Into The Wild(2007)
実話を元にした、アラスカを目指して2年間の「自分探し」の放浪の旅に出た青年のロードムービー。「荒野へ」(ジョンクラカワ著)原作、ショーン・ペン監督作品。iTunesのレビューで「見終わった後、人生が変わる映画」「こんな素晴らしい映画を見たことがない」等大絶賛されていたので「映画ぐらいで人生変わるかぃ!」と思いつつ見てみました。私が今年見た映画の中では間違いなくベスト3に入りそうな予感です。それどころか「人生の一本」になる可能性も?!「モーターサイクル・ダイアリーズ」に近い味わいでしょうか。この映画はもっとビターですが。
期待の新人ですか?青年クリス役エミール・ハーシュ。
1990年、アトランタの大学を主席で卒業した裕福な家庭の青年クリス(エミール・ハーシュ)は、ハーバードへ行くはずだった貯金を慈善事業に寄付し、家出同然にヒッチハイクの旅に出ます。冬、念願のアラスカの荒野でハンターの臨時シェルター用のバスを見つけた彼は、そこで春までの間自給自足の生活を始めますが・・・
アラスカの風景が素晴らしいです。リス丸焼きはちょっと(かなり)見たくない!
「自分探し」という言葉は私の苦手なものの一つですが、彼は不仲の両親(マーシャ・ゲイ・ハーデンとウィリアム・ハート)や当たり前の「平凡な生活」を嫌い、何かを見つけるために旅に出ました。色々な経験をし、いつしか旅の目的はアラスカの自然の中で一人で生活したいという究極のサバイバルへと変わっていきます。
旅の途中、お金もIDもすべて捨てた時から旅は興味深くなったと語る彼の旅は常識からすれば無謀でしょう。アメリカで暮らしたことのある方なら、IDがないということの重みはご存知だと思います。彼は自分のIDを焼き、私物を陸橋の下に埋め、偽名を名乗り旅を続けた・・・何のために?両親に見つからないように?別人になりたかったから?自分のバックグラウンドを捨てることで、自分自身がどこまで通用するかを試したかったこともあるでしょうし、また、彼は逃げたかったのだと思います。自分を取り巻くすべてのことから、特に両親から。最後に出会う年老いた退役軍人ロニー(ハル・ホルブロック)はそれを見抜きます。山の頂上で「許すということ」の尊さを語るロニーのシーンは、表面的なさりげなさとは裏腹に、この映画でももっとも重要な場面でしょう。
息の詰まる現実から遠く離れ、放浪の末アラスカの荒野で一人で自給自足を始めた彼はそれで自由になったのでしょうか?いいえ、一人になっても、現実逃避しても、問題からは逃げられない、なぜなら本当の問題は彼の心の中にあるのですから。一人になって初めて彼は自分の抱えている問題と向き合うことが出来たのではないか、映画の終わり、彼の手書きのメモを見た時そう感じました。
退役軍人ロニー(ハル・ホルブロック)と。
簡単に生きようと思えば生きられるのにあえて人生の寄り道をしたクリス。その経験は彼の人生にとってお金では買えない貴重なものでした。この旅は、彼の望みどおり彼の人生を変えました。旅の終わり方は彼の想像したものとは違っていても。
旅の終わりに彼が見つけた「幸せ」とはなにかの答え。それは衝撃の結末とともに、映画を見て確かめていただきたいと思います。
実話を元にした、アラスカを目指して2年間の「自分探し」の放浪の旅に出た青年のロードムービー。「荒野へ」(ジョンクラカワ著)原作、ショーン・ペン監督作品。iTunesのレビューで「見終わった後、人生が変わる映画」「こんな素晴らしい映画を見たことがない」等大絶賛されていたので「映画ぐらいで人生変わるかぃ!」と思いつつ見てみました。私が今年見た映画の中では間違いなくベスト3に入りそうな予感です。それどころか「人生の一本」になる可能性も?!「モーターサイクル・ダイアリーズ」に近い味わいでしょうか。この映画はもっとビターですが。
期待の新人ですか?青年クリス役エミール・ハーシュ。
1990年、アトランタの大学を主席で卒業した裕福な家庭の青年クリス(エミール・ハーシュ)は、ハーバードへ行くはずだった貯金を慈善事業に寄付し、家出同然にヒッチハイクの旅に出ます。冬、念願のアラスカの荒野でハンターの臨時シェルター用のバスを見つけた彼は、そこで春までの間自給自足の生活を始めますが・・・
アラスカの風景が素晴らしいです。リス丸焼きはちょっと(かなり)見たくない!
「自分探し」という言葉は私の苦手なものの一つですが、彼は不仲の両親(マーシャ・ゲイ・ハーデンとウィリアム・ハート)や当たり前の「平凡な生活」を嫌い、何かを見つけるために旅に出ました。色々な経験をし、いつしか旅の目的はアラスカの自然の中で一人で生活したいという究極のサバイバルへと変わっていきます。
旅の途中、お金もIDもすべて捨てた時から旅は興味深くなったと語る彼の旅は常識からすれば無謀でしょう。アメリカで暮らしたことのある方なら、IDがないということの重みはご存知だと思います。彼は自分のIDを焼き、私物を陸橋の下に埋め、偽名を名乗り旅を続けた・・・何のために?両親に見つからないように?別人になりたかったから?自分のバックグラウンドを捨てることで、自分自身がどこまで通用するかを試したかったこともあるでしょうし、また、彼は逃げたかったのだと思います。自分を取り巻くすべてのことから、特に両親から。最後に出会う年老いた退役軍人ロニー(ハル・ホルブロック)はそれを見抜きます。山の頂上で「許すということ」の尊さを語るロニーのシーンは、表面的なさりげなさとは裏腹に、この映画でももっとも重要な場面でしょう。
息の詰まる現実から遠く離れ、放浪の末アラスカの荒野で一人で自給自足を始めた彼はそれで自由になったのでしょうか?いいえ、一人になっても、現実逃避しても、問題からは逃げられない、なぜなら本当の問題は彼の心の中にあるのですから。一人になって初めて彼は自分の抱えている問題と向き合うことが出来たのではないか、映画の終わり、彼の手書きのメモを見た時そう感じました。
退役軍人ロニー(ハル・ホルブロック)と。
簡単に生きようと思えば生きられるのにあえて人生の寄り道をしたクリス。その経験は彼の人生にとってお金では買えない貴重なものでした。この旅は、彼の望みどおり彼の人生を変えました。旅の終わり方は彼の想像したものとは違っていても。
旅の終わりに彼が見つけた「幸せ」とはなにかの答え。それは衝撃の結末とともに、映画を見て確かめていただきたいと思います。
自分探しって都合のいい言葉ですよね。
「自分ってなによ」てところからして、曖昧。
自分を探すというより、自分がなにを探すべきかを探す、という意味ではないでしょうか。
かつて私も遠く旅に出ました。
親から離れ異国で自分一人で生きてみたかったのですが・・・
つまり現実逃避で、結局どこへ行って何をしようと自分は自分。
何かを変えようと努力しなければ何も変わらないし、人間は一人で生きられないと思い知りました。
旅は自分の内面を見つめなおすいい機会ですね。
だけど自分探しがテーマなんて解釈は見当違い。
本当の自分はアラスカに行けば見つかるものなんかじゃなくて自分の中にあるもの。主人公だってそのくらいはわかってるはず。
見ましたね。
見ればきっと、納得します。
「人生が変わるような映画」ってこの映画の感想を書いていた人の言いたかった事。
世の中感動するとか泣けるとかいう映画は沢山あるのですが、この映画は特別ですよね。
>「幸せは誰かと共有したときのみ存在する」
>この言葉、忘れられません。
本当ですよね。
あ~ヒトミンさんのこの言葉でまた泣けて来た・・・
それを発見できたことだけでも、彼は幸せだったと思いたいです。
>こんな素晴らしい映画に出会えてよかった、と思えて仕方がないです。
見ていない人には絶対見て欲しい!!!
ウチの近所のレンタル屋には1本しかないんですよっ!!
ありえないです…
ハンコックなんて30本以上あるのにw
ほんと、風景や動物が見惚れるぐらい素晴らしい。
映画館で観たかったな…
言葉では表せない映画。
見た後は、ちょっとトラウマ?ショック?でした。
ヘラジカを見るとブワーっと甦りますw
「幸せは誰かと共有したときのみ存在する」
この言葉、忘れられません。
こんな素晴らしい映画に出会えてよかった、と思えて仕方がないです。
仲間が増えて私は嬉しいです(涙)。
>ここ何年かで久しぶりに『その場限り』じやない映画を見ました。
私も、この映画は今年の一本、かもしれません。
去年のこの一本はパンズ・ラビリンスでしたが、どちらも見終わってからが「長い」。
見終わってすぐは見えてこなかったものが、しばらくするとまた見えてくるような映画です。
考えても考えても、答えは出ないんです。
彼の人生を、運命を、納得して受け入れるしかないんです。
彼が考え、見たものを出来るだけ再現し、結論を出さずに私たちに考えさせるように作った
ショーン・ペンおそるべし。
>自分にも同じような事を言われてもやりたかった事があった頃があったのではなかったのか?
>考えると夜も眠れません・・
私もそうでしたよ・・・
かいちょもしばらくはこの映画のことで頭がいっぱいになるでしょうねえ・・・
TBアリガトガザイマス。
ここ何年かで久しぶりに『その場限り』じやない映画を見ました。
ここまでしなくても探している答えは見つけられたのかも・・
でも、クリスにはこの方法しか思いつかなかった・・・
それを愚かだ浅はかだと言い切って良いのか?
自分にも同じような事を言われてもやりたかった事があった頃があったのではなかったのか?
考えると夜も眠れません・・
TBぺたり
新ブログで気分もさわやか!?
引っ越しの秋、ですからね。
あとで遊びにいきますね、よろしく。
こうだった。
すみません。
新ブログです。
名前をクリックしてください。
お願いします。
では。
こんばんは。
>聴いてるこっちが恥ずかしくなるような感じ(笑)
>そういうのが今はウケてるみたい…。
そーなんですよね?そういうの、結構おおいような気がしてます。やっぱり聞いてて恥ずかしい!って思ったんです。
>よく聴いてるのは
>実質あんまり売れてない人たちばかりだった…。
nbmさんらしいです(笑)。
いやいやマキシムザホルモンだってメジャーですよ。サマソニじゃTシャツ来た人一杯居ましたよ。
ようするに我々はヒットチャートに入ってくるようなJ-POPとはあまり縁がない、ということで・・・
聴いてるこっちが恥ずかしくなるような感じ(笑)
そういうのが今はウケてるみたい…。
私も実際そのテはよく聴いてないかも(爆)
よく聴いてるのは
実質あんまり売れてない人たちばかりだった…。
自覚が足りませんでした。ごめんなさい。
記事とは関係ない話ですみませんっ!(焦)
映画館でみると、打ちのめされるかもしれません。
レンタルで見てこの衝撃。
何も知らずにみたからよけいだったのかも。
でもレンタルになったら忘れずに見てくださいね。
>ジャパニーズ・ロックをたくさん聴いてると
>自分探しや励ましばかりじゃありませんよ。
nbmさんのよく聞くアーティストがそうなのかもしれません。
実を言うと以前、ラジオで流れるJ-popを聞いていて、「君がいるから僕は生きて行ける」とか「君に勇気をもらった」「ひとりじゃない」とかの歌詞が多くて、何じゃこりゃ、って思ったことがあります。
よーするに一般に受けるんでしょうか、そういう歌詞が。
まあうんぬん言えるほどj-pop聞いてないけどねえ!
秋公開じゃ、DVDになるのはいつのことやら(笑)
ジャパニーズ・ロックをたくさん聴いてると
自分探しや励ましばかりじゃありませんよ。
むしろ、ベタなものは少ないんじゃ?
とんちんかんなものが多いです(笑)
私がとんちんかんを求めて聴いてるからか(爆)
自分探しかぁ。なんだろねぇ。
いくら探したって、見つからない気がするけど。
探す前に、ここに”居る”じゃんみたいな(笑)
>これ、今年の秋に公開ですよね。
>本 持ってます。
そうですか、秋ですか。どおりで聞いたことないと思いました。
また秋になったらこの記事をひっぱりだそうかと思っています。
だって出来るだけ多くのひとにこの映画を見てもらいたいから。
一見地味だけど、忘れられない映画になるはずです。
>しばらくは、本のカバーを見るのさえ辛かったけれど、
>数ヶ月経ってからはまた繰り返して読んでみたりしました。
判ります。
この映画を見たのは日曜日ですが、いまだいろいろ考え続けています。
時間がたてば経つほど、最初のショックが薄れ、
いろいろなことが見えてきたような気がします。
今日も仕事の合間にちょっと(いや、結構一杯)追記しました。
>どんな結末になろうが、彼の望んだ人生なんだもの。
>それだけの心で挑んだ、答えを探す旅なんだもの。
彼が本に書き込んだメモを読んだとき泣けましたね・・・・
一人になって、見つけた答え。
「幸せは誰かと共有したときのみ存在する」
つまり「幸せは誰かと共有しなければ意味がない」。
あの状況であの答えは私には辛すぎました。
映画は事実に忠実に作ってあるようですから、
本人の言葉なんでしょうね。
映画の最後には、バスの前の本人のポートレイトが出てきます。
本と映画ではまた違う部分も一杯ありそうですので、
読んでみたいと思っています。
本 持ってます。
英語できないくせに、洋書までもムダに持ってます(^ω^)
寝る前にベッドの上でチラッと少しずつ読むつもりが、
どうしても止まらなくて一気に読んでしまって、
悲しくて苦しくて切なくて、だけどもとんでもなく素晴らしくて、
眠れずにぼんやりしました。
なんかテンションがぐんと下がってしまって、
「生きるってなんだあ??」みたいなことを
ぐるぐる考えて苦しくなりました。
その日のお仕事がえらいキツかった・・・。苦笑
しばらくは、本のカバーを見るのさえ辛かったけれど、
数ヶ月経ってからはまた繰り返して読んでみたりしました。
一部では「甘ったれたガキ」だとか評されてて、
ひねくれてんじゃねぇの?とか思っちゃいましたが。
お金を焼くとか、カードを焼くとか、
「それを得るのがどれだけ大変か知らないのか」
とか云ってみたり。
違うと思うんですけど。
それだけの固い意思なんじゃないですか?
わからないのでしょうか?
どんな結末になろうが、彼の望んだ人生なんだもの。
それだけの心で挑んだ、答えを探す旅なんだもの。
逃げ道を作らなきゃ生きられない人に、
口出す権利なんてなかろうに。
彼の心がどれだけ満たされたかを、
汲み取る事ができないなんて、
そんな人たちのが、彼よりよっぽど悲しい人生だろうに。
ま、人それぞれですよね、意見は(^ω^)
確かに、全くの知識なしにあんな旅をするのは無謀ですし。
裕福すぎた余り、危険予知能力が劣っちゃってたのかな。
それもまた、社会風刺な感じ。
映画公開、たのしみです(^ω^)
ショーン・ペン監督、ときいて「たしか結構才能あるひとだったんだよねえ・・」と思いつつ見たのですが、間違ってました。結構ではなく「かなり」でございます。俳優としては地味な人ですよね・・・
>ベスト3に入るって、それはすごいことではないですか。
>地味に見えるけど、いい映画なのかな。
地味でしょ、一見。しかし衝撃の結末が待ってます。すべてはあの本に書き込まれた一行のために綿密に用意されたストーリーなのかと思います。実話なのが悲しいというか。
「幸せってなんだろ?」「人生って何だろ」に答えを見つけた主人公は、ある意味ラッキーなのかもしれません。
大お勧めです。
ショーン・ペンの監督の映画ですか。
俳優だけでなく監督もこなす才人ですね。
この映画は初めて知りました。
ptdさんのベスト3に入るって、それはすごいことではないですか。
地味に見えるけど、いい映画なのかな。
メモメモ!
そう、自分探しってうさんくさい響きがありますよね。
まあ探したい人はがんばって探してね~と思います。
>今の邦楽の歌詞って自分探し系、自分を励まし系が多いですよ~
それ、私も思います。高校生とかがそれで励まされるんならそれはそれでいいと思いますけど、そんなんばっかじゃ疲れますよね。
イケメン探しの方がいいですか。
同感~~~!!
ってこの映画、絶対見てね!
日本でやったんだかどうだか判んないけど(無責任な・・・)。
ネタバレはダメな映画なんで、なんだか中途半端なレビューになってしまいましたが、一押しです!!
今の邦楽の歌詞って自分探し系、自分を励まし系が多いですよ~
だから好きじゃないんです。
日本のドラマの内容も自分探してどーのこーのっていうのが多いような気がしますけど。。。見てないのに言うのも無責任ですがw
自分探すよりイケメン探しのほうが楽しい~♪
この映画、観たいです!!
人生はいくらでも変えてみたいですッ!