５月のある日、
ベランダの床板の細い間から
藤の蔓が顔を出しているのを発見。
手すりからも伸びている。
どこまで伸びるのかなあ と
楽しみに毎日観察。
とうとう二本の蔓がからまって
屋根近くまでのびました。
ここで いつ
花を咲かせてくれるのかな。
アリスの丘のベランダに
藤の花が咲くなんて・・・・
想っただけでもわくわくする。
ここはあなた達の席。
切ったりなんぞしないからね。
ところで
来年の事を言えば鬼が笑うというけれど
花を咲かせてくれるのは
来年は・・・・・・・・無理？
いえ、どうぞ ごゆっくり。
グレーうさぎ
空模様と心模様。
ふ。
似ている 似ている。
人間達の摩訶不思議な言葉が
飛び交う空間。
はやく人間をやめたい と思う瞬間だ。
はやく人間をやめたい と思う瞬間だ。
心のこりは ただ ひとつ。
グレーうさぎ
桂さんのアリスの丘は
７月７日が来ると開店して丸２８年になると言う。
桂さんが逝って９年。
「時」はその人によって長くもあり短くもあるのだろうな。
私にとってのこの９年は 長い。
あまりに長い。
「ながらえば またこのごろや しのばれん
うしとみしよぞ今はこいしき」という歌があるけれど
まだもう少しながらえてみないと
この歌のようには思えないのだろうな。
いや
果たしてそう思えるか。
まあ
思えなくてもいいか。
グレーうさぎ
（キョウハ キット ナニカガ トレル）
そんな気がして助手席のカメラを確認し、
よし、出発。
こんな日は発地がいいのよねと独り言。
う～ん ほらね やっぱりねとまた独り言。
ドアを開けるより先に気が先になり おでこが痛い。
でも
カシャ カシャ カシャ。
雨の日の少なかった軽井沢。
昨夜からの雨で、ふた葉の芽が嬉しそう。
向こうに見える白いもの。
埃？ではなさそう。
では湯気と呼ぶもの？でもなさそう。
「霧」でよいようです。
「霧」と「ふた葉の芽」
グレーうさぎ
急にこの映画を観たくなりレンタルし、
一日一度はみて過ごす。
映画館でみたのは もう幾十年も前のこと。
どのシーンもどの歌も懐かしい。
でも一番懐かしく想えるのは
その頃出逢った友のこと。
赤毛のアンがダイアナを「腹心の友」と呼んでいるのを真似て
私もその友をそっと心の中でそう呼んでいたなあ。
あの頃私は夢みる夢子だった。
極楽とんぼだった。
いや 今もそうかもしれない。
それでよい。
現実の中に 夢が
夢の中に 現実が。
いろいろな事を思いださせてくれた
「サウンド・オブ・ミュージック」よ
ありがとう！！！
グレーうさぎ
