実は 実家が中華料理屋だったりする
父は もう亡くなったが
父の作ったラーメンは この地方で有名なラーメンなんです
これは
母が作ったものだけど
おいしそうでしょ
このラーメンを食べに来る客が多くなったけど
父は商品登録しなかった
それで
ほかの店も このラーメンを売り出した
でも父は
それで みんなが儲かるなら
いいじゃない
なんて言っていた
店の営業時間も
夜の6時~8時までの2時間
それも
ほかの店の客を取りたくない
っていう理由から
でもね
父の味は
すべてにおいて ギリギリの
ここしかないという味のバランスを出す味を
作る人だった
個性が激しくぶつかり合う中で
一瞬 すべてを遙かなる高みに昇華させて
調和を作り出す調理人だった
よくテレビにも出ていたし
スガキヤからカップラーメンを売り出された
でも
もう その味を堪能することが出来ないのが
少し 寂しいな
また逢う日まで