チソン主演の『ロイヤルファミリー』を観ました。
これってチソンのために書かれたドラマなの?
っていうくらい、いや~~~、チソンがエリート検事&弁護士ハン・ジフンの役にとてもよく合っていて、
これがまたカッコいいんです。
正義感が強くて、賢くて、一途で、優しくて、行動力があって、顔がよくて、スタイル良くて・・・・
何なんだ、この男は~
元々、チソンは子犬のようなかわいい目をしていると思っていたのですが、
このドラマの中でずっと支援してくれたキム・インスク(ヨム・ジョンア)を見る時の目が愛くるしくてかわいい~
軍隊に行く前はもっと細いイメージだったんですけど、今回見たチソンはけっこうしっかりした体つきになっていました。
恐るべし!軍隊!!
このドラマは森村誠一の『人間の証明』をモチーフにしたもので、
韓国トップクラスの財閥一家(ロイヤルファミリー)を舞台にして繰り広げられる、
家族の愛や絆、社会正義や人としての尊厳など、とっても深~いところを追及しているドラマです。
ミステリー仕立てで、一気に状況を説明するのではなく、ジフンがひとつひとつ真実を掴んでいく目線でストーリーが展開していて、
スカ~~~っと気持ちいいほどの逆転劇などもあり、ドキドキワクワクではないんですけど続きがとても気になるドラマでした。
あらすじは・・・・
誰もが憧れる財閥一家の妻だけど名前ではなく「K」と呼ばれ息を殺して生きてきた、
大韓民国最高のロイヤルファミリーJK一族の次男の妻キム・インスク。
彼女は、少年院出身のエリート検事で孤児のハン・ジフンを保護し育ててきました。
ジフンとインスクは、血のつながりはありませんがその絆はとても強く家族同様の存在でした。
まるで恋人のように、いえそれ以上、夫婦よりも深い信頼で結ばれていたんですね。
インスクの夫が事故死したことをきっかけに、家族の中でのインスクの立場や人間扱いされない事実を知ったジフンは、
彼女を“ロイヤルファミリー”という地獄から救おうと、JKの顧問弁護士としてロイヤルファミリーに入りこみます。
18年間で与えられた苦しみの復讐を始めたインスクを助けていくうちに、ジフンにとって辛い事実が明らかになっていきます。
インスクが徹底して隠す過去は、孤児になるしかなかったジフンの過去とも関係していました。
信じ続けてきたインスクへの疑惑と、それでもまだ信じたいという気持ちが葛藤する中、ジフンが出した結論は・・・・
インスクとロイヤルファミリーとの闘いなんですが、ここの男たちはちょっと情けなく、実際は女の戦いなんですね。
でもそれはよくある嫁姑、そこに小姑が加わってさらに嫁たち同士もイヌとサル・・・っていうのではなく、
JKグループの事業をめぐっての攻防なんです。
その駆け引きが面白く、かなり引き込まれました。
そんな中でのジフンのインスクへの思いが男としての想いであると気付いていくところは、
このドラマの中では数少ない“ちょっとドキドキ”で救いでした。
そして試されるインスクの母としての愛。
愛する人を最後まで信じたいと思うジフンの葛藤。
自分のせいで一人の人の人生をいばらの道に進めてしまったと思い、そばで守り続けるオム執事。
それぞれの愛が、ことさら大きな声で表現されるのではなく、その行動や表情で表わされています。
最終回、ジフンの言葉。
“人間”としてはやめて“人”として生きないか。 “人間”という言葉は負担だ。
気高くいなければいけないし、完璧でいなければいけないし、冷たい感じがする。
“人”という言葉は、どこか、においがあって弱くて、でも愛おしくて温かいところがあるだろう?
そうなんですよね。
肩の力を抜いてちょっとは休んで。
時にイヤな自分がいてもそれを受け止めて。
でも、いつも誰かを愛していて。
それが“人”として生きるってことなんだろうな、って思います。
ラストは、「俺がどこへ行こうとしてもあなたがついて来て。分かった?」・・・・ジフンはインスクにそう言います。
これからの未来に希望を感じて、しっかりと手を握り笑い合っているジフンとインスクの笑顔がとても綺麗でした。
でもね・・・・
ラストの幸せそうなふたりを思いだすと、とても胸がしめつけられます。