世にある日々

現世(うつしよ)は 愛おしくもあり 疎ましくもあり・・・・

白魔女伝説 1

2017-11-18 | ☆ 白魔女伝説









人を救うことに疲れた天使が
静かな森に迷い込んだ

その森は
ときおり 穏やかな風が吹き
やさしい陽の光が こもれび となって
地上の小さな花の上に落ちていた

その 小さな花のうしろがには
小さな妖精たちがいた

妖精たちは警戒して
不安げに天使を見てた

こもれびの場所を見つけた天使は
そこに佇んで
ちらちらとゆれる陽の光を
見上げてた

不信 悪意 罵声 恨み 嫉妬 ・・・・

そんなものに疲れ果て
何も考えることが出来ずに
ただ 揺れる陽の光を見ていた








そのとき 妖精の向こう側を
輪郭の少し崩れた白い女が
通りすぎていった・・・・

なんだ あれは?

しばらくしてから
その白い女は
忘れ物を思い出したように
小走りで 天使のところに
もどってきた

あんた だれ・・・・

僕 天使・・・・

なんだか 疲れた天使ね~

うん・・・・

そうね~ わたし
あなたに 魔法をかけてあげるわ
「 日ごとの魔法 」 っていうの
毎日 どんなに こころ が疲れても
この魔法がかかっていれば
大丈夫よ

あとは
きちんと心地よい時間をとって
無理しないでね

そのための「 日ごとの魔法 」よ

そこから始まる
天使と白魔女の愛の物語・・・・




It's such a rainy day

2017-11-18 | ひとりごと








雨やね・・・・

朝 娘を介護所に送っていってから
買い物をして 家に帰ってきた

しばらく ぼっちの時間

紅茶とチーズで のんびりするか・・・・


マイケル・フランクスを流しながら
ぼ~っと 外の雨を見る

紅茶とチーズの組み合わせは
幸せの味


だらだらと過ごす ぼっちの時間


昼からは 「白魔女伝説」でも載せてみようかな






愚か人

2017-11-18 | ひとりごと










この世をば  まぼろしと言わば  まぼろしと
                                          言うもこだわる  愚か人 (おろかびと) かな

                                              by まあ


以前 西行について書いたことがある
その時 最後に載せた僕の和歌


この世は まぼろしで仮の世と言うのだけど
やっぱり こだわってしまう愚かなオレ

なんていう意味

つくづく 自分が愚か人だと思う

でも 昔とちがうのは
その愚か人を愛しんで
抱きしめられるようになったこと




花に染む 心のいかで残りけむ
捨て果ててきと 思ふわが身に


花の色に染まる こころ は なんで残ったのかなぁ
そんな心は捨てた わが身なのに・・・・

                     訳 まあ



なにとなく さすがに惜しき命かな
ありへば人や 思ひ知るとて


何となく やっぱり命が惜しいかな
僕を分かってくれる人がいるかもしれないから・・・・

                      訳 まあ



いとほしや さらに心のをさなびて
魂切れ ( たまぎれ ) らるる 恋もするかな


困ったもんだ・・・・ さらに こころ が幼くなってしまって
魂が尽きてしまうような恋をするとは・・・・

                       訳 まあ



こんな西行の和歌が 心にしみるよ









ふぉと は 老鴉柿 ( ろうやがき )

いい色しているなぁ と思う


静かに秋は深まっていくよね




真剣勝負

2017-11-16 | ふぉと









白鳥庭園で紅葉を撮っていたとき
見つけた花

このような花を撮るときは
けっこう真剣勝負

花の名前を確かめるでもなく
花 そのものの美しさを観る



不立文字

2017-11-15 | ひとりごと










不立文字 ( ふりゅうもんじ ) なんていう言葉ある
禅の言葉なんだけどね

仏の悟りを伝えるのに 言葉や文字によらず
心から心へと直接伝えること

なんていう意味かな

ある修行僧が座禅をしているときに
他の修行僧が ホウキで庭を掃いていて
石ころが転がって 竹に当たった音を
座禅している修行僧が聞いて
悟りを得た

なんていう話があったと思うけど
不立文字ってそのようなものかもね


でもね~

なんか その不立文字って違和感を感じるんです

いや 心の中で悟っていてもね
それを言葉とか文字で伝えられなければ
本当の悟りじゃないし
多くの人を幸せに出来ないのじゃないかなぁ~

なんて思ったりもするのです


オレの悟りは言葉や文字では伝えられねぇ~
なんて言って
独りよがりの世界に入っていく危険性もあるよね


自分自身の こころ の中にある大事なものを
言葉や文字にして
人様に伝えさせていただくことの難しさ

この行為の裏側には
愛というものが絶対に必要だと思うな






いやね 不立文字を否定するつもりは全然ないよ

なんかね 最近の まあさんは
この危険性に冒されているような感じがして

もう一度
言葉とか優しい気持ちとかを
丁寧に顕さないといけないかなぁ~

なんて思っているのです


簡単なことでも
丁寧に やさしく伝えていく

そんなことを 学ぶ機会があったのです


あ~ こころが固くなりかけていたなぁ~

なんて感じた まあさんでした





あなたのやさしさを

2017-11-13 | ふぉと










敗北と死に至る道が生活ならば

あなたのやさしさを オレは何に例えよう


                                   「あなたのやさしさをオレは何に例えよう」  エレファントカシマシ より











shade of you

2017-11-12 | ひとりごと










shade of you


階段の上から貴女が話しかけてきたとき
僕は天使が天から話しかけてきたと思いこんだ

とても しょうもない話だと
我ながら思うんだど

あの時 僕の問いかけに
「うん!」 なんて答えるから
下り坂から転がり始めた 僕の こころ

僕の こころの中で
貴女の影が踊っている・・・・




ほととぎす

2017-11-09 | ふぉと









久しぶりです

ここのところ ふぉとを撮らなかったので
更新をサボリまくっておりました 

今週は 娘がグループホームの体験入所で
まあさん お休みをもらって
旅に出ていました

昨日帰ってきたのですが
今日は 天気がよいから 紅葉はぼちぼちかなっ~と
白鳥庭園へ

紅葉は いまひとつでした
それに 風が強くて紅葉もぶれぶれ・・・・

ほととぎす が咲いていたので
風に揺れて撮りにくかったけど
何とか 撮ってまいりました







旅に出ていたとき 考えていたことがある

前から自分をリストラしたい
と思っていたけど
なんか 前に進めないでいた

60歳を過ぎて どう生きていこうかって考えてたけどね

前に進めずに 自分の人生に拗ねていた

でも 旅に出て さっぱりとした

もう義務感とかは なしで
道を楽しもうかなって思った

あと20年

80歳になるまで 新しい人生のスタートだな

20年あれば なんか出来るようになるだろな・・・・