久しぶりにドラマの紹介です。
ふたつ紹介しますが、両方ともとても心あたたまるドラマです。
『最高の愛~恋はドゥグンドゥグン~』
韓国No.1の俳優トッコ・ジンと元アイドルのク・エジョンのお話です。
トッコ・ジンは10年前に人工心臓の手術をしていて、いつも心拍計で自分をコントロールしている韓流スターです。
一方、アイドルグループ「国宝少女」のリーダーだったエジョンは、グループ解散後、いろんな誤解や失敗などで、
今は国民的に好感度ゼロのタレントになってしまっています。
ひょんなことで関わりを持つことになった二人ですが、お互い相性は最悪。
なのですが、なぜかトッコ・ジンは「国宝少女」のヒット曲「ドゥグンドゥグン」を聴くと胸がドキドキ(ドゥグンドゥグン)して・・・・
それがきっかけでだんだんエジョンに惹かれていくトッコ・ジン。
恋に気づいたトッコ・ジンはエジョンに猛アタック!!
エジョンは拒み続けますが・・・・
このドラマのおもしろさは99%トッコ・ジンの魅力と言っていいでしょう。
演じるのはチャ・スンウォン。
私はチャ・スンウォンの作品を見たのは映画「リベラ・メ」だけですが、
こんなコミカルな演技ができる俳優さんだとは思っていませんでした。
この作品は“ラブコメ”なんですけど、コメディー部分はほとんどトッコ・ジンが担当していました。
実に独特な雰囲気や言葉、話し方が、だんだんと中毒のようにやみつきになって。
ドラマの中でトッコ・ジンがよく使っていた言葉、「克服」「充電」「オレはトッコ・ジンだ」などが耳に焼き付いてしまいました。
それに、ソンジェが以前のTweetで使っていた「더럽게(汚なく)」っていう言葉覚えていますか?
本来の「汚ない」っていう意味ではなくて、「とても」とか「本当に」などの良い意味で強調する言葉として使っているって。
トッコ・ジンの台詞の中で、この言葉が一番多く使われていたかもしれません。
もしかしたらソンジェもこのドラマ、気に入っていたのかな・・・なんて。
トッコ・ジンが惚れてしまう相手、ク・エジョン。
演じているのは、コン・ヒョジン。
この女優さんは「パスタ 恋ができるまで」に主演していた女優さんです。
折れてしまいそうに細くてスタイルのいい方です。
この、ク・エジョンがまたとっても素敵な女性で・・・・
どんなに世間から悪く言われても耐えて笑っていて、大切な人たちを守るためならどんなことでも我慢してしまう・・・
あまりにも優しすぎて、情が深すぎて、それでいつも自分が犠牲になってしまう・・・そんな人です。
このふたりに絡んでくる周りの人物、ユン・ゲサン演じる漢方医ユン・ピルジュ、ユ・インナ演じるカン・セリが
また何だかいい感じで。
ユン・ピルジュはどんな時でも静かにエジョンを助け見守る落ち着いた男性です。
私としてはこっちも捨てがたい!!
カン・セリは「国宝少女」の一番年下のメンバーで、今はトップスター。
エジョンとはま逆の人生です。
最初はエジョンを目の敵のようにしていたんですが、それでも心の奥では慕っていたんですね。
終盤はエジョンと仲直り!
演じたユ・インナさん。「シークレットガーデン」でライムのお友達を演っていました。
そして、忘れてはいけないのが、エジョンの甥っこ、ク・ヒョンギュ!
演じているのはヤン・ハニョルという男の子。
ちょっとおデブで、将来のイケメンは期待できなさそうな感じなんですけど、とっても可愛いんですよね。
トッコ・ジンとこのヒョンギュのやり取りがすごくおもしろい!!
トッコ・ジンはヒョンギュを子供というよりも友人として見ていて、この子の前では気持ちをそのまま表わしているんです。
とっても微笑ましいんです。
このドラマ、ラブコメでかなりトッコ・ジンに笑わせてもらえます。
でも終盤、ちょっとネタバレしますと、トッコ・ジンの「死」が絡んでくるんですが、
そこら辺から感動ものに変わってきます。
とにかくお互いを大切に思っているその様子が、涙なくしては観れません。
そんな中でも、トッコ・ジン、笑わせてくるから涙は引っ込んでしまうんですけど・・・
とにかくこのドラマ、チャ・スンウォンが魅力的です!!
台詞もとってもおもしろくて、さすがホン姉妹!(「イケメンですね」を書いた方たちです)
それから芸能界が舞台なので、芸能界の実情と裏側・・・なんてのがちょっと見えたりして。
あと、イ・スンギがイ・スンギとして出演したり、二人が映画を見に行ったらユン・ゲサンの映画のポスターがあったり。
ところどころ、ちょっとした楽しみがあります。
2011年のMBCドラマ大賞、主演男優賞、主演女優賞、ベストカップル賞、子役賞など7冠に輝いた作品です。
機会があったら見てみてください。
それからもうひとつ。
『私の心が聞こえる?』
子供の時の梯子からの転落事故で耳が聞こえなくなった男性と、
ある日突然いなくなった義理の兄を待ち続けながら、
血のつながらない義父と祖母を支えて生きている女性のお話です。
そこに、会社の権力争いや親子の情と憎しみなどが絡んできます。
でも、全編を通じてとても前向きで爽やかな印象のドラマでした。
主演は昨年2月に除隊したキム・ジェウォン。
除隊後、最初に選んだ作品がこのドラマでした。
私がキム・ジェウォンを最初に見たのは「ロマンス」でしたので、
あの時高校生を演じてた男の子がこんなに立派な青年になったのね・・・
なんて、ドラマの内容とは別に感慨深いものがありました。
役はチャ・ドンジュ。
子供の時に義父が祖父を殺害(結果的に)する場面を目撃したドンジュは、
母と共に、義父に乗っ取られた会社を取り戻すために必死の努力で読唇術を身に付けます。
そんなチャ・ドンジュが心惹かれる女性は、
やはり耳の聞こえない母を、ドンジュの義父によって会社の火災事故の時に見殺しにされたウリ。
母の再婚によって家族となった知的障害のある義父と祖母を支えて生きています。
どんな時でも明るく前向きで、思いやりと優しさにあふれた女性です。
演じているのはファン・ジョンウム。
すごくかわいいとかすごくきれいとかではないんですが(^^;)
このウリの役柄と彼女の雰囲気がぴったりだと思いました。
そして、ウリが家族と共に待ち続けてるのは義理の兄、マル。
マルはウリの母が亡くなった時の火災の責任を取らされそうになった父を助けるため、
ドンジュの母の希望でドンジュの兄として生きることを決めます。
元々貧しい暮らしと知的障害のある父から逃げたかったマルは、
ずっとそのことからくる家族を捨てたという罪悪感を持ちながら、
一方では自分を救ってくれたドンジュの母への信頼と自分への愛、
そして弟的な存在のドンジュへの愛を信じて生きてきました。
マル役はナムグン・ミン。
まったりとした話し方が魅力の、とっても素敵な俳優さんでした。
また一人、みーっけ!!
そうそう!このマルとドンジュ、男同志なのにけっこうイチャイチャシーンが多いんです。
しかもベッドの上で!
なんか想像してしまいました・・・
誰かさんと誰かさん・・・・・あ、赤面(#^.^#)
あと、知的障害のあるお父さん。
このお父さんの存在がこのドラマ全体を優しい気持ちにさせてくれています。
純粋なままの心。
大好きだったウリのお母さんのため、いなくなってしまった大切な息子のため、
毎日毎日、おいしいご飯を炊いて食べさせようと頑張っています。
息子が自分を恥ずかしく思っているからと、家の外では絶対に声をかけないお父さん。
本当は血のつながりはないんですけど、ただひたすら息子のために生きてきたお父さん。
そんなお父さんを、これもまた大切に思っているおばあちゃん。
実はおばあちゃんもこのお父さんの本当の母親ではありません。
知的障害があるからと実の親から託された(捨てられた)子を、
心から可愛がり世間からかばって我が子のように育ててきました。
血のつながりはないけど、心のつながりはそれ以上に強くあたたかいものだと教えてくれるドラマです。
細かいことを言えば、耳の聞こえないドンジュが、いくら優秀でもそこまでできるか?っていうところもありますが、
そういうことはとりあえず気がつかないことにしましょう。
とにかく愛がいっぱいのドラマです。
愛の補充にはもってこいです。
この撮影の後なのか、撮影中だったのかわかりませんが、
キム・ジェウォンが『最高の愛』のバラエティー番組のインタビューのコーナーに出ていました(^^♪
「ドンジュオッパー!」って呼ばれていました。
お勧めというか、とってもおもしろいドラマがあとひとつ。
今韓国で放送中の『屋根部屋の皇太子』。
JYJのユチョンとハン・ジミンの主演のドラマです。
現在放送中なので日本で放送されるのはまだ先ですが、
とにかくおもしろい!
朝鮮時代からタイムスリップしてきた皇太子と部下3人(三銃士ですな!)。
現代に慣れるまでのドタバタや慣れてきてからの三銃士の活躍ぶり。
超笑えます。
あのユチョンのコミカルな演技。
必見です!!
ううう、長くなってしまいました・・・
話しだすと止まらない・・・
すみません。