MMMMM のステンカラーコートをご注文下さったTさんからの
メールにこんな言葉が。
男は黙ってステンカラー・・・
コートを翻してこそ(背中に)哀愁が漂う・・・
ウーム 思わず唸ってしまった。
コートの似合う男はやはり魅力的だし、映画でも印象に残る着こなしや
シーンにはものすごく刺激を受ける。
ステンカラーコート・・・ありふれたものでありながら、いや
だからこそ、その生地感やシルエットで大きく差が出るもの。
その意味でMMMMM とsoutiencol のデザイナー三浦氏が作る
ステンカラーコートに勝るものはないと確信し、大ファンでもある。
三浦氏には忘れられないステンカラーコート姿があって。
かれこれ10年くらい前だろうか。展示会にお邪魔したあと、お昼でも・・・
と誘われ共にアトリエを出た時、氏はチャコールグレイのステンカラーを
羽織った。白いシャツにハイゲージのボルドーカラーのニット、グレイの
パイプドステムと名付けられていたコットンのパンツ、黒のウエストンの
確かゴルフ。そうして小さなボルドーカラーのストールを巻いていたことも
印象に残る。
仕事に人生にくたびれてしまったオヤジのコート姿ではない
渋い男の姿が今も忘れられずにいる。
最近腹出てきてね、と腹周りをさする姿さえカッコイイと思い、
オレも腹出してえ!と思った。今は念願かなって出た・・・
なんてエピソードは以前綴ったとおりだ。
男は黙ってステンカラー・・・
ビールメーカーの一言のようだが、中々名言のような気がする。