寒くなってきました。
紅葉も進んで、もうすこしで見ごろになるでしょうか。
なのに、ブログの背景は『新緑』。
記憶にある方いらっしゃるでしょうか。
このブログで最初に使った背景です。
心機一転、初心にかえって。
といったところです^^
みなさんの温かい励ましのお言葉、ずっとずっと忘れずにこのブログを続けていこうと思います。
さて、タイトルの『心があったかくなった話』です。
かなり前のことですが、寒くなったこの頃に、なんだか思い出しました。
今年の3月、長男が山形県河北町というところに試合に行きました。
人口2万人くらいの小さな町で、雛と紅花で有名なところです。
試合は山形県内はもちろん、近県からの強豪チームの参加もありました。
ちょっとビックリしたんですけど、会場の体育館の入り口にから揚げのお弁当やうどんなどのお店が出ていて、
その場で作ったあったかい食べ物がいただけたんです。
新潟の大会では見たことなかったので、ほんと驚きました。
3月の山形はまだ寒くて、私ももちろんそこで食べ物を調達していました。
ふっと見ると、私が会場で気になっていたチームが。
小学校高学年くらいから中学生くらいの男の子6人くらいと引率の男性(監督さんでしょう)がひとり。
子供たちは見るからに素朴でとても“強い”という印象はなく、
引率されていた監督さんもちょっと小太りの優しそうな方でした。
試合結果は、やはり印象のごとく・・・といったところだったようです。
なのに、たくさんのチームの中でどうしてその子たちが印象に残ったかといいますと、
とってもアットホームな雰囲気だったんです。
子供たちや監督さんの見た目の素朴さもそうですが、雰囲気がとってもあったかかった。
そして、試合が終わった子供たちに、
「さあ、食べろ食べろ。あったかいぞ。いっぱい食べろ」
たくさんのから揚げとうどんを前にして、そうおっしゃってました。
まるでお父さんが子供たちにお腹いっぱい食べさせようとしているように。
けっして強くはないし勝ち上がることはないだろうけど、
強いチームと試合をすることでいい経験をさせて少しでも力をつけてやりたい。
とにかく楽しんで試合をさせてやりたい。
監督さんのそんな思いがにじみ出ていました。
試合の結果はともかく、
「よく頑張ったな!お前たち」
監督さんの表情が頑張った子供たちを思いっきり誉めていました。
そんな、子供たちをとてもかわいく思い大切にされている監督さんの様子が、
まだ寒さが残っている河北町にいながらもとっても心をあったかくしてくれました。
また来年会えるかな・・・
ちょっと楽しみです。