シリウス日記

そうだ、本当のことを言おう。

その39・西の山降水量と皿川水位の関係など

2022-05-27 15:33:05 | 日記

追記:2023/10:飯山市と足立市長の説明がミスリードになっている件

飯山市と足立市長の説明では「今までにない降水量が皿川上流にあったため、皿川が氾濫し堤防が決壊した」と言うものでした。

しかしながら、上記の証言にあります様に「そんなに上流では大量の水は流れていなかった」となっています。

そうして気象庁が過去30年に渡ってレーダー観測してきたデータからの雨量推計から皿川の流量を計算した値に比較しても「今回の皿川上流からの流量は警戒レベルでしかなかった」となっています。

つまり「今回の上流からの流れ込み流量では堤防決壊は起らない」と言っているのですよ、気象庁は。

その事についての気象庁のまとめは以下の資料になります。

台風第19号の事例における雨量等の予測と実際の状況等について(速報)
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/jirei/sokuhou/R011012.pdf

10ページに注目すべき表があります。

今回、台風19号で堤防が決壊した支流河川をまとめたものです。

そのまとめの中で唯一、皿川のみが「警戒レベルでしかない上流からの流れ込みで堤防が決壊している」のです。

そうしてこれは「異常な事が皿川で起きていた事」を示しています。

その「異常な事」とは「降水量が多かった」という事ではありません

それ以外の「異常な事態が皿川で起きていた」という事を示しているのです。

さてでは飯山市と足立市長が「歴代最高の雨量であった」と言うのはまちがいなのでしょうか?

いやそれは単に「飯山市が持っている短い観測記録から見るとそうであった」という事に過ぎないのであります。

気象庁がもっているより長い観測記録からみれば今回の皿川上流の降水量は「警戒すべき雨量であるがその程度であって、すぐに堤防決壊に結びつく様な雨量ではなかった」のです。

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2022年5月27日

飯山降水

2022/05/27 15:00 0.0 --- 0.0 --- --- 24.5 24.5 24.5
14:00 0.0 --- 0.0 --- --- 24.5 24.5 24.5
13:00 0.0 --- 0.0 --- --- 24.5 24.5 24.5
12:00 0.0 --- 0.0 --- --- 24.5 24.5 24.5
11:00 0.0 --- 0.0 --- --- 24.5 24.5 24.5
10:00 0.0 --- 2.0 --- --- 24.5 24.5 24.5
09:00 1.5 --- 7.0 --- --- 22.5 22.5 22.5<--ピーク60分雨量
08:00 0.5 --- 3.0 --- --- 15.5 15.5 15.5
07:00 0.5 --- 4.0 --- --- 12.5 12.5 12.5
06:00 0.5 --- 2.5 --- --- 8.5 8.5 8.5
05:00 0.5 --- 2.5 --- --- 6.0 6.0 6.0
04:00 0.5 --- 2.0 --- --- 3.5 3.5 3.5
03:00 0.0 --- 1.0 --- --- 1.5 1.5 1.5
02:00 0.5 --- 0.5 --- --- 0.5 0.5 0.5
01:00 0.0 --- 0.0 --- --- 0.0 0.0 0.0
00:00 0.0 --- 0.0 --- --- 0.0 0.0 0.0
2022/05/26 23:00 0.0 --- 0.0 --- --- 0.0 

斑尾降水

2022/05/27 15:00 0.0 0.0 0.0 0.0 2.0 30.0 30.0 30.0
14:00 0.0 0.0 0.0 0.0 10.0 30.0 30.0 30.0
13:00 0.0 0.0 0.0 0.0 13.0 30.0 30.0 30.0
12:00 0.0 0.0 0.0 2.0 18.0 30.0 30.0 30.0
11:00 0.0 0.0 0.0 10.0 21.0 30.0 30.0 30.0
10:00 0.0 1.0 2.0 13.0 24.0 30.0 30.0 30.0
09:00 1.0 4.0 8.0 16.0 24.0 28.0 28.0 28.0<--ピーク60分雨量
08:00 1.0 2.0 3.0 11.0 18.0 20.0 20.0 20.0
07:00 1.0 3.0 5.0 11.0 16.0 17.0 17.0 17.0
06:00 1.0 2.0 3.0 8.0 12.0 12.0 12.0 12.0
05:00 0.0 1.0 3.0 7.0 9.0 9.0 9.0 9.0
04:00 0.0 0.0 2.0 5.0 6.0 6.0 6.0 6.0
03:00 0.0 1.0 2.0 4.0 4.0 4.0 4.0 4.0
02:00 0.0 0.0 1.0 2.0 2.0 2.0 2.0 2.0
01:00 0.0 0.0 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0
00:00 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
2022/05/26 23:00 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0

黒岩降水

2022/05/27 15:00 0.0 0.0 0.0 0.0 2.0 26.0 26.0 26.0
14:00 0.0 0.0 0.0 0.0 8.0 26.0 26.0 26.0
13:00 0.0 0.0 0.0 0.0 11.0 26.0 26.0 26.0
12:00 0.0 0.0 0.0 2.0 16.0 26.0 26.0 26.0
11:00 0.0 0.0 0.0 8.0 19.0 26.0 26.0 26.0
10:00 0.0 0.0 2.0 11.0 22.0 26.0 26.0 26.0
09:00 1.0 2.0 6.0 14.0 22.0 24.0 24.0 24.0<--ピーク60分雨量
08:00 1.0 2.0 3.0 11.0 17.0 18.0 18.0 18.0
07:00 1.0 3.0 5.0 11.0 15.0 15.0 15.0 15.0
06:00 0.0 1.0 3.0 8.0 10.0 10.0 10.0 10.0
05:00 0.0 1.0 3.0 6.0 7.0 7.0 7.0 7.0
04:00 0.0 0.0 2.0 4.0 4.0 4.0 4.0 4.0
03:00 0.0 1.0 1.0 2.0 2.0 2.0 2.0 2.0
02:00 0.0 0.0 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0
01:00 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
00:00 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
2022/05/26 23:00 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0

皿川

内水位        外水位  
【24時間履歴】   【24時間履歴】  
-2022/05/27-   -2022/05/27-  
 15時     0.40→  15時     0.36↓
 14時     0.40↑  14時     0.37↓
 13時     0.38→  13時     0.38↓
 12時     0.38→  12時     0.40→
 11時     0.38→  11時     0.40↓
 10時     0.38→  10時     0.43↑ <--ピーク
 09時     0.38→  09時     0.40↑
 08時     0.38→  08時     0.37↑
 07時     0.38→  07時     0.34↑
 06時     0.38→  06時     0.31→
 05時     0.38→  05時     0.31↑
 04時     0.38→  04時     0.30↑
 03時     0.38→  03時     0.28→
 02時     0.38→  02時     0.28→
 01時     0.38↓  01時     0.28↑
 00時     0.40→  00時     0.27↑
-2022/05/26-   -2022/05/26-  
 23時     0.40→  23時     0.25→
 22時     0.40→  22時     0.25↓
 21時     0.40→  21時     0.28→
 20時     0.40→  20時     0.28→
 19時     0.40→  19時     0.28↑
 18時     0.40→  18時     0.27↑
 17時     0.40→  17時     0.25→
 16時     0.40→  16時     0.25→

山に降った雨が1時間で千曲川に流れ込む!!

ちなみに皿川樋門、内水位計は信頼性なし

水量が少ない場合は外水位計の数値のみ信頼できる。

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広井川

内水位       外水位計  
【24時間履歴】   【24時間履歴】  
-2022/05/27-   -2022/05/27-  
 15時     0.30↓  15時     0.19↑
 14時     0.33↑  14時     0.16→
 13時     0.32↓  13時     0.16↓
 12時     0.35↓  12時     0.18↓
 11時     0.38→  11時     0.19↓
 10時     0.38↓  10時     0.22↑<--ピーク
 09時     0.39↑  09時     0.21↑<--ピーク
 08時     0.33↑  08時     0.19↑
 07時     0.30↓  07時     0.16↓
 06時     0.31→  06時     0.17↑
 05時     0.31↑  05時     0.16↑
 04時     0.29↑  04時     0.15↑
 03時     0.28→  03時     0.14→
 02時     0.28→  02時     0.14→
 01時     0.28↑  01時     0.14→
 00時     0.27↓  00時     0.14→
-2022/05/26-   -2022/05/26-  
 23時     0.29↑  23時     0.14→
 22時     0.28→  22時     0.14→
 21時     0.28↓  21時     0.14↓
 20時     0.29↑  20時     0.15→
 19時     0.28→  19時     0.15↑
 18時     0.28↑  18時     0.14↑
 17時     0.26→  17時     0.13↑
 16時     0.26↑  16時     0.12→

広井川も同様に山に降った雨が1時間で千曲川に流れ込む!!

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5月27日雨降り 28日0時時点での前日との比較

さらがわ 増水 1~4ミリ (危機管理1ミリ;外水位4ミリ)

斑尾川 増水 11ミリ

斑尾川 増水しやすい > 皿川

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・城山の雨水排水ポンプ場とその周辺整備について、ようやく飯山市も手を入れ始めた模様。(2022年6月 記)

いままでの錆が浮き出たポンプ場の外観、同様にして錆ついた飯山水位観測所の水位標、あのありさまは飯山市がいかに水防に対して不熱心であるか、予算を付けてこなかったか、と言う事を明確に表していた。

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7月終わりのゲリラ豪雨、時間95ミリで1時間ふったが

栄川水量増加したものの、市街地に水があふれる事は無かった。

しかし危機来るでは紫が点灯した。<--安全サイドの設定だが、過剰反応に見える。

ちなみに今井川遊水池に水があふれる水位2mまであと80センチまで水位上昇。

それで今井川、黄色点灯した。

2022年7月27日

清川のカメラ、ようやく起動したのを確認した。

皿川と清川の流域面積

皿川の方が少し大きいか

まあでもほとんど同じだな

両方とも斑尾起点だし

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洪水や土砂災害の予報業務、民間会社に解禁へ…契約者に細かく情報提供し局地被害防ぐ

https://archive.ph/TBJrA

『気象庁は、洪水や土砂災害の予報業務の一部を、民間の気象情報会社などに解禁する方針を決めた。これまで国と自治体が一元的に担ってきたが、契約を結んだ特定の利用者に限定した予報の提供を民間に認め、早ければ来年度にも実施する。局地豪雨などによる災害が増える一方、地域を細分化した予報には限界があり、民間参入で地域の災害リスクに応じた、きめ細かな情報提供を促す。

 気象予報の提供は、気象業務法に基づく国の許可が必要となる。1993年の同法改正で規制が緩和され、天気、高潮、波浪など6分野が既に解禁されている。

 洪水と土砂災害の2分野は、人命に関わり、誤った予報が混乱を招く恐れがあるとして見送ってきたが、民間の予報技術の向上に伴い、許可することにした。許可に必要な技術基準を策定中で、早ければ来年度中に申請の受け付けを始める。事業者は、日本気象協会、ウェザーニューズといった大手気象情報会社、研究機関などが想定されている。

(写真:読売新聞)

 ただし、住民に広く周知する予報の提供は、避難の判断に関わるため、民間には許可せず、引き続き国や自治体の責任で実施する。

 具体的には、国から雨量や河川水位のデータ提供を受けた民間業者が、特定地域の地形を分析し、独自に洪水や土砂災害を予測。契約を結んだ山裾に立地する福祉施設や河川近くの工場に情報を提供するといった活用のイメージになる。

 線状降水帯の発生などによる局地的豪雨は、一部地域に犠牲者が集中する傾向が目立っている。

 2014年の広島土砂災害では、広島市安佐北区と安佐南区だけで計77人が犠牲となった。16年の台風10号では、岩手県岩泉町で河川が氾濫し、認知症グループホームの入所者9人全員が犠牲になっている。

 これに対し、国や自治体の気象予報や避難の呼びかけは、細分化が難しい。

 土砂災害では、地域ごとの地形や土質は考慮されず、14~19年に全国で約9000回の土砂災害警戒情報が発表されたが、実際にその地域で起きたケースは13・7%。国と都道府県が管理する約2万1000河川では、多くが水位の実測値の公表にとどまり、洪水の予報ができるのは約2%だ。

 気象庁は「個別の山や中小河川の状況を踏まえての予報までは『公』では難しい」とし、民間の活用で、早めの対応を促し、被害軽減につなげたい考えだ。』

 

・PS 飯山市の皿川氾濫に見る問題点の検討・一覧//