら欠勤していた。
火曜日、出勤した際、お礼を言ったら、また今度一緒にたべましょう。との誘いを受け、奢ってもらったこともあり、何が好きか尋ねた。
日本食が大好きとの返事を得たので、終魔の約束をした。
仕事の様子を見ていると、周りの無駄話にも同調せずよく働く。個人評価の良いスタッフだ。
土曜日待ち合わせ場所であい、日本食レストランへ向かった。
笑顔で対応してくれた。ただ一つ気がかりなのは、店員に対し割と目線が上のような態度が見られたことだ。
フィリピン人の面子を保つとはこういうことなのかと思いながら時を過ごした。
刺身を食べ、ビールを呑み食事をしながら和気藹々と時間が過ぎるのを忘れ楽しんでいた。
時計を見たら夜の10時半。急遽、我に返り帰宅の段取りをした。
彼女の家までの帰宅に要する時間をきいた。1時間以上かかるとのことで、ドライバーに送迎時間を聞いたら夜間は30分もすればいける。
そこで彼女を隣の席に乗っていただき送迎した。
彼女の家の近くまで送った。当然深夜で周りには明かりがない。
彼女を家の前まで送っていただけますか。と申し出られ一つ返事で、ドライバーに待っているように伝え家まで送ることにした。
なかなか家に到着しない。家が随分遠いのねと尋ねたら彼女がいきなり抱きついてきた。
焦りながらどうしたのか。と尋ねたとき、唇が重なった。酒の勢いもあったのと、良い人だと思い受け入れてしまった。
二人のことは誰にもわかりません。だから二人の仲を大事にしましょう。大感激してしまった。
彼女にここで良いので車へ戻って帰宅して下さいと言われ戻ろうとした時、彼女はウエットテッシュで唇を拭いてくれた。
帰宅するまでまんざらでもない妄想を抱き帰宅した。
その後、週末はほとんど彼女と会い食事を繰り返した。
2ヶ月ほど経過した。
金曜日の就業間際に彼女から終末の予定を聞かれた。
何ら予定もないので、滞在先にいることを伝えた。
土曜日の夜8時前、受付から電話が来た。
「あなたのお客様がフロントにいらっしゃいます」部屋へ案内しても良いかとの問い合わせで仰天、客の名前を聞いた。
いつも食事をしていたスタッフだった。
すぐ受付へ降りて、フロアーで話をした。
周りから見たら不自然なカップルである。とにかく部屋へ案内した。
部屋へ入り、空腹なので食事をして良いかとのこと。すぐさま彼女は携帯でデリバリーサービスを使い注文をした。
届くまでの30分間がこれほど長いとは思わなかった。
食事が届き、食べ終えた頃彼女になぜここへ来たのか尋ねた。
「会いたかったから」この一言が大衝撃だった。
身の上話をし、仕事のことなど話をしていたら12時を回っていた。
困った問題が起きた。ドライバーは休日。タクシーもなく、受付に尋ねたら交通機関は全くないとの知らせを受けた。
彼女が、朝5時になればジープがあるのでそれまでこの部屋にいて良いかとの打診があり、受諾した。
冷蔵庫の食べ物とビールを呑み交わした。ベッドに横になったら、彼女はトイレへ行った。
戻ってきた時は、バスタオル姿・・・・・・・・・・
男と女が一つの部屋の中。意志の弱さなのか本能なのか。なるようになった。
朝5時過ぎ、帰宅する彼女へお礼も兼ねて5000ペソ渡した。
私は売春婦ではない。と、つっかえしてきた。
そう言った意味合いでお金を出したわけではない。と良く説明し受け取ってもらった。
帰宅する際、彼女はありがとうと言って、頬にキスをしてくれた。
月曜日出勤した。彼女がいない。どうやら欠勤した様子だ。
火曜日も欠勤。心配モードがさらに高くなった。
結局土曜日まで出勤しなかった。
土曜日の夜9時過ぎに、受付から彼女がきていることを知らされた。
部屋へ案内し、いの一番なぜ欠勤したのか尋ねた。頂いたお金を田舎に持っていった。
先ほど実家から戻り寂しくてここへきた。
今夜もここへ宿泊させて下さい。と言った途端、抱きついてきた。
そして、会社を辞めたい。との話であった。つまりこう言った仲になり、気持ちの制止が効かなくなった。と打ち明けられた。
退職したら収入がなくなるわけであり、退職しないことを勧めた。
男は女性の涙に本当に弱い。また受け入れてしまった。
翌日は、5時を過ぎても帰る様子がない。
流れのままに、朝9時くらいにレストランで朝食をとり、部屋に戻ってなぜ帰宅しないのか事情を聞いた。
今日、再度田舎へ戻るのだが、交通費が底をついてしまった。
もう少しで給料日なので、住んでいる家までのジープ代100ペソを貸して下さい。とのことだった。
再度5000ペソを渡した。あなたは本当にやさしい。と言いながら抱きついてきてブチュッときた。
それ以降、部屋へ来る頻度が多くなってきた。
電話番号の交換をしたら、朝昼晩と電話が来る。
何をしているの。誰と一緒。ご飯は食べたか云々。
とある日、彼女は田舎へ帰省した。帰省費用がかかると思い3万ペソを渡した。
その際、シングルマザーであることを打ち明けられた。
複雑な気持ちでもあり、フィリピンでは良くある話。身に危険が及ばないのであればと聞き入れた。
田舎へ帰省後1週間を過ぎた頃、会いたいとの電話が来た。ただ、家に戻るお金がないので帰れないとの連絡であった。
そして、必要な帰省費用を尋ね、その送金方法を聞いた。
4000ペソの交通費がかかるとのことで、時間は8時間とのことであった。
G―cashが使えるとのことで、自分の携帯から、途中の食事代を含め6000ペソ送金した。
その後、関係が続き1年が経過した。
彼女は会社を退職、仕事もせず、週に2回程度部屋を訪れゲームをしていた。
以前と変わって、行為が終わると子供云々と滞在時間が短くなってきた。
彼女が私に説いていたことを彼女がそのままのことをする。
毎月のように帰省する。当然その費用は全て負担してきた。
面倒くさくなり別れたいとの相談を受けた。
聞いたストーリーからして、身の回りの世話と称して体を提供し、金を得る者のようである。
別れる方法を教えていただきたいとのことであった。
第一弾は、間も無く転勤になる可能性がある。
第二弾は、彼女がここへ出入りしていることを会社のスタッフが知ってしまった。と話してみるように伝えた。
第二弾を彼女へ伝えたところ、顔が真っ青になり、今日で最後にしてください。と申し出があり、めでたく解決できたと連絡を得た。
田舎へ帰省していたのは、ジョーワと称する彼氏がいたからで、会社のスタッフに知れたと言った際に、
浮ついた生活がバレることを自ら絶っただけのようです。
END
日本人特有の行為に注意
飲食店などの支払いはたとえ奥様でも任せないことです。
もちろん財布も預けないことです。
ATMの同伴はもちろん、口座残高も見せないことです。動物的な記憶力で瞬く間に記憶してしまいます。
所持金を知られた途端、勝手に頭の中で計算を始め、能書きを言い始め、無駄遣いや見たことのない親戚招待まで始めます。
そしてその回数が急に増えてきます。
ケチと言われて大いに結構です。お金管理は自ら行うことが懸命です。
フィリピン人がフィリピン人を中傷することがよくあります。
例として、フィリピン人は、見た目は優しく愛があるから。と言いますが、「そのようなフィリピン人は気をつけなさい。
あなたを愛しているのではなく、あなたの財布を愛しています。だから気を付けなさい」とよく口にするフィリピン人が多く見受けられます。
こう言ってくるフィリピン人こそがその典型的な気をつけなくてはいけないフィリピン人です。
フィリピン人を批判するフィリピン人こそ、典型的な悪いフィリピン人と見て間違いないです。
お断り:このようなケースは全てではありません。大いにしてこう言ったフィリピン人が大勢 いるということです。
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