世にある日々

現世(うつしよ)は 愛おしくもあり 疎ましくもあり・・・・

愚か人

2017-11-18 | ひとりごと










この世をば  まぼろしと言わば  まぼろしと
                                          言うもこだわる  愚か人 (おろかびと) かな

                                              by まあ


以前 西行について書いたことがある
その時 最後に載せた僕の和歌


この世は まぼろしで仮の世と言うのだけど
やっぱり こだわってしまう愚かなオレ

なんていう意味

つくづく 自分が愚か人だと思う

でも 昔とちがうのは
その愚か人を愛しんで
抱きしめられるようになったこと




花に染む 心のいかで残りけむ
捨て果ててきと 思ふわが身に


花の色に染まる こころ は なんで残ったのかなぁ
そんな心は捨てた わが身なのに・・・・

                     訳 まあ



なにとなく さすがに惜しき命かな
ありへば人や 思ひ知るとて


何となく やっぱり命が惜しいかな
僕を分かってくれる人がいるかもしれないから・・・・

                      訳 まあ



いとほしや さらに心のをさなびて
魂切れ ( たまぎれ ) らるる 恋もするかな


困ったもんだ・・・・ さらに こころ が幼くなってしまって
魂が尽きてしまうような恋をするとは・・・・

                       訳 まあ



こんな西行の和歌が 心にしみるよ









ふぉと は 老鴉柿 ( ろうやがき )

いい色しているなぁ と思う


静かに秋は深まっていくよね



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