カンラオン火山、今年3番目に高いガス排出量を記録
フィリピン火山地震研究所によると、ネグロス島のカンラオン火山は過去24時間に最大6,367トンの二酸化硫黄ガスを噴出しており、今年記録された排出量の中で3番目に多い量となっている。
フィリピン火山地震研究所は25日、ネグロス・オクシデンタル州ムルシアのいくつかのバランガイの住民が、土曜日に火山がガスを噴出した際に二酸化硫黄ガスの臭いを嗅いだと発表した。
カンラオン火山は今年、6月3日の噴火前に1日平均1,273トンの濃度で二酸化硫黄のガスを放出していた。その後も排出量は増加しており、現在は1日平均3,295トンとなっている。
山頂火口からの強力なガス放出活動により、大量の水蒸気を多く含んだ噴煙が700メートルまで上昇し、噴火以来、火山性地震活動は1日平均9回続いている。
フィリピン火山地震研究所の発表では、2022年3月以降、火山体の膨張と圧力上昇が持続していることを記録しており、東側と南東側の山腹の膨張はそれぞれ2023年と2024年7月から増加している。
現在、火山の下で浅いマグマ活動が続いていることを警告している。これが活発な不穏を引き起こし、火山ガス放出の濃度の持続的増加、火山性地震活動、山体の膨張を引き起こしている。と述べている。カンラオンでは警戒レベル2継続中となっている。
火山災害のリスクを最小限に抑えるため、国民は警戒を怠らず、半径4キロの恒久的危険地帯への立ち入りを避けるよう勧告されている。
突然の噴火による灰や弾丸の破片が危険なため、火山の頂上付近での航空機の飛行は禁止されている。
尚、噴火などにより火山灰が降った場合、湿らせた清潔な布か防塵マスクで鼻と口を覆う必要があります。火山灰が降った場合、外出は控えるよう注意されてください。
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