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絵じゃないかおじさんぐるーぷ
船の大きさは、小舟の3~4倍はありました。
秋乃さんの叔父さんにしても、少しの波風ぐらいでは
沈まないような船を手当てしたのでしょう。
養子の身の上での大金の出費、さぞかし苦労したことで
ありましょう。
秋乃さんたちは、交替で舵を取っていました。
二人で夜を過ごすことなど、始めてのことですから、
睡魔などは近づけなかったのでしょう。
秋乃さんは、白い割烹着を着て、頭に白い手ぬぐいを被り、
朝ご飯の支度を始めました。
七輪を二つ用意し、ご飯と味噌汁を作っているようです。
葱を刻む手が何となくぎこちないですね。
味噌汁の作り方は、おカネ婆さんに聞いてきたようです。
つづく
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