小さな小さな天文台。
同好の方々がつくられて
桂さんは「名誉会員」だったそうです。
「25年前のオープンの日には
持って来てくれて
”星空を楽しみましょう~!!
って言って帰って行ったんです・・」と、
その時のメンバーの方が
畑の他はなあんにも無かったと言う場所には
農作業に使うらしき大きな建物があるけれど、
仰いだ 空は
広く 広く ありました。
今はただ ひっそり静かに立っている
小さな小さな天文台。
今度は桂さんが
あなたを見守っているでしょう。
覚えていてね
この話。
絵・森村桂・「アリスの丘の物語」より
グレーうさぎ