自分の置かれている立場によって、
自分の周りに集まってくるメンバーは変わってくるものだ。
例えば自分が会社に勤めている時は会社の同僚や、
協力会社である技術プロダクションの営業担当者とタムロし、
主に会社の愚痴や遊びの話をしていた。
その会社を辞め自分がフリー監督になってみると
フリーの技術スタッフとタムロし、
作品論や技術論を会話するようになった。
そして社長になってみると
協力会社の社長や幹部とタムロし、経営について話をするようになる。
時には気心の知れたスポンサーとも出会い、
愚痴を聞いたり助言することも増えてくる。
このように立場が変わるからこそ
仲間が増え、話題も変わり、人は成長するのかもしれない。
例えばイベントをする場合、
いつも同じ会場で行うとマンネリになりやすい。
思い切って新たな会場を探し、そこで行うと
同じ事をしようとしてもまずできない。
つまり会場を変えるのがマンネリ打破には一番の特効薬になる。
同様に自分のポジションを変えずにマンネリ化を打破するのは難しい。
(当社の関係スタッフを集めての忘年会)
監督として自分を進化させたいと願うなら、
まず自分の思いをいつも発信することだ。
そうするといつしか気心の知れたスタッフが周りに集まっている。
さらに進化させたいなら、思い切ってスタッフを若手に一新することだ。
というのも若手スタッフと組めば、
また1から自分の思いを発信しなければならないからだ。
一方で若手スタッフは経験が少ないので、
突発的な事象に対する俊敏性に欠ける。
それを予め想定内に入れて、気心の合ったスタッフと組んだ時よりも
綿密な打合せを行なうことで、強固なチーム力を作っていく。
教えるには教える以上の内容をこちらも勉強しなければならない。
それでもなお進化したければ、
映像に拘らず他のメディアに挑戦してみることだ。
とはいえ最近の代理店・プロダクションは脆弱化しており、
フリーにそんなことをやらしてくれるところはない。
となると、私のように会社を立ち上げ、自分でその場を作るしかない。
ただし個人会社ではフリーとなんら変わらない。
やはり数名の社員を雇い、お互いに補完し合い、
企業としての体を成さないと様々なジャンルの仕事を取ることもできない。
(1993年 社員の結婚披露パーティーで熱唱する私)
しかし会社は個人のものではない。従業員のものでもある。
また従業員には家族があるので、一旦立ち上げた会社を
むやみやたらに畳んだりもできない。
社会保険や労働保険にも加入しなければならないし、
給料の遅配などもってのほかだ。
そうしていくと自分よりも、自分の家族よりも、
従業員を最優先に考えるようになる。
先般、従業員の一人が家を買うので就業証明書が欲しいと言ってきた。
相当、奥さんが苦労して遣り繰りしてきたのだろうが、
我が社の給料で家が買えるとは社長としてとても嬉しいが
その借金返済の為に、昇級やボーナスupも
今後考えていかねばと、社長である私のプレッシャーは一回り大きくなる。
また新人君が、今年10月に結婚するという。
学校を出て新卒で入社し2年目にも関わらず、もう結婚するという。
ちゃんと将来を考えてるのか?
また一人家族が増える私の「喜び」と同時に
増える「責任の重さ」を理解してるのかよ!
また別の社員だが、
「スキルアップの為に中小企業診断士の学校に通わないか」と提案したら
快諾し昨年から通っている。
会社として授業料の負担などあるが、「スキルアップしたい」と願う気持ちが
我が社から生まれたことは自慢に値する。出来る限りのフォローはせねばと。
がしかし、それにつけても私は思う。
(創業の頃、どうチームをつくるか
暗中模索の中だったが富士・箱根方面へ社員旅行に行く)
自分のやりたいことを実現するために会社を立ち上げたのに
一体誰のために自分は働いているのかと…
もしそれが社員のためだけなら相当馬鹿らしいのではないか?
実は私は即座に「馬鹿らしいくない。喜ばしいことだ」と
完全否定できるほど、人間がまだ成長していない。
「馬鹿らしい」と一方で思う自分がいる。
確かに会社を立ち上げて視野は大きく変わった。
同志も増え、事業も広がっている。
比較はナンセンスだが、フリー監督をしているより今の方が
毎日が充実しているように思う。がしかしそれにつけても負担が大きすぎる。
私は会社を大きくするために事業を始めたわけではない。
お金儲けのために会社にしたわけではない。
ただこの仕事が好きで自分を成長させたいからこそ
会社を立ち上げたに過ぎない。
にもかかわらずいつしか誰のために働いているのかわからなくなりつつある。
好きな仕事を続けているだけに、まさに正念場だ。
ではお先真っ暗かといえばそうでもない。
明確には答えられないが真っ暗ではないような…気がする。
好きになったら、たいていみんなバカになる。だから正念場なのかもしれない。
(2012年度の東海方面への社員旅行)
プロボクシングのWBC、WBA王座統一戦で、八重樫 東選手を破り
日本選手で初めて両団体の統一王者となった井岡 一翔選手は
インタビューで八重樫選手を讃えながらも
「通過点にすぎない」と胸を張り語った。
私はそこまで胸を張って答えられないが、ただいま私が言えるのは
「そんなにお先真っ暗ではない」ということとぐらいだ。
会社を興して16年。
ここからが社長としての正念場である。そして日々、あがいていきます。
自分の周りに集まってくるメンバーは変わってくるものだ。
例えば自分が会社に勤めている時は会社の同僚や、
協力会社である技術プロダクションの営業担当者とタムロし、
主に会社の愚痴や遊びの話をしていた。
その会社を辞め自分がフリー監督になってみると
フリーの技術スタッフとタムロし、
作品論や技術論を会話するようになった。
そして社長になってみると
協力会社の社長や幹部とタムロし、経営について話をするようになる。
時には気心の知れたスポンサーとも出会い、
愚痴を聞いたり助言することも増えてくる。
このように立場が変わるからこそ
仲間が増え、話題も変わり、人は成長するのかもしれない。
例えばイベントをする場合、
いつも同じ会場で行うとマンネリになりやすい。
思い切って新たな会場を探し、そこで行うと
同じ事をしようとしてもまずできない。
つまり会場を変えるのがマンネリ打破には一番の特効薬になる。
同様に自分のポジションを変えずにマンネリ化を打破するのは難しい。
(当社の関係スタッフを集めての忘年会)
監督として自分を進化させたいと願うなら、
まず自分の思いをいつも発信することだ。
そうするといつしか気心の知れたスタッフが周りに集まっている。
さらに進化させたいなら、思い切ってスタッフを若手に一新することだ。
というのも若手スタッフと組めば、
また1から自分の思いを発信しなければならないからだ。
一方で若手スタッフは経験が少ないので、
突発的な事象に対する俊敏性に欠ける。
それを予め想定内に入れて、気心の合ったスタッフと組んだ時よりも
綿密な打合せを行なうことで、強固なチーム力を作っていく。
教えるには教える以上の内容をこちらも勉強しなければならない。
それでもなお進化したければ、
映像に拘らず他のメディアに挑戦してみることだ。
とはいえ最近の代理店・プロダクションは脆弱化しており、
フリーにそんなことをやらしてくれるところはない。
となると、私のように会社を立ち上げ、自分でその場を作るしかない。
ただし個人会社ではフリーとなんら変わらない。
やはり数名の社員を雇い、お互いに補完し合い、
企業としての体を成さないと様々なジャンルの仕事を取ることもできない。
(1993年 社員の結婚披露パーティーで熱唱する私)
しかし会社は個人のものではない。従業員のものでもある。
また従業員には家族があるので、一旦立ち上げた会社を
むやみやたらに畳んだりもできない。
社会保険や労働保険にも加入しなければならないし、
給料の遅配などもってのほかだ。
そうしていくと自分よりも、自分の家族よりも、
従業員を最優先に考えるようになる。
先般、従業員の一人が家を買うので就業証明書が欲しいと言ってきた。
相当、奥さんが苦労して遣り繰りしてきたのだろうが、
我が社の給料で家が買えるとは社長としてとても嬉しいが
その借金返済の為に、昇級やボーナスupも
今後考えていかねばと、社長である私のプレッシャーは一回り大きくなる。
また新人君が、今年10月に結婚するという。
学校を出て新卒で入社し2年目にも関わらず、もう結婚するという。
ちゃんと将来を考えてるのか?
また一人家族が増える私の「喜び」と同時に
増える「責任の重さ」を理解してるのかよ!
また別の社員だが、
「スキルアップの為に中小企業診断士の学校に通わないか」と提案したら
快諾し昨年から通っている。
会社として授業料の負担などあるが、「スキルアップしたい」と願う気持ちが
我が社から生まれたことは自慢に値する。出来る限りのフォローはせねばと。
がしかし、それにつけても私は思う。
(創業の頃、どうチームをつくるか
暗中模索の中だったが富士・箱根方面へ社員旅行に行く)
自分のやりたいことを実現するために会社を立ち上げたのに
一体誰のために自分は働いているのかと…
もしそれが社員のためだけなら相当馬鹿らしいのではないか?
実は私は即座に「馬鹿らしいくない。喜ばしいことだ」と
完全否定できるほど、人間がまだ成長していない。
「馬鹿らしい」と一方で思う自分がいる。
確かに会社を立ち上げて視野は大きく変わった。
同志も増え、事業も広がっている。
比較はナンセンスだが、フリー監督をしているより今の方が
毎日が充実しているように思う。がしかしそれにつけても負担が大きすぎる。
私は会社を大きくするために事業を始めたわけではない。
お金儲けのために会社にしたわけではない。
ただこの仕事が好きで自分を成長させたいからこそ
会社を立ち上げたに過ぎない。
にもかかわらずいつしか誰のために働いているのかわからなくなりつつある。
好きな仕事を続けているだけに、まさに正念場だ。
ではお先真っ暗かといえばそうでもない。
明確には答えられないが真っ暗ではないような…気がする。
好きになったら、たいていみんなバカになる。だから正念場なのかもしれない。
(2012年度の東海方面への社員旅行)
プロボクシングのWBC、WBA王座統一戦で、八重樫 東選手を破り
日本選手で初めて両団体の統一王者となった井岡 一翔選手は
インタビューで八重樫選手を讃えながらも
「通過点にすぎない」と胸を張り語った。
私はそこまで胸を張って答えられないが、ただいま私が言えるのは
「そんなにお先真っ暗ではない」ということとぐらいだ。
会社を興して16年。
ここからが社長としての正念場である。そして日々、あがいていきます。
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