株式会社プランシードのブログ

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その530.最近ドローンに凝っている5の4

2021-09-01 06:20:37 | 制作会社社長の憂い漫遊記

最近私はドローンに凝っている。

そんな中、慌てん坊で、せっかちな私の

ドローンフライト初期の失敗談VOL3。

 

教訓⑨意外と撮れ高は少ない!

バッテリー1個で約30分間フライトできるが、

実際の撮影時間は3分あるかないかだ。

欲しい映像を得るためには、ドローンの位置決めと、

リハに時間を使ってしまう。

また誤って録画ボタンを押したり、

ムービーではなく写真モードだったりと、

初心者的ありえねー失敗も重なる。

そのためバッテリー1個の撮れ高は、思う以上に少ない。

撮れ高を増やすには、ドローンを思いのまま操れることが最重要になる、

至極当たり前のことだが!

撮影のボタンを押すには、判断力や集中力、忍耐力が大切だが、

その前に操作に馴れることだ。

閑話休題それはさておき、仕事での話。

最近の新人のカメラマンはカメラにやたらと詳しい。

カメラが電子化されて、これまでのプロのテクニックが

ボタン1つでできるようになったこともあり

頭に操作マニュアルが入っているからだろう。

しかし、カメラを操作できるのはカメラマンとしての基本であり

カメラ助手(カメラオペレータ)の領域である。

カメラマンとは監督の意図を、監督の想像を超える表現力で

見える化することだ。

ドローンを操作してみると、

普段、演出としてカメラマンに思うことが実体験できる。

撮影のボタンを押すには、基本をマスターした上で発揮される表現力。

さらに表現するための判断力、集中力、忍耐力だ。

今更ながら、あらためて認識できた多田であった。

 

教訓⑩フライトごとに録画チェックする!

必死で操縦していると意外と何が映っているか見落としがち。

撮った気になっているがあらためて見直すとボロボロということも。

1回目1時間と2回目1時間のテストフライトでのカットは、

とても使えた代物ではなかった。

例えば、カメラワークでパンという撮影方法がある。

カメラを水平方向に回転させ、横に長い撮影エリアを

1ショットで見せる撮影技法だ。

この場合、いきなり回転させるのではなく、ジワリと動き始め

ジワリと終わるのが良いのだが、ドローンの動きだし、終わりも同様。

ドローンのカメラには広角レンズがついているので

スピードに乗っても違和感がないカットが取れるが、

動き始めと、終わりはジワリで撮影しておくと

編集ではどこからでも使える、使いやすいカットになる。

しかしテストフライト中の私は、録画ボタンを押すのを忘れたり

ドローンの操作がおぼつかず、ゆっくり停止をイケイケGOにしたりと。

また、録画終了ボタンを押すのを忘れてということも度々。

タブレットにも録画されているのでフライト後には確認し、

不要な物が映っている場合や操作ミスがあれば即取り直せ。

普段私がカメラマンに言う「イマイチやなぁ、もっかい、いこか!」を

容赦なく己にもぶちかまさなければならない。

「まだか?何回リテイクするの?」とカメラマンの口癖が

己の口から出かかっても、呑み込みリテイクせよ!

▲俯瞰撮影が一番良いとは限らない!

 

教訓⑪撮った映像は意外とつまらない!

空撮は何だかすごい映像を撮った気になるが、

映っている映像をチェックすると大抵たいした映像ではない。

確かに空撮なので地上から見た映像とは異なるが、

地上から見た方が分かりやすく迫力のある映像の場合もある。

ドローンはワイドレンズで撮影していることもあり、

高度や角度、ドローンのスピードなどを分かって撮影しないと

意図が反映されず、間抜けな映像になる。

つまり、使えね~のだ。

 

教訓⑫編集でワンカット3分使うことはない!

ドローンで取れる映像はFIXか移動映像だ。

FIXは静止画と同じだが、上空から撮るので面白い映像になる。

被写体(風景)に動きがあれば相当面白い映像になる。

ドローンを移動させながら撮影する移動撮影では、

前後(ドリー)、左右(トラック)、上下(チルト)か、

それらを複合した動きの映像が撮れる。

逆に、固定カメラなのでズームはできない。

まあ私は基本的にはズームが嫌いなので問題なし!

(ズームとドリーの違いは、そのを参照)

しかし編集で使うのは長くて15秒。15秒は相当長い。

だからといって15秒を最高速度で撮影しても、

編集で前後に画をつなぐと速すぎて疲れる。

つまり最高速度で撮ることよりも、ゆったりとしっかり

被写体(風景)を撮ることを意識した方がよい。

どうしてもカメラ(=ドローン)の動きの速さを重視したいなら、

編集で倍速にすると覚悟すればよい。

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プロのカメラマンが命がけで身に付けた技を、

素人が一朝一夕でできるわけがない。

お金を取れる技の修得への道程は万里の長城級だ。

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