そろそろ「洗い」に入ります・・・とは nisica のM氏の言葉です。
商品の全てを工場さん任せにせず、自分達の手で洗い、干して、その風合いを
そのまま小売店に届ける為の面倒な仕事が始まる時期になりました。
ぼちぼちこの秋冬物商品が工場から上がってくるので、洗い担当のM氏が
秘密の洗い場で早朝より洗濯、そして乾燥機は使わず天日干し。
ほんのたまに、シャツ一枚やパンツ一本を洗ってハンガーにかける、なんて
ことをしますが、それさえも面倒です、私にとっては。
仕事とはいえ、何十枚ものシャツやジャケットを洗って干したり、なんて、
まして真夏の陽射しの下での作業は想像するだけで疲れてきます。
しかし、これだけは、やはり自分達で続けていくとM氏は言いますが、これが
結構大切なことなのでしょう。この作業をしなくなったら、他人任せにして
しまったら、なんだか魅力が褪せてしまう気がするのは、私だけではないと思って
いるのです。