アリスの丘のベランダの端に
古い流し台があります。
バケツにはいつも水をいっぱいにしておきます。
いままで遊びにきた5匹のネコは
みんなそこで水を飲んでいました。
いま来ている真っ黒くろすけのクロも
ご多分にもれず 飲みます。
一昨日のこと。
邪魔をしないように店の中から見ていると
飲んでます飲んでます。
ピチピチピチピチ音がきこえてくるような。
キョロキョロした後
手すりに移り庭に下りた様子なので
私も場所を変えて庭の見える窓に。
真っ黒くろすけのクロがジーッと何かをみています。
クルクル巻いたホースです。
それが何なのか確かめるかの様に
手先でちょんちょん触って やおら猫パンチ。
次は噛んで 猫キック!
あっ 撮らなくては カメラカメラ!
カメラを取りに行って戻ったら・・・・・・
あらら
かわいい顔して見ています。
おわり?
でも楽しかった!!
いいもの見ちゃったな。
ヘビと思ったんではないでしょ??
思ったの?
グレーうさぎ
小さな小さな天文台。
同好の方々がつくられて
桂さんは「名誉会員」だったそうです。
「25年前のオープンの日には
持って来てくれて
”星空を楽しみましょう~!!
って言って帰って行ったんです・・」と、
その時のメンバーの方が
畑の他はなあんにも無かったと言う場所には
農作業に使うらしき大きな建物があるけれど、
仰いだ 空は
広く 広く ありました。
今はただ ひっそり静かに立っている
小さな小さな天文台。
今度は桂さんが
あなたを見守っているでしょう。
覚えていてね
この話。
絵・森村桂・「アリスの丘の物語」より
グレーうさぎ
この記事をみつけて思い出したのが
桂さんの本
「天国にいちばん近い島よ永遠に」。
に乗ったのが1964年。それから
32年後再びニューカレドニアに旅した時に
書いた本です。
楽しい絵が沢山。
その中に ほら、カグーです!!
桂さんは
"思わず 考える鳥 と名付けてしまったほど、
彼だか彼女は静かな鳥である。片足で立ち、
いつも何か考えてる風情の、国鳥にふさわしい
上品な鳥だ”と表現しています。
新聞には
「開発による生息地の破壊で生息数が減少し、
絶滅が心配されます。日本で輸入するニッケル
の50%をニューカレドニア島産が占めるといいます」と。
「天国にいちばん近い島」と呼び
「天国にいちばん近い島よ永遠に」と
願った桂さん。
いま なにが みえますか・・
グレーうさぎ