キャンプテーブルの定番、Byer of Maineのテーブル3種比較です。
上からロールトップテーブル、イーストポートロールトップテーブル、ローテーブル。材質はいずれもホワイトアッシュ(タモ材)でテーブルトップの高さは順に、約72センチ、41センチ、25センチ。
A&Fのカタログより
この写真からはイーストポートとロールトップに用いられている金具の形状が異なることが見て取れます。
自分はロースタイルが好みなので、
使用頻度的には、ローテーブル>イーストポート>ロールトップといいう順で利用しています。
ローテーブルは椅子でもマットでも使い勝手がいい。
こちら、新品で購入してから10年以上使用し続けてるローテーブル。かなりエージングが進んでいます。
特別にどうこうしたわけでもなく焚火からとんできた灰やら、コーヒーをこぼしたりと、結構無頓着に使用を重ね、たまにオイルワックスを薄くかけるだけ。
自分は、あえてニスを塗ったりするよりもこうして素のままで使い続けてエージングが重なってゆく様子のほうが好みだったりします。
イーストポートは、読書をしたりノートパソコンを置いてネットをしたりするのに丁度よい高さ。
マルコポーロチェアとも意匠の相性がいいですね。
メンテナンスは自然由来のオイルワックスで。
ワックスについてはこれまで色々と試してきましたが、最終的には蜂蜜ロウをベースにクルミオイルなど自然由来のオイルを何種かブレンドしたものに落ち着きました。
こちらは合成樹脂系ニスを施したロールトップテーブル。オリジナルの状態とはかけ離れた色を呈してしまっています。
またニスのおかげで、エージングが一向に進まない。。なのでこうして外のデッキに放置しても全く朽ちる様子がない。ニス効果抜群ですね。
自分のイメージとは異なっていたのでヤフオクで嫁いでいきました。
こちらはUSA製だった最後期のローテーブル。オイルフィニッシュ工程が省かれ白木のままで組まれています。
この当時は余程に製造コスト切り詰めを行っていたのでしょう。こちら、京都宝ケ池のWILD1に山積みセールのものが6800円だったので箱買いした記憶があります。
オイルで保護されていないせいか、熱いダッヂを置いたらそのまま焼き付いてしまいました。
その時の様子はココにレポされています。
結局こちらもヤフオクで嫁いでいきました。
ここで少しByer of Maineについて少し調べてみました。
こちらはUSA製だった最後期のローテーブル。オイルフィニッシュ工程が省かれ白木のままで組まれています。
この当時は余程に製造コスト切り詰めを行っていたのでしょう。こちら、京都宝ケ池のWILD1に山積みセールのものが6800円だったので箱買いした記憶があります。
オイルで保護されていないせいか、熱いダッヂを置いたらそのまま焼き付いてしまいました。
その時の様子はココにレポされています。
結局こちらもヤフオクで嫁いでいきました。
ここで少しByer of Maineについて少し調べてみました。
A&Fのカタログより
同社は遥か明治維新前の1880年に創業。
そしてオーナー家系で3代続いた後、家系とは関係のないヨットのセールス経験のある新オーナーへと売却され、その後、ハンモックや鳥の巣箱と商品ラインナップが拡大し、ついには海外への製造委託という道をたどったようですね。
先日、リプロダクション(復刻)を謳ってMade In The USAのコットを出しましたが、既に工場を手放しているByer社にとっては結局はどこか米国内のOEMへ生産委託をしたのでしょうか。
てゆうか、そもそもこういう家具類にとって原産国をUSAと謳うにあたってはどういう条件が整ってのことなのでしょう?とても興味があります。
素人ながら考えられる工程として、木材切り出し、加工、組み立て、最終仕上げ、品質検査という中で例えば素組みをアジアでやって、仕上げを本国で行えば本国を原産国とできるのでしょうか?
そう考えると、ここ何十年かでサプライチェーンがグローバル化している中においては、純粋に全てが原産国のものというのは限られてくるでしょうし、それを問うこと自体、時代にそっていないのかもしれませんね。
いずれにしても往年のByerを好んだコアなファンにとって、今の整いすぎているベトナムからの輸入ものは別ものととらえていることでしょう。
それ故か、オークションではMade in USAのものの価格が高騰しているようです。
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